イベント・舞台挨拶

『隣人X 疑惑の彼女』公開記念舞台挨拶

©2023 映画「隣人X 疑惑の彼女」製作委員会 ©パリュスあや子/講談社

 上野樹里、7年ぶりの映画主演作『隣人 X -疑惑の彼女-』がついに劇場公開! 公開2日目となる12月2日(土)には都内映画館で公開記念舞台挨拶が実施され、主演の上野のほか共演の林 遣都、そして熊澤尚人監督が参加した。

 本作は、人間の姿そっくりの姿をした【惑星難民X】を受け入れた日本を舞台に、X疑惑のかかる女性と、真実を探る記者の姿を描くミステリー・ロマンス。X疑惑をかけられる主人公・柏木良子を演じた上野は、公開初日に映画館で本作を鑑賞すると公言していたが「昨日、夫と観ました」と有言実行を報告し「これから映画館に通い詰めることになりそうです。こんなことは人生で初めて。内容を知っているのに“え? ここで?”というところで感動が押し寄せてきて、スクリーンから語り掛けてくる瞬間がたくさんある映画だと思いました。セリフの一言、一言が胸に突き刺さってきて、映画館で味わうべき作品だと思いました」と傑作であると確信していた。
 鑑賞中は涙が止まらなかったそうで「持って来たハンカチが手を拭くために持ってきたのにまさか涙をふくために必要になるとは思わず……。涙がダラダラ流れているのに、ハンカチがカバンの財布や携帯の底に入ってしまって、ゴソゴソ3回くらいしたけれど取れなくて」と号泣を報告し、「とにかく圧倒される感じで昨日は終わりました。映画館に通い詰めることになりそうだし、自分がそんな作品に携われたことも嬉しいです」と目を潤ませていた。ちなみに隣り合って鑑賞した夫でTRICERATOPSの和田 唱は「すごく面白かった。もう一回観たい。すごくいい映画ですね」という感想を漏らしたという。林は、公開を迎え「久しぶりに登壇して心臓バクバクの今日の僕です。来ていただいてありがとうございます!」と、緊張の挨拶。熊澤監督は「遣都くんがここまで感極まってくれているのが嬉しい」と三人とも手応えを感じていた。

 そんな中、映画公開を祝して上野&林にはサプライズで、熊澤監督が「一緒に映画を作れて嬉しい」と2人に花束を贈呈した。さらに4日後の12月6日に33回目の誕生日を迎える林に、上野からサプライズで祝福の花束贈呈。上野は「え? サプライズ? また?」とおとぼけながらも「遣都君、お誕生日~!?」と客席を煽って、会場全体で「おめでとうございま~す!」との大歓声となった。

 Wサプライズの花束を両手に持った林は「まもなく33歳になります。俳優をやっていてよかったなと思えるような、人のためになれるような今回のような作品に今後も関わっていきたいと思います」と満面の笑み。33歳の抱負を聞かれると「好きなことを見つける。自分自身と日々を充実させられるようなものを見つけたい」と述べた。

 また良子(上野)に疑惑の目を向ける週刊誌記者・笹憲太郎を演じた林は、初共演の上野について「会うたびに人を感動させる力を持った人。今日も一つひとつの言葉に惹きつけられました」と最敬礼しながら「僕がお米にハマっていることを知って、この舞台挨拶が始まる直前にお米をプレゼントしてくれました。もう時間がないという空気が漂う中、綺麗な爪をしているのに大きな段ボールを持って来てベリベリ!と……」と飾らない人柄に思い出し笑い。これに上野は「なんだか舞台裏を丸裸にされた気分~!」と赤面しながら「すぐに移動しなければいけないのに“一粒万倍日に精米したお米だよ~!”とプレゼントしました」と大笑いだった。

 最後に熊澤監督は「この映画を皆さんの大切な人に勧めていただけたら嬉しいです。この映画を観て、無意識の偏見について話してもらうと新たな発見があると思います。一度目は笹の視点で観て、2度目は良子の視点で観ると2倍面白くなる」と呼び掛けた。上野も「生きていくとか、食べていくとか、どうしても動かせない社会の流れがある中で、どんなふうに生きていくのか。数字や文字で表せないものを掴みに来てほしいです。見えない何かとは、感じることでしか見えてこないもの。この映画で自分の心の純度がどのくらいあるのか測れるはずです。『隣人 X -疑惑の彼女-』を自分の鏡として、2023年最後の月に振り返っていただき、新年に向けて自分の心の中を見つめる機会にしてほしいです」と年末にふさわしい言葉で締め括った。

 登壇者:上野樹里(柏木良子役)、林 遣都(笹憲太郎役)、熊澤尚人監督

公開表記

 配給:ハピネットファントム・スタジオ
 絶賛公開中

(オフィシャル素材提供)

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