劇場デビュー作『マジカル・ガール』がサン・セバスチャン国際映画祭グランプリ&監督賞をダブル受賞したスペインの鬼才カルロス・ベルムト監督最新作が『マンティコア 怪物』の邦題で2024年4月19日(金)よりシネマート新宿、渋谷シネクイントほか全国順次公開することが決定した。公開決定情報と併せて場面写真1点も解禁された。
ゲームデザイナーの青年が生み出したマンティコア[怪物]とは……?
人間の心の闇のタブーに踏み込んだ衝撃のアンチモラル・ロマンス
空想のモンスターを生み出すゲーム・デザイナーのフリアン。同僚の誕生日パーティーで美術史を学ぶディアナに出会う。内気で繊細な性格のフリアンだが、次第に聡明でどこかミステリアスなディアナに魅かれていく。しかし、フリアンは隣人の少年を火事から救った出来事をきっかけに原因不明のパニック発作に悩んでいた。やがて彼が抱えるある秘密が、思いもよらぬマンティコア[怪物]を作り出してしまう……。
タイトルにある「マンティコア」とは、頭が人間で体がライオンという形状の想像上の怪物。空想のモンスターを生み出すゲーム・デザイナーの彼が、自分自身のなかに見たマンティコア[怪物]とは何なのか。独創的なストーリーと予測不能の展開で描き出す物語は、やがて誰も想像し得ない衝撃の境地にたどり着く。人間の心の闇のタブーに踏み込んだアンチモラル・ロマンス。
監督は劇場デビュー作『マジカル・ガール』(14)がサン・セバスチャン国際映画祭グランプリ&監督賞をダブル受賞する快挙を成し遂げ、巨匠ペドロ・アルモドバルに「この映画を猛烈に愛する」と言わしめたスペインの鬼才カルロス・べルムト。本作でも唯一無二の非凡すぎる映画センスでオリジナル脚本をてがけ、人間の闇の欲望を見つめる。また、大ファンだと公言する漫画「ドラゴンボール」にオマージュを捧げ再解釈したコミック「Cosmic Dragon」を出版するほど、日本の漫画、アニメ、映画をこよなく愛するベルムト監督。『マジカル・ガール』は架空の日本アニメ「魔法少女ユキコ」に憧れる白血病の少女をめぐる物語だが、本作の主人公フリアンも日本オタクのキャラクターとして描かれており、日本テイストは健在だ。
今回解禁するのは主人公の青年フリアンを写した場面写真。ネオンライトが光る暗闇で壁際に佇む姿からどこか不穏な様子が伝わってくる。ゲームデザイナーの青年が生み出したマンティコア[怪物]とは一体何なのか……?
公開表記
配給:ビターズ・エンド
2024年4月19日(金) シネマート新宿、渋谷シネクイントほか全国順次公開
(オフィシャル素材提供)