10月27日(金)、映画『青すぎる、青』の先行公開舞台挨拶が映画の舞台となった鹿児島市の鹿児島ミッテ10にて行われ、主演の上大迫祐希のほか、共演の原 愛音・肥後遼太郎・まっぴーさくらじま・佐伯日菜子、今関あきよし監督が登壇した。
本作は鹿児島の壮大かつ風光明媚な情景を背景に描く大人の青春ファンタジー。上大迫が美大の卒業を間近に控えるも、父の死により喪失感を抱えたままの主人公・美巳を演じた。
祖母が実際に着用し、曾祖母の織り上げたという大島紬を着用して舞台挨拶に挑んだ上大迫は、満席の客席を前に「いよいよ今日から始まっていくんだなと感じています。ここ鹿児島で生まれ育って、当たり前のように通っていた映画館で舞台挨拶をさせていただけることが心から嬉しく、幸せです」としみじみと語った。
今関あきよし監督は「若い時にどう生きて行ったら良いか、亡くなった方をどう想うか、などいろいろな形の命の話をこの中に盛り込んでいます。鹿児島という美しい惑星を舞台にした、命の物語だと受け取っていただけたら嬉しいです」と、作品に込めた思いを語った。
話題は美巳の親友役を演じた原 愛音、肥後遼太郎と上大迫の関係性について。肥後は「年齢差はありますが気を使うということもなく本当に大学の友達みたいな感じで接してきて。3人でご飯食べにいったり、話をしたり、歌ったりしてました」と語ると、「どういう状況?」と佐伯日菜子が突っ込みを入れ、笑いを誘った。
佐伯が演じたのはある秘密を抱えた美巳の伯母・田中嘉子。「本当に祐希ちゃんが大好きで、ラスト・シーンの撮影の時は本当に幸せな気持ちで演じられました」と語る。更に初めてチャレンジしたという鹿児島弁について、「イントネーションを気にしながらお芝居をしなくてはいけないので難しかったです。でもいろいろな方のアドバイスを聞いて頑張りました」と話すと、客席から拍手が沸き起こるシーンもあった。
映画『青すぎる、青』は、11/4(土)より東京・新宿K’s cinema、11/10(金)より福岡・キノシネマ天神、11/11(土)より大阪・シアターセブンほか全国順次公開予定。
鹿児島ならではの美しい風景を舞台に綴られる命の物語をぜひスクリーンでご覧いただきたい。
登壇者:上大迫祐希、原 愛音、肥後遼太郎、まっぴーさくらじま、佐伯日菜子、今関あきよし監督
公開表記
配給:アイエス・フィールド
10月27日(金)より鹿児島先行公開、11月4日(土)より新宿K’s cinemaほか全国順次公開
(オフィシャル素材提供)