イベント・舞台挨拶

『ザ・クリエイター/創世者』ジャパンプレミア

© 2023 20th Century Studios

 『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』を手掛け、世界中で高い評価を得たギャレス・エドワーズ監督の最新作にして、『TENET テネット』でも主演を務めたジョン・デヴィッド・ワシントン、『インセプション』などハリウッド大作への出演が続く日本を代表する俳優・渡辺 謙が豪華共演を果たす、感動のS Fアクション超大作『ザ・クリエイター/創造者』が、ついに今週20日(金)公開。

 一足早く公開を迎えたアメリカでは、「今年の最高の映画であり、過去最高のSF映画」「オスカーに値する」との絶賛レビューが相次ぐ本作。ギャレス監督の手腕が存分に発揮された、美しくダイナミックに描き出される近未来の様相と、現代の私たちにも身近なテーマにドラマチックに切り込むストーリーに、「未来の世界を驚くほど魅力的に表現しているだけでなく、深いテーマも兼ね備えた心を揺さぶる強烈な作品」「単なるSF映画ではなく、現代の大きな課題であるAIと人間との関係をエモーショナルに描き出す唯一無二のストーリー」「AIロボットと共存する日本含む“ニュー・アジア”の在りようは近未来の世界を預言してるかのよう」との声も挙がり、日本国内でも熱い視線が注がれている。そんな本作の日本公開を目前に控える中、10月17日(火)、本作のジャパンプレミアを開催! ギャレス・エドワーズ監督、物語の重要なカギを握る超進化型AI の少女・アルフィー役吹替声優を務めた堀越麗禾(ほりこしれいか)、さらに、渡辺 謙演じるAIシミュラント(模造人間)〈ハルン〉そっくりのスタチュー、通称“謙ドロイド”が登場し、日本ファンと共に映画の公開を祝福した。

 現在継続されている全米俳優組合ストライキにより参加が叶わなかったキャストたちの名前を入れたオリジナルTシャツを自ら着用し、「コンニチハ!」という元気な日本語の挨拶で登場したギャレス・エドワーズ監督。

 大の親日家としても知られ、今回が『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』以来7年ぶりのPR来日となったギャレスは、「撮影の最後に行ったのが日本。今日ここへ来る道中に奇妙なことにロケ地を通って、街中の広告ビジョンに『ザ・クリエイター/創造者』のトレーラーがかかっていた。特別な縁を感じたような不思議な気持ちになりました」と、撮影地への凱旋に感慨深げな様子。そんなギャレスが描き出したのは、AIと人間の未来を描くドラマチックな物語――。その舞台となる近未来の世界をリアル且つ壮大に描き出すため、ギャレスら製作陣は8ヵ国80ヵ所を訪れ、日本でも渋谷・新宿などで撮影を行った。ギャレスは「日本の文化やデザインに非常に影響を受けています」と話し、「僕が子どもの頃、日本が描く未来像に憧れたのですが、今回の作品はそれを投影したような映画になっている。日本は心から大好きだし、この作品は日本へのラブ・レターなんだよ!」と、日本のファンには特に注目してほしいとアピールした。

 そんな日本愛溢れるギャレスならではのオリジナルな世界観に、さらに彩りを添えたのが、物語の鍵を握る少女アルフィー役の吹替声優を務めた堀越麗禾。艶やかな着物姿でステージに登場した堀越は、吹替えの収録日、父の市川團十郎から「頑張ってね」とたくさんの激励をもらったといい、力を注いだ吹替版について「アルフィーを演じるのは大変でしたが、この子がどういうふうに考えてセリフをいっているのか、たくさん想像しながら頑張って声を入れさせていただきました」と自信たっぷりにアピール。一足早くそのシーンを鑑賞したギャレスからも「素晴らしい! 麗禾さんの声は日本のアニメーションを思い出させるような声をしているので、本当にピッタリだったよ」と大絶賛され、喜びの笑顔を浮かべた。

