第76回カンヌ国際映画祭で最高賞パルムドールを受賞した『落下の解剖学』が、2月23日(金・祝)よりTOHOシネマズ シャンテ他にて全国順次公開となる。
そして先ごろノミネートが発表された第96回アカデミー賞🄬で、作品賞、監督賞(ジュスティーヌ・トリエ)、脚本賞(ジュスティーヌ・トリエ、アルチュール・アラリ)、主演女優賞(ザンドラ・ヒュラー)、編集賞の5部門で見事ノミネートを果たした!
本作で監督と脚本と務めるのは、本作が⻑編映画4作目となるジュスティーヌ・トリエ。先日行われたゴールデン・グローブ賞では脚本賞と非英語作品賞の2部門を獲得するなど、本年度映画賞レースの台風の目にもなっており、本作が米国アカデミー賞🄬初ノミネートとなる。
主演女優のザンドラ・ヒュラーも米国アカデミー賞🄬は初ノミネート! カンヌで国際批評家連盟賞を受賞した『ありがとう、トニ・エルドマン』(16)など、演技派で名高いザンドラ。本作では、作家としてのポーカーフェイスの下で、底なしの冷酷さと自我を爆発させる圧巻の演技で、観客を一気に疑心暗鬼の渦へと引きずりこんでいく。
果たして本作は、カンヌ国際映画祭の最高賞であるパルムドールと、アカデミー賞🄬作品賞のダブル受賞という『パラサイト 半地下の家族』(19)に続く快挙を成しえるのか!?
第96回アカデミー賞🄬授賞式は、日本時間3月11日(月)AM8:00~、米カリフォルニア州ロサンゼルス市ハリウッドのドルビーシアターで開催される。
第96回アカデミー賞🄬5部門ノミネート!
●作品賞
●監督賞:ジュスティーヌ・トリエ
●脚本賞:ジュスティーヌ・トリエ、アルチュール・アラリ
●主演女優賞:ザンドラ・ヒュラー
●編集賞:ロラン・セネシャル
●監督・脚本:ジュスティーヌ・トリエ
1978年7月17日フランス、フェカン生まれ。
パリの国立高等美術学校を卒業。長編デビュー作は、カンヌ国際映画祭 ACIDに選ばれセザール賞最優秀長編映画賞にノミネートされた『ソルフェリーノの戦い』(13)。長編2作品目は16年カンヌ批評家週間のオープニングとなり、セザール賞で最優秀作品賞、最優秀女優賞を含む5部門にノミネートされた『ヴィクトリア』(16)。長編3作品目の『愛欲のセラピー』(19)はカンヌ国際映画祭コンペティション部門出品となり、本作品で見事カンヌ国際映画祭最高賞のパルムドールを受賞した。
●ザンドラ・ヒュラー
1978年4月30日ドイツ、テューリンゲン生まれ。
エルンスト・ブッシュ演劇芸術アカデミーで演劇を専攻し、06年まで舞台女優として数々の舞台で活躍。06年にハンス=クリスティアン・シュミット監督作『レクイエム~ミカエラの肖像』で映画初主演を務め、第56回ベルリン国際映画祭において銀熊賞(女優賞)、ドイツ映画賞最優秀主演女優賞他多数の女優賞を受賞。『ありがとう、トニ・エルドマン』(16)では、ヨーロッパ映画賞、トロント映画批評家協会賞、バイエルン映画賞で主演女優賞を受賞するなど国内外で数々の賞を受賞しており、その年のアカデミー賞🄬外国語映画賞のドイツ代表作品にも選ばれた。ジュスティーヌ・トリエ監督とは『愛欲のセラピー』(19)に続き2作目の出演となる。今年のカンヌ国際映画祭のグランプリに輝いたジョナサン・グレイザー監督作『関心領域』にも主演している。
公開表記
配給:ギャガ
2024年2/23(⾦・祝) TOHOシネマズ シャンテ他全国順次ロードショー!
(オフィシャル素材提供)