少年たちの瑞々しい初恋を描いた実話ラブ・ストーリー『シチリア・サマー』(原題:Stranizza d’Amuri)が、松竹配給にて11月23日(木・祝)より全国公開する。
11月16日(木)、本作の出演をきっかけに世界で人気沸騰中! 主演のガブリエーレ・ピッツーロと、サムエーレ・セグレートを迎えたオンライン登壇付き試写会が開催された。共演をきっかけに仲を深め、それぞれの勉学のために離れている今でも毎日のように連絡を取るほど仲良しな2人。本作の公開を記念し、急きょNYとローマから生中継! 若き才能を発揮した彼らが映画について、さらにプライべートについても語った。
この日行われた試写会では、映画の公開を記念し、ニーノ役のガブリエーレはローマから、ジャンニ役のサムエーレはニューヨークから中継をつなぎ、トークイベントが開催された。本作で彗星のごとく現れた話題の2人を一目見ようと、会場には多くの観客が集まった。上映後、観客の大きな拍手に迎えられ、スクリーンに2人が登場! まず、ガブリエーレは「皆さん映画を気に入っていただけたら嬉しいです。日本を愛しているので、このような機会を得られて光栄です」、サムエーレは「ガブリエーレと一緒にイタリアから日本に渡ることができて、とても名誉なことだと思います。映画を通して日本まで行ったという感じがして嬉しいですし、いつか日本に行ってみたいです」と挨拶した。
次に、イタリアで大ヒットを記録した本作の魅力を問われると、ガブリエーレは「この映画はシンプルで力強い愛の物語。美しいシチリアの風景も大きな魅力だと思います」とコメントすると、サムエーレは「この映画は、恋愛の一番素敵な場面を切り取っています。知り合って、お互いの世界に入っていく、その場面を描いているのが大きい。キャストも監督の演出も素晴らしいです」と、しっかり映画の魅力をPR。
本作をきっかけに知り合った2人は、今でも毎日のように連絡を取り合うほど仲が良いそうで、サムエーレは「僕たちは、初めて会ったときから意気投合して、リラックスしていられる関係でした。撮影の際はお互いに助け合って、忘れられない経験になりました。彼との友情は年を取っても続いていくと確信しています」と語り、オーディションの時からお互いにシンパシーを感じていたそうで、ガブリエーレも「サムエーレと一緒に過ごした数ヵ月は自分の中でとても大きく、遠く離れた今でもそれは変わっていません。人生に絶対はないと思いますが、サムエーレとずっと友達だということは変わりません」と話し、2人の深い絆を感じさせた。
ここで、観客からの質問に2人が直接答えるQ&Aセッションを行った。
Q:日本人にとっては、物語の中でのジャンニと母親の距離感が近いと思いましたが、母と息子の関係性についてはどう考えていますか?
A:サムエーレ:実際に僕と母親の関係は素晴らしく、両親は最高の友達でもあります。なにをするにも助言をもらったり、母親と息子は一番強い愛の関係だと思っています。
Q:日本のどんなところが好きですか?
A:ガブリエーレ:昔から日本に対しては強い思いを持っていました。日本のアニメを観て、とある人に会ったのですが、その人が日本で暮らした5年間の話をしてくれて、興味をもちました。父親に頼んで8歳の時に日本に連れて行ってもらって、京都や奈良が美しい街だと感じました。静けさや、平和で穏やかな生活があって、それはイタリア全般にはないこと。何度でも日本に行ってみたいと思います。
Q:シチリアの方言は難しかったですか?
A:ガブリエーレ:家でよく方言を聞いていて、祖母なんかはシチリア方言しか話せなかったので普段から馴染みがありました。オーディションの時は苦労しましたが、親しみを感じましたし、方言を真似するのも好きでしたので、自然と馴染んでいきました。
観客とのフォトセッションでは、ポーズを決めるなどサービス精神旺盛な2人。終始和やかな雰囲気でイベントは執り行われ、最後に「ありがとう!」と観客にメッセージを送った。若き彼らの今後の活躍にも注目したい。
オンライン登壇者:ガブリエーレ・ピッツーロ、サムエーレ・セグレート
公開表記
配給:松竹
2023年11月23日(木・祝) 新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町、シネ・リーブル池袋ほか公開
(オフィシャル素材提供)