 その後、現在継続されている全米俳優組合ストライキにより参加が叶わなかった渡辺 謙の代わりに、自身が劇中で演じたハルンそっくりのスタチュー、通称“謙ドロイド”が登場! ギャレスは『GODZILLA ゴジラ』ぶりのタッグとなった渡辺そっくりの“謙ドロイド”に「コンニチハ~!」と挨拶し、「なぜ彼が20年前と同じイケメンなのか、それは彼がロボットだからです!(“謙ドロイド”の表情は)現場で監督としてさえない演出をした時の彼の表情に似ているね(笑)」とお得意のジョークで会場を盛り上げる。またギャレスは2度目となった渡辺との撮影を振り返り、「これまで僕が撮った作品で、2度出演しているのはケン・ワタナベだけなんだ。だけど現場に来てくださってレンズ越しに見たときに、なんてバカだったんだと思った。カメラを覗くだけで、クラシックな名作のような重みのある作品に見えるんだ」と絶賛し、「セリフが無くても目線だけで思考のプロセスを表現できるすばらしい方」とコメントした。

 ギャレスの熱いトークが繰り広げられた後、堀越が、「なぜこのようなすごい映画を発想することができるのか」と質問する場面も。すぐさまギャレスは「日本から全部盗んでいるだけです!」とユーモアたっぷりの回答。「ジョークではありませんよ!」とも付け加え、会場を沸かせた。そんなギャレスへ、堀越からスペシャルなサプライズが。得意の日本舞踊の所作で、オリジナルな扇をプレゼントした堀越。その粋な演出にギャレスは「FAN(素晴らしい)! ありがとうございます。今日で僕は麗禾さんの1番のFAN(ファン)になりました!」とダジャレ交じりに喜んでいた。

 最後に、公開を待ち望むファンに向けて、堀越が「『ザ・クリエイター/創造者』は近い未来のAIと人類の戦いが描かれたとても素敵な作品です。感動するシーンがあったりとか、さまざまな感情が引き出される作品なので、ぜひ劇場で観てください!」とアピール。ギャレスは「実は今回がこの作品の最後のプレミアなんです。4年かかった作品の最終地として相応しい場に立っているなと思います」と感慨深げに話し、最後に「日本映画からたくさんインスピレーションをもらった作品です。インスピレーションをありがとう!」と日本のファンに向けて熱いメッセージを届け、イベントは終了。会場中から温かい拍手が巻き起こる中、1日限りのジャパンプレミアは幕を閉じた。ギャレス、堀越、渡辺らの想いが詰まった、AIと人間の関係を超えた、壮大な“愛”の物語に乞うご期待!

ギャレス監督&堀越麗華が、映画のロケ地<渋谷&新宿>をロケバス・ツアー!次回作への出演オファーも……!

 ジャパンプレミアが開催された当日、ギャレス・エドワーズ監督と堀越麗禾が、東京を観光! 日本の観光名所としてお馴染みの東京タワー、映画のロケ地ともなった渋谷のセンター街、新宿の大型ビジョン前を訪問した。堀越は「映画の中で出ていた新宿や渋谷に監督とバス・ツアーが出来て、本当に楽しかったです」とその感想を語る。日本人たちにとって馴染みのある日本の様相が、映画の中のどのようなシーンに登場するかにもぜひ期待してほしい。またギャレス監督は、「映画を終わらせたのは1年3ヵ月前なのですが、今回も(新宿や渋谷を)訪れることが出来て不思議な気分。今回のバス・ツアーで素敵なロケーションをいくつも見つけたので、ぜひ次回は麗禾さんに出演していただいて、映画を一緒に撮ろうと話していたんだ」と、バスツアーを通じ仲を深めた堀越へ熱烈オファーも行った。

 映画『ザ・クリエイター/創造者』は10月20日(金)全国劇場にて公開!

 登壇者:ギャレス・エドワーズ監督、堀越麗禾、“謙ドロイド”

公開表記

 配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
 10月20日(金) 全国劇場にて公開

(オフィシャル素材提供)

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