STUDIO4℃が手塚治虫の伝説的な原作「火の鳥」望郷編を映像化した新作アニメーション映画『火の鳥 エデンの花』が11/3(金)より、全国公開中。
11月3日(祝・金)、映画『火の鳥 エデンの花』で声優を務めた窪塚洋介が、吉祥寺イルミネーション点灯式に登壇した!
本作が初日を迎えた11月3日。新宿バルト9で行われた初日舞台挨拶終了後に、ジョージ役の窪塚洋介と、本作のアニメーション制作を担当したスタジオ4℃社長で、本作プロデューサーの田中栄子の2名が吉祥寺駅北口駅前広場に移動。吉祥寺イルミネーション点灯式に参加することになった。この日、窪塚の登場は事前に明かされておらず、サプライズとして登場した際には会場は大きな声援に包まれた。本イベントは、STUDIO4℃の所在地が吉祥寺であるということ、そして吉祥寺で営業する映画館・吉祥寺オデヲンで本作が上映されるということから、実現したものとなる。
本作で窪塚演じるジョージは、主人公ロミと一緒に地球から逃亡し、辺境の惑星に降り立つという役柄。今回初挑戦だったという声優業について、「役者の仕事と、声優の仕事というのは似ているところがあるのかなと思っていたんですが、まったくとは言えないですが、別の仕事なんだなと思いました」と述懐。あらためて声優業の難しさを感じたという窪塚だが、そんな窪塚のキャスティングについて田中プロデューサーは「やはりロミは、ジョージにほれて移民の星に行くという決意をするわけです。その時にどういう男性だったらついていくかしらと考えるじゃないですか。そういう時には、危険な冒険だけど、ハンサムでカッコ良くて、どうしてもついていってしまうような男性でなければいけない。そういうところで窪塚さんをキャスティングさせていただきました」と説明。さらに「宮沢りえちゃんも、吉田帆乃華ちゃんも、イッセー尾形さんもそうなんですが、みんな、キャラがそのまま透けて見えるようなキャスティングをさせていただいているんです」とそのキャスティングにも自信を見せた。
そしてこの日は武蔵野市の松下玲子市長も来場。大のアニメ・マンガ好きだという松下市長が「今日は手塚先生のお誕生日でもあるんですよね。だからこの日に公開したのかなと思いました」と語ると、田中プロデューサーも「そうなんです。『火の鳥』が呼んだ奇跡です!」と笑顔。さらに「手塚先生のお嬢さまのるみ子さんが、吉祥寺のリベストギャラリー創にて『手塚治虫文化祭~キチムシ スピンオフ企画 【JACK‘N’ KICHIMUSHI】』を開催中ですし、六本木でやっている『手塚治虫 ブラック・ジャック展』には先日、わたしも行ってまいりました」とコメント。
その流れで「僕は吉祥寺というと、つい少年ジャンプの『ろくでなしBLUES』を思い出してしまうんですよね。森田まさのり先生もきっと手塚先生のことが好きです」と語った窪塚。田中プロデューサーも「マンガの武蔵野、アニメの武蔵野という盛り上げ方をしていただいて。『火の鳥』のフラッグも街中に掲げていただきまして、本当にありがとうございます」と感謝の思いを述べると、松下市長も「『火の鳥』を街をあげて盛り上げていきましょう!」と呼びかけた。
そしてトークの後はいよいよ点灯式へ。目の前のテーブルに置いてある点灯ボタンを前にした3人は、会場の観客と声を合わせて、10からのカウントダウンを実施。そしてゼロからの「点灯!」の合図とともにボタンを押すと、会場全体にLEDの明かりが次々とまたたき、kichijoji Forestと題したツリーが目の前に登場。会場は一気に幻想的な雰囲気となり、駅前に光の森が広がった。
その様子を見た窪塚も「あたたかい光の森が駅前にあるなんて。吉祥寺の皆さんはいいですね」としみじみ語ると、田中プロデューサーも「すばらしいですね。火の鳥がここに舞い降りてくれるんじゃないかと。楽しみにしております!」とコメント。それを受けた窪塚が夜空を見上げながら「来たんじゃないですか? ……って、あれはUFOだった」と冗談めかして会場を沸かせるも、吉祥寺がきらめく街に変ぼうした様子を目の当たりにし、思わず笑顔となる3人だった。
登壇者:窪塚洋介、田中栄子プロデューサー、武蔵野市・松下玲子市長
公開表記
配給:ハピネットファントム・スタジオ
新宿バルト9他 全国公開中
(オフィシャル素材提供)