インディーズ映画に集まる俳優たちは、何故俳優を続けているのか? そこにはどんな魅力が隠されているのか? ……コロナ禍を乗り越え、夢を追う若者たちの光と影を追い、彼らの今に迫ったドキュメンタリー『私が私である場所』が完成した。
取材対象となったのは、2023年11月18日より公開の映画『シンデレラガール』(緒方貴臣監督)に出演・参加した俳優たち。その主演を務めたのは「推しが武道館いってくれたら死ぬ」の伊礼姫奈。伊藤由紀(『イエローマーガリン』)、杉山晴香、アライジン(『地球星人(エイリアン)は空想する』)はスタッフを兼任しながらも出演を掴んだ。また、主演映画『たまつきの夢』が TAMA NEW WAVE2022の「ある視点」部門に正式出品された辻千恵や『なのに、千輝くんが甘すぎる。』の佐月絵美は、オーディションで役を獲得した。『いつくしみふかき』『みんな生きている~二つ目の誕生日~』などで出演とプロデューサーを兼任し、『シンデレラガール』ではカメラの裏側でプロデューサーのみを務めた榎本 桜もドキュメンタリーに登場。異なる環境にいる彼らが、それぞれの俳優活動の裏側を見せる。
監督は、モト―ラ世理奈主演のショートフィルム『猫、かえる Cat’s Home』(19)、ドキュメンタリー番組「ガイアの夜明け」など、ディレクターとして多岐にわたる経歴を持つ今尾偲監督。
この度、11月13日(月) 19時~、11月18日(土) 15時~/17時~の2日間、新宿at THEATREにて特別先行上映及び、12月8日(金)よりアップリンク吉祥寺での公開が決定。新宿at THEATREでの上映回は、下記URLにて先着順で予約を受付中。
https://forms.gle/qzofavXTy6ustH9y8(外部サイト)
公開を前に、ポスタービジュアル及び、今尾偲監督のコメントが解禁となった。
監督・撮影・編集:今尾 偲 コメント
「役者とはどういう人間なのだろう?」今まで少し映画と関わってきた中で、そうした思いはずっとあった。そんな時、偶然にも一本の映画に出演する俳優たちの姿を追う、という機会を頂いた。彼らを撮影する中で、俳優たちのことが少しは分かったか?というとそんなことはない。人は他人のことを全て知ることは出来ないし、謎は深まるばかりである。でも、その中で少しだけ見えてきたのは、彼らの努力、ひたむきさ、喜び、そして嫉妬……という誰もが抱えている人間臭い「生き様」だった。そうした思いは正しいとか正しくない、という二項対立では語り尽くせない何かであり、そうした「何か」こそが彼らの原動力でもあるのだ。
この映画を観て、息苦しさを感じる人もいるかもしれないし、なかには頭に来る人もいるかもしれない。だが逆に、少しでも勇気づけられた、と感じる人がいるなら、僕は少し嬉しい。というのも、この作品を作りながら彼らの姿は僕自身の姿でもある、とも感じていたからだ。若い時僕も感じていたことを、彼らはリアルタイムに生きている。そして、彼らの中にあなた自身を発見するかもしれない。
そんな彼らの「生き様」を、ぜひ劇場で観てほしい。
イントロダクション
日本の俳優、タレント人口数およそ24000人(WEB調べ参照)。TVなどで活躍する俳優ですら、ほとんどの俳優はまだまだ世間には認知されていない程に人口は多い。特に「インディーズ映画」と呼ばれる低予算映画には、タレント名鑑などにも記載されていない名もなき俳優たちが多く集まっている。そこには一体どんなドラマが隠されているのだろうか?
緒方貴臣監督の新作映画『シンデレラガール』は、主役から脇役までほぼ全ての役をオーディションで選出。応募総数約2000名以上の中から主役に選ばれたのは16歳(当時)にして、すでに10年以上のキャリアを持つ伊礼姫奈だった。その一方で、この映画のスタッフとして働きながら、セリフのない役を演じる俳優たちがいた。それは必ずしも陽の当たる役ではない。しかし一つの役を大切に扱い、懸命に役を演じていく。さまざまな環境や立場で参加する俳優たちは一体何を目指し、何を感じ、俳優人生を過ごしているのか……インディーズ映画に集まる俳優たちの光と影、そして夢を追う彼らの今を追った。
(2023年、日本、上映時間:87分)
キャスト&スタッフ
出演:伊藤由紀、伊礼姫奈
辻 千恵、佐月絵美、杉山晴香、アライジン、榎本 桜
監督・撮影・編集:今尾 偲
第二班撮影:林 純也、青木大使
音楽:蓑田峻平
整音:蛯原浩彦
ロゴデザイン協力:加納和可子
ホームページデザイン:VICENTE
ポスター&チラシデザイン:反町正大(バラモン)
協力:映画『シンデレラガール』/映画『イエローマーガリン』 映画『サプライズズズ~パリピの誕パがループでPONPON!!~』
プロデューサー:榎本 桜、今尾 偲
制作:リアルメーカーズ
企画:Office BUREAU
オフィシャル・サイト(外部サイト)
公式X(旧Twitter):https://twitter.com/watashi_basyo1(外部サイト)
公式Facebook:https://www.facebook.com/watashigawatashi/(外部サイト)
公開表記
配給:ミカタ・エンタテインメント
11月13日(月)&18日(土) 新宿at THEATREにて特別先行上映
12月8日(金)より アップリンク吉祥寺ほか全国順次公開
(オフィシャル素材提供)