カカオに魅せられ、海外で奮闘する日本人を取材したドキュメンタリー映画『巡る、カカオ~神のフルーツに魅せられた日本人~』がシネスイッチ銀座ほか絶賛上映中。
映画『巡る、カカオ ~神のフルーツに魅せられた日本人~』の公開を記念して行われた公開記念舞台挨拶。ステージには大のチョコレート好きである女優・歌手の大原櫻子、株式会社 明治 グローバルカカオ事業本部 カカオマーケティング部 CXS(シーエックス)グループ長の木原 純、そして本作のエグゼクティブプロデューサーを務める服部 進、プロデューサーの鎌田雄介が来場した。
現在、日本青年館ホールで舞台「シラの恋文」に出演中の大原。今回の舞台挨拶は、その舞台の合間を縫って参加したとのことで、「今日、観に来てくださった方もいらっしゃるかもしれないですね」と笑う大原。そして映画を鑑賞した感想を尋ねられると、大原は「チョコレートというものは、わたしたちが普段気軽に買って、気軽に食べているものだと思いますが、それがこんなにも多くの人の手によってつくられ、生産されているんだということをこの映画で知ることができて、それが驚きでもありましたし、映画に出てきた(アフリカのガーナに単身渡航し、現地のカカオ産業を変えるべく奮闘しているMpraeso合同会社CEO)田口 愛さん、(コロンビア先住民の末裔であるカカオの起源となったアルアコ族が抱える課題を、現地に入り、共に課題解決に取り組みカカオ産業のビジネスモデル構築に奮闘するカカオハンター®の)小方真弓さんたちの行動力もすばらしいなと思いました」と深く感銘を受けた様子で、「彼女たちとは職種も違いますし、(仕事の)内容も違うんですが、わたしも普段、お芝居をさせていただく上で、作品の歴史だったりルーツを探る習慣があるので少し似ているかもしれません。二人とも現地に足を運んで、カカオの生産だったり、人に広める行動だったりとという活動をしている姿が本当にカッコいいなと思いましたし、カカオ愛の大きさにとても感動しました」としみじみとコメント。そんなパワフルな女性たちの活躍を目の当たりにし、「こんな方がいるのか!と驚きましたし、仕事への愛情が本当にあふれていて。わたしも負けられないぞと思いました」と刺激を受けている様子だった。
一方の木原は「チョコの原料がカカオ豆であることを知る人は日本でも増えてきたと思うんですが、カカオがそもそもフルーツであること知る方は少ないと思うんです。そこを知っていただくともっとカカオが面白くなるんじゃないかと思い、まずは絵本の制作を企画したんですが、そこから(エグゼクティブプロデューサーの)服部さんから映画を制作したらどうだろうかと提案していただいたということで、ご協力をさせていただきました」と本作が生まれた経緯を説明。そして本作のプロデューサーを務める鎌田も「僕もカカオ豆がフルーツであるということを知ってもらうというのはいいテーマだなと思いました。その上でそれを知ってもらうためには女性が主役であるといいなと思ってリサーチをしたんですが、まさかこんな(パワフルな)人たちがいるなんて夢にも思わなかった」と振り返った。
バレンタイン・デーも間近であることを受け、どんなチョコレートを用意するのかという質問に大原は、「買うときもあるんですけど、基本的にわたしは手作りが好き。今回、小方さんのカカオハンターのホームページを調べていく中で、マリトッツォのレシピが出てきたんです。それが気になったので、それをつくってみたいなと思います」と回答。さらに本作から影響されたことも多かったようで、「今まではあまり目を向けていなかった生産者の方にもちゃんと目を向けてチョコレートを選びたいなと思います!」と語ると、鎌田も「それは製作者冥利に尽きますね」とニッコリ笑顔を見せた。
くしくも2月14日には、昨年デビュー10周年を記念して開催された2023年秋Zeppツアーで大原が作詞作曲を担当した新曲「I want CHU」を含むライブBlu-ray&DVD『Zeppツアー2023「大原櫻子10(点)灯式」2023.10.12@Zepp Haneda』が発売される。「ある意味、ちょっとしたバレンタインのプレゼントになったらと思います。昨年、『bitter sweet cinema』という曲も出していて。バレンタインの日にこの映画もそうですし、この楽曲も一緒に楽しんでいただけたら」と話し、「わたしもチョコレートが大好きなんですが、この映画を通じて本当にここまで深くカカオを知ることができました。カカオ愛、チョコレート愛がもっと広まったら、すてきになるんじゃないかな。ぜひ、お友だちにこの映画を広めていただいて、みんなでカカオを愛することができたらいいなと思います」と観客に呼びかけた。
登壇者:木原 純、大原櫻子、服部 進、鎌田雄介
公開表記
配給:ナカチカピクチャーズ
シネスイッチ銀座ほか絶賛上映中!