ビターな少年時代を過ごした孤独な⻘年が、極上のスイーツで奇跡を巻き起こす! フランスを舞台にした<ほっぺたが落ちるほど美味しい、感動の実話>を映画化した、ビター&スイートなサクセス・ストーリー『パリ・ブレスト 〜夢をかなえたスイーツ〜』(3/29公開)。この度、“⽬にも美味しい”本予告とシーン写真11点が解禁された。
育児放棄の母親の下、過酷な環境で過ごしている少年ヤジッド(リアド・ベライシェ)にとって唯⼀の楽しみは、フォスター・ファミリー(里親)の家で、団欒しながら食べる手作りのスイーツ。いつしか自らが最高のパティシエになることを夢みるようになっていた。やがて、児童養護施設で暮らしはじめたヤジッドは、敷居の高いパリの高級レストランに、機転を効かせた作戦で、見習いとして雇ってもらうチャンスを10代で掴み取る。毎日180キロ離れた田舎町エペルネからパリへ長距離通勤し、時に野宿をしながらも必死に学び続け、活躍の場を広げていく。偉大なパティシエたちに従事し、厳しくも愛のある先輩や心を許せる親友に囲まれ、夢に向かって充実した日々を過ごすヤジッド。ところがそんな彼に嫉妬する同僚の策略で、突然仕事を失うことに。失意のどん底から持ち前の情熱でパティスリー世界選手権への切符をようやく手に入れるが……。
映像は、次々と繰り広げられる⽬にも艶やかなスイーツにも⽬が釘付け! 不遇な環境で育った少年ヤジッドが、お菓⼦作りの才能を開花、努⼒の末に夢を掴んでいく姿を捉えたもの。最初はただ夢中になってお菓⼦作りを楽しんでいたヤジッドだったが、やがてその才能を周囲から認められ「パティシエのコンテストで⼈⽣を変える」という夢を持つようになる。憧れだった師匠のもとに⾶び込み、鍛錬と挑戦に明け暮れるヤジット、そしてそこで出会うかけがえの無い仲間たち。<成功を掴むヒントが隠れている>辻⼝博啓(「モンサンクレール」オーナーシェフ/⽇本スイーツ協会代表理事)からのコメントも⼼に響く“⽬にも美味しい”予告となっている。
シーン写真は11点。チョコレートを繊細に扱う姿や、パティシエの師匠と対峙する様⼦のほか、子ども時代のヤジッドが⾊とりどりのスイーツが並ぶショーケースに思わず魅⼊る様⼦など、いずれも、お菓⼦作りを⼈⽣の⽬標に定めた彼の⽣き様の⼀部を刻むようなものとなっている。
本作は、22歳でパティスリーの世界選⼿権のチャンピオンに輝き、彗星の如くスイーツ界に登場した若き天才パティシエヤジッド・イシュムラエンの⾃伝書「Un rêve d’enfant étoilé: Comment la pâtisserie lui a sauvé」(スターを夢⾒た幼少時代:菓⼦作りが彼を救った理由)を元に映画化した、感動のサクセス・ストーリー。現在彼は世界各地の最⾼級ホテルのコンサルタントや⾼級ブランドとのコラボレーションを務め、南仏アヴィニョンやパリに⾃⾝の店舗を持つ⼈気パティシエだが、14歳でパリの菓⼦職⼈の⾒習いに、やがてパスカル・カフェをはじめ、フィリップ・コンティチニといった著名なパティシエのもとで次々と修⾏を重ね、モナコのジョエル・ロブションのレストラン「ル・メトロポール」でスーシェフを務めた。そして、2014年ついにGelato World Cup(冷菓世界選⼿権)のチャンピオンとなっている。
主⼈公を演じたのはTikTokで6600万⼈のフォロワーを持つ映像クリエイターとして⼈気のリアド・ベライシュ。インフルエンサーとしての活動以外に、役者としても活躍する彼は、本作に出演するために料理の集中講座を受け、ヤジッドから直々にパティスリーの創作を伝授してもらいながら役づくりに励み初主演を果たした。そして、もうひとりの<主⼈公>として⾒逃せないのは、ヤジッド本⼈が準備期間のみならず撮影中も全ての<出演シーン>を監修した、美しく華麗なデザートたち︕ヤジッドの代名詞ともいえる、フォークを刺すとパリっと割れ、中からクリームがとろけ出す「パリ・ブレスト」、⼤きなさくらんぼの形をした、艶やかなチョコレートのコーティングが芸術的な「フォレ・ノワール」―劇中は数々の垂涎ものデザートが登場するのも⾒どころの⼀つとなっている。
監督は本作が⻑編監督デビューとなるセバスチャン・テュラール。ヤジッドの波瀾万丈な半⽣をテンポ良く、まるで“パティシエ版「ロッキー」”のように熱く感動的に描き出す。
公開表記
配給:ハーク
3/29(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館、YEBISU GARDEN CINEMA ほか全国ロードショー
(オフィシャル素材提供)