『OUT』公式ビジュアルブック発売記念品川ヒロシ監督トークショー＆サイン会

　11月29日(水)、HMV&BOOKS SHIBUYAにて「映画『OUT』公式ビジュアルブック発売記念品川ヒロシ監督トークショー＆サイン会」が開催され、品川ヒロシ監督、主人公・井口達也を演じた倉悠貴、武藤将吾役の久遠親、下原一雅役の宮澤佑が登壇した！

　本作は、品川の中学からの友人・井口達也の青年時代を詰め込んだ実録物語。映画化もされて大ヒットした小説『ドロップ』にも登場した達也の、“その後”の破天荒な人生と、新たな仲間たちとの絆が描かれている。
　11月17日(金)より全国の映画館で上映中の『OUT』。映画公開に先立って発売された公式ビジュアルブックでは、作中の決めカットに加え、素の表情が見えるオフショットも多数掲載。俳優陣の関係性が垣間見えるインタビューも読みごたえがある。

品川が持つキャストへの印象

　本イベントには、会場に多くの『OUT』ファンが詰めかけ、質問コーナーが設けられました。そんな中、品川が、登壇者４人の印象を語っていくことに。

　まず、倉については「最初は『センスぶちかますぜ』みたいな雰囲気だったけど、今は薄暗甘え野郎(笑)。甘えてくるのが可愛いし、（撮影中も）俺の周りをぐるぐる回りながら『俺、こんなアクションできないかもしれない……』って言うんだけど、しっかりやる。強い達也を保つために、弱い倉で吐き出すみたいな、倉の中でアイドリングになっているのかな」とコメント。「今は息子みたいな感じ」と明かした。

　宮澤については「ハンサムでクールな感じがするじゃないですか。でも、飲むとウザいんですよ！」とこぼして会場を笑いに包む。「『アメトーーク！』って緊張するんですか？とか、それ聞く？みたいな。酔うとどんどんミーハーになる。この顔でその質問してくるとは思わないじゃない？」と暴露しつつも「そのギャップかな。逆に言えば等身大」とした。

　宮澤と同じく、オーディションで役をつかんだ久遠については、当初、背が高く、体つきもよく、ケンカも強そう、という印象だったものの「まさかこんなに低音（ボイス）で、こんなにアホなヤツいるんだって」と、品川庄司のYouTubeチャンネルでも話題になった久遠の愛すべき“天然”キャラについて語る。「低音で間違えてくるから。いま（過去に放送されていた番組）『クイズ!ヘキサゴンII』とかあれば、絶対にスターになる逸材」と述べた。

３人が品川の印象を述べる一幕も。倉は当初は身構えていたものの「今はパパ」と回答

　一方で「オーディション会場で見たら、怖いな……という印象があったんですけど、今は俺らの相談にも乗ってくれる、すごく熱くて素敵な方」と語ったのは宮澤。「ガラッと印象が変わりました」と明かすと、品川が「（最初は）印象悪かったってこと？」と質問を投げかけて、笑いを誘った。

　久遠は、怖い雰囲気があったが、しゃべってみると「男らしくてカッコ良くて。よく（JO1・大平）祥生が『人格者』って言うんですけど、まさにその通りだなって」と言います。品川から「（人格者の）意味分かってる？」と問われると「このあいだ調べました！　本当にその通りだなって」と返答。品川は「意味が分からず、調べたら、その通りだったってことね」と笑みをこぼした。

話題になった与田のビンタ・シーンは……

　ビジュアルブックを見ながらトークした際には、品川が後ろから倉を抱きしめている写真について、宮澤が「めっちゃいいですよね」と言います。一方、久遠は、クランクアップで品川と憧れの水上恒司との写真が撮れたことに「嬉しいです……」と感慨深げ。品川から「（水上だけでなく）俺のことも噛み締めろ！」とツッコミを入れられていた。

　本映画では、与田祐希（乃木坂46）演じる皆川千紘が、達也をビンタするシーンがある。ニュースでも話題となった同場面について倉は、与田が人にビンタをしたことがなく、やり方が分からないと言っていた、と説明。「ビンタって痛くないように振り切らないといけないんですけど、１回目で慣れてないから、（与田が）止めちゃって(笑)。あの時の僕の表情、マジでキレています！」と笑顔で述べ、笑いを誘った。

　また、倉が差し入れしたエッグタルト、水上差し入れの肉まん、与田差し入れのスープバー＆カフェなど、思い出の差し入れを語っていく時間では、品川が「JO1のトリュフパン。うまかったよな。あれ以来、けっこう食べている」と明かした。

　この他にも、自分が演じてみたかった役、喧嘩したくないキャラクター、アドリブ・シーンがあったのか、など、ファンにはたまらない裏話が明かされていた。

　最後には、品川のサイン会を実施。多くのファンとコミュニケーションをとっていた。