ついに今週12月1日(金)に日本公開を控えた『エクソシスト 信じる者』。この度、本作の公開を記念してイベントを実施。イベントには本作で悪魔に憑りつかれてしまう2人の少女アンジェラとキャサリンの吹替を務めた超人気声優、佐倉綾音と鬼頭明里が招かれた。普段から仲良しだという2人。佐倉は「ほぼ毎日やりとりしているので、仕事となると気恥ずかしい」鬼頭は「プライベートで接すること多いので、仕事で会うと緊張しちゃいます」とお互い照れながらコメント。
本イベントは『エクソシスト 信じる者』のほかに、『パラノーマル・アクティビティ』、『インシディアス』、『パージ』などの大ヒット・ホラー・フランチャイズ・シリーズから、アカデミー賞®で助演男優賞等を受賞した『セッション』、脚本賞を受賞した『ゲット・アウト』など、ドラマや社会問題にも深く切り込んだ作品も多数生み出し続ける続けるハリウッドきっての制作会社ブラムハウス・プロダクションの世界を味わえるスペース<リアル・ブラムハウス>(本日より、クロス新宿ビルにてオープン)にて実施された。そんな今最もアツいヒット・メーカー・スタジオの作品群の中で気になる作品を聞かれると佐倉は「『ハッピー・デス・デイ』と『セッション』を観たことがあります。『ハッピー・デス・デイ』はホラーが苦手な方でも観られる不思議な作品なんです、笑えてちょっとグロいみたいな。とてもエンターテインメントな雰囲気で駆け抜けるように楽しめます。『セッション』は天才って嫌だなと思わされる内容で(笑)。観た後は才能に打ちのめされたり、自分はどこにいるんだろうと思わされる作品でした」とおすすめタイトルを発表。またこれから観てみたい作品として『パラノーマル・アクティビティ』をチョイス。鬼頭は「今までホラーを観たことがなくて……」と言いつつも佐倉のオススメ作品に興味津々。また、本会場の1Fは『エクソシスト 信じる者』、2FはAI人形が引き起こす惨劇を描き大ヒットしたことが記憶にも新しい『M3GAN/ミーガン』、3Fは先日全米NO.1大ヒット・スタートを切った『ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ』(日本では2024年2月9日公開)がそれぞれモチーフになっており、フロアによって各作品の世界観を楽しめるスペシャルな空間となっている。2人は本取り組みの中でも特に1Fの『エクソシスト 信じる者』のフォトブースが気になったようで、ベッドの上で宙に浮くというオリジナル版『エクソシスト』の名シーンを再現できる仕様に興奮を隠しきれなかった。
イベントも中盤、ここからは2人が吹替声優として参加した『エクソシスト 信じる者』の話に。普段からホラー映画は大の苦手だという2人。オファーを受けた時の気持ちについて佐倉は「マネージャーにホラーっていけますかと聞かれて、仕事だったら行けると思いますと答えました。そのあと実は頑張ってホラー映画をいくつか観て、耐性をつけてから臨みました」、鬼頭は「ホラー映画をやれるというより、(佐倉)綾音と一緒にできることが嬉しかったです。自分よりマネージャーのほうが心配してました」と苦手なホラー作品への参加への気持ちとやる気を吐露。
本作がホラー映画の金字塔とも呼ばれる1974年の『エクソシスト』の新章となるということで、事前にオリジナル版を一緒に鑑賞した2人。佐倉は「めちゃくちゃ面白かったです。2人でコメンタリーしながらみました」、鬼頭は「(ジャンプスケアなど)急にくる恐怖が多かったので、それにビックリしすぎて(佐倉)綾音の足を掴んでしまいました! 綾音と観られて楽しかったです」と一緒に観たうえでのほっこりエピソードを披露。なお、鬼頭は本編の中の、突然悪魔が映り込む描写に特にびっくりしたそう。
“悪魔憑依演技”についての感想をきかれると鬼頭は「ホラーと聞いて怖がる役なのかと思ったら、まさかの怖がらせるほうだったのでめちゃくちゃ難しそうだなと思いました」、佐倉は悪魔役の小林ゆうさんの演技が本作にピッタリだと感じたそうで「ゆうさんが悪魔の本質を担ってくださっているなら大丈夫かなと思いましたし、安心感がありました」と先輩声優にリスペクトを送った。また、『エクソシスト』の憑依といえば、悪態が有名だが、悪態をつくシーンを演じたことについて佐倉は「ストレス発散になった、エンターテインメントのよさはそこにある」、鬼頭は「楽しくやれました」とそれぞれ回答。
また、収録の際に、悪魔の仕業かと思うようなちょっとした恐怖体験があったそうで佐倉は「吹替収録をしている際にヘッドホンの調子がずっと悪くて、ちょうど悪魔に憑りつかれるシーンで急にぶつっと(音声が)きれてしまい……」と恐ろしいエピソードを披露。この話には鬼頭も恐る恐る「盛ってないんだよね……?」と伺いを立てる様子も。続いて、悪魔の存在を信じるかという質問について佐倉は食い気味に「信じないです! でも科学で証明できないものってロマンがあると思います」、鬼頭は「(悪魔や)霊は信じたくないけど死後の世界はあってほしい」とそれぞれの考えを披露。
本作では物語の最後に悪魔との駆け引きで予告にもある「1人が生き残り1人が死ぬ、どちらを選ぶ?」という究極の選択を迫られることにちなみ、今までに経験したことのある究極の選択をきかれると鬼頭は「お弁当が肉か魚か」。この佐倉は「今日のじゃん!!」とすかさずツッコミ! 佐倉は「犬か猫かかな」と自由に回答。
最後に一言ずつコメントを求められると鬼頭は「全くのホラー初心者の私ですが、(オリジナル版)『エクソシスト』を観させていただいてその魅力にどっぷりハマり、その熱を持ったまま本作の吹替収録をしたのでとってもいいものに仕上がったのではないかなと思います。ホラー初心者の方も前作のファンにも楽しんでいただけると内容になっています、字幕も吹替もどちらも楽しんでいただけたら嬉しいです」、佐倉は「(オリジナル版)『エクソシスト』を観て本作を観た際に、前作と似た描写があったり、音楽含めさまざまな楽しめる仕掛けがありました。そしてこの作品のすごいところは、怖い思いをしてトラウマになるというよりも、頑張れ!とかカッコいいかもとか、手に汗握る展開もしっかり盛り込まれていることです。ぜひ楽しんでいただけたらと思います!」、と述べ、イベントを締めくくった。
映画史に燦然と輝く、『エクソシスト』の伝説
オリジナルの『エクソシスト』は、日本公開年である1974年の年間映画配給収入1位を記録。更に第46回アカデミー賞®において、ホラー映画としては異例の作品賞を含む10部門にノミネートされ、内2部門(脚色賞/音響賞)を受賞した。辛口な批評で有名なRotten Tomatoesでは、「史上最も怖いホラー映画」ランキングでも堂々の第1位、R指定のホラー映画興行収入ランキングでは2位を記録するなど、(2017年公開の『IT』まで44年間1位_Box Office MOJO調べ)映画史にその名を轟かせている。
公開表記
配給:東宝東和
12月1日(金)より全国公開
(オフィシャル素材提供)