イベント・舞台挨拶

『翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~』大ヒット御礼舞台挨拶

©2023 映画「翔んで埼玉」製作委員会

 『翔んで埼玉~琵琶湖より愛をこめて~』の大ヒット御礼舞台挨拶が都内で行なわれ、出演者のアーティストのGACKT、二階堂ふみ、加藤 諒、益若つばさ、はなわが出席して、秘話などを披露した。イベントの終盤には、GACKT演じる主人公・麻実麗の幼少期を演じた子役のL.shuがサプライズで登場して会場を盛り上げた。

 本作は、2019年に魔夜峰央の漫画の実写映画化された『翔んで埼玉』の続編。公開され、既に観客動員数125万人、興行収入17億円を超えて大ヒット絶賛上映中。今作では埼玉解放戦線の「埼玉に海を作る」という野望が関西に飛び火し、東西対決へと発展していく――。メガホンを取ったのは、武内英樹監督。

 会場からの大きな拍手で迎えられたGACKTは、第3弾を望む声に「そういう声は本当に多くいただくんですけど、今回の作品で完結ということで……。僕はもう出演しません。心おきなく演技をしたので」と大まじめな顔で反応。続けて「主役はきっと西川くん(歌手の西川貴教)が僕の代わりにやると思うので……」と宣言して会場を沸かせた。

 撮影秘話の話になると、二階堂は「ノー・メモリーです」と苦笑い。

 GACKTはGACKTが演じている麻実麗の父親役を務めた京本政樹の撮影秘話を明かす。「僕の父親役の京本先輩は非常に変わったステキな方なんですが、馬に乗るシーンがあったんです。九十九里での撮影現場で、調教師の方が馬をひいてきたので、僕が京本さんに『馬のシーンですか?』と聞いたら『まぁ、僕はこの日のために呼ばれたからね~。業界で1番、馬に乗れるっていったら僕だからね~』と(自信満々の様子で)言うんです」と話し、さらに続けて「またがるところまではキレイで華麗に乗られました。『ちょっと馬を慣らすから』と言って、パカッパカッって走り出したとたんに、ピューンと(馬から)飛んでいったんです」とGACKTは暴露。
 「もうびっくりして。京本さんに『大丈夫ですか!』と聞いたら『大丈夫。自分から飛んだから』」と応えました」と笑いながら説明した。さらに、「かっこいいなぁと思いましたが、歩くとき、足は引きずっていました……(笑)」とエピソードを披露して会場は大爆笑。

 GACKTに関する撮影秘話ではふかふかの麻袋に足を取られたGACKTがこけた話が出たのだが、GACKT自身は「覚えていない」そう。

 今年の漢字を披露する場面も。GACKTは「逢」、多くの新しい方たちとの出逢い。二階堂は「平」、平和についてすごく考えさせられた年になったんだそう。加藤は身体に気をつけようということで「体」、はなわは「祝」、長男が結婚したんだそう。昨年1年間仙骨骨折で仕事を休んでいた益若は「骨」とフリップで伝えた。

 中盤、GACKT演じる麻実 麗の幼少期を演じたL.shuが大きなクリスマスプレゼントの箱からサプライズで登場。GACKTと二階堂にそこらへんの草束と称して埼玉県の県花・サクラソウのかわいい花束を手渡した。 GACKTは「会うのは撮影以来。幼少期に、こんなキレイ顔だったら、本当にスゴいと思った。めちゃくちゃカワイイ。キレイなおでこして、キレイな目をしてるんですよね」とべたぼめ。二階堂も「かわいい~」と大はしゃぎ。「映画の中でも、スゴい存在感でした。麻実麗の幼少期は、こんな感じだったのを表現していてステキでした。スター性を感じます」と称賛した。

 最後に、二階堂は「劇場に来るたび客席の皆様の温かい雰囲気が好きで、劇場に来ることがエナジーになっていました。来年もよろしくお願いします」と更なるヒットを願う。GACKTは「この映画は、観に来てくださった皆さんの笑顔や笑い声が全て整って完成すると思っています。大いに会場で笑っていただいて、何かいいものを持って帰ってもらえたら……」と客席に向かって呼びかけた。

 登壇者:GACKT、二階堂ふみ、加藤 諒、益若つばさ、はなわ、L.shu

 (取材・文・写真:福住佐知子)

公開表記

 配給:東映
 絶賛上映中

(オフィシャル素材提供)

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