イントロダクション
スペインの名匠・ビクトル・エリセ監督の最新作『瞳をとじて』。 1985年、伝説のミニシアター“シネ・ヴィヴァン・六本木”で記録的な動員を打ち立て社会現象を巻き起こし、今もなおタイムレスな名作として多くの映画ファンの「人生ベスト」に選ばれる『ミツバチのささやき』のビクトル・エリセ監督が、第76回カンヌ国際映画祭で31年ぶりの長編新作をカンヌプレミア部門にて発表。御年83歳、スペインが誇る伝説の巨匠復活のニュースに世界が騒然、待望の新作に歓喜する声が溢れた。カンヌで公開されると、「エリセの切実で完璧な帰還」(VARAETY)、「30年以上待つだけの価値ある傑作」(eCartelera)と評されるなど、絶賛を集めた。長らくの不在を経て語られるのは、元・映画監督と謎の失踪を遂げたかつての人気俳優、ふたりの記憶をめぐる【人生】と【映画】の物語。
監督のデビュー作『ミツバチのささやき』撮影当時5歳で見出され主演に抜擢されたアナ・トレントが50年ぶりに同じく“アナ”の名前を持つ女性を演じることも話題となりファンを再び沸かせている。彼女はかつて失踪した元人気俳優の娘役という重要な役どころを演じる。31年ぶりにビクトル・エリセ監督が描き出す記憶を巡る壮大な叙事詩。ラストがもたらす圧倒的映画体験はスクリーンで必見。本作にどうぞご期待いただきたい。
ストーリー
かつての親友は、なぜ姿を消したのか――。
未完のフィルムが呼び起こす、記憶を巡るヒューマン・ミステリー
映画『別れのまなざし』の撮影中に主演俳優フリオ・アレナスが失踪した。
それから22年、当時の映画監督でありフリオの親友でもあったミゲルはかつての人気俳優失踪事件の謎を追うTV番組から証言者として出演依頼を受ける。取材協力するミゲルだったが次第にフリオと過ごした青春時代を、そして自らの半生を追想していく。そして番組終了後、一通の思わぬ情報が寄せられた 「フリオによく似た男が海辺の施設にいる」――。
(原題:Cerrar los ojos、2023年、スペイン、上映時間:169分)
キャスト&スタッフ
監督・脚本:ビクトル・エリセ
出演:マノロ・ソロ、ホセ・コロナド、アナ・トレント
ギャラリー
予告編
オフィシャル・サイト(外部サイト)
公式X:@closeyoureyesve
公開表記
配給:ギャガ
2月9日(金) TOHO シネマズ シャンテ 他 全国順次ロードショー
(オフィシャル素材提供)