作品紹介

『彼女はなぜ、猿を逃したか?』

© 群青いろ2022

イントロダクション

 『彼女はなぜ、猿を逃したか?』は「高校生が動物園の猿を逃した」という実際のニュースをモチーフに、髙橋が執筆した脚本を自ら監督。
 動物園の猿を逃すという事件を起こした女子高生と、その理由を探るうちに徐々に精神のバランスを崩していくルポライターの二人、そしてユニークな周囲の人物たちから「切り抜き報道」や「誹謗中傷」というホットなトピックを浮かび上がらせる、唯一無二の「炎上」サスペンス。東京フィルメックス2022や第15回下北沢映画祭でお披露目され、緻密かつ挑戦的な構成も相まって観客をざわつかせてきた本作がついに期間限定で上映される。

 取材対象の女子高生にのめり込んでいくルポライター・優子を演じたのは、群青いろ作品のレギュラーメンバーである新恵みどり。真剣なのかふざけているのか、その境目が曖昧なテンションを終始保ち、滑稽でありながら危うい存在感を放つ。その夫・奏太に扮したのは、群青いろの片割れにしてインナー・プレイヤーを担う廣末哲万。不穏な雰囲気を漂わせながら不意に爆発させる感情表現で場を圧倒する。また、事件と物語の鍵を握る高校生・未唯役とトキオ役にはドラマ「最高の教師1年後、私は生徒に■された」(NTV)にも出演した藤嶋花音と萩原 護がそれぞれ抜擢。実年齢に近い役柄を瑞々しく生きた。その外壁を、群青いろの作品世界をよく知る常連俳優・高根沢光や結らが支えている。撮影は映像作家で俳優でもある恵水流生が務めた。

© 群青いろ2022

ストーリー

 動物園の猿を逃すという事件を起こした女子高生に取材し、その理由を探ろうとするルポライター。しかし誹謗中傷に晒された女子高生を救いたいと真実に迫るうち、彼女は自身の精神のバランスを崩していく…・・。

 (2022年、日本、上映時間:98分)

キャスト&スタッフ

 出演:新恵みどり、廣末哲万、藤嶋花音、萩原 護、高根沢光、結
 監督・脚本:髙橋 泉
 音楽:小山絵里奈
 撮影:恵水流生
 制作協力:カズモ
 制作:エミールハート

ギャラリー

予告編

オフィシャル・サイト(外部サイト)

公式『雨降って、ジ・エンド』

 公式X:https://twitter.com/amefuttetheemd(外部サイト)

公開表記

 配給:カズモ
 2月24日(土)より、ポレポレ東中野ほか全国順次公開

(オフィシャル素材提供)

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