2013年に全国公開した映画『舟を編む』(配給:松竹 アスミック・エース)にて3月1日(金)からの期間限定特別上映が決定した!
2012年に最も売れた文芸書であり、第9回本屋大賞を受賞した三浦しをんの同名小説を映像化。観客動員数68万人を超え、第37回日本アカデミー賞では最多タイとなる最優秀作品賞・最優秀監督賞・最優秀主演男優賞をはじめ13部門を受賞、香港や韓国など世界中で好評を博した映画『舟を編む』。人と人との思いをつなぐ“言葉”を整理し、その意味を示し、もっともふさわしい形で使えるようにするもの――辞書。本作はその辞書【=舟】を編集する【=編む】人たちの、言葉と人への愛を謳う、感動エンタテインメントだ。
監督は、2010年『川の底からこんにちは』(第53回ブルーリボン賞監督賞を受賞)で国内外から注目を集め、23年10月公開の『月』にて第48回報知映画賞作品賞や第45回ヨコハマ映画祭監督賞などに輝き、第66回ブルーリボン賞では監督賞など最多5部門6ノミネート、さらには『月』および『愛にイナズマ』にて第36回日刊スポーツ映画大賞 監督賞を受賞するなど常に賞レースを牽引する映画監督・石井裕也。主演は、言葉を捉える非凡な才能を買われ、辞書編集部に移籍する“変人”馬締光也(まじめみつや)に、松田龍平。彼が一目惚れしてしまう板前修業中の下宿大家の孫娘・林香具矢(はやしかぐや)に、宮﨑あおい。その他、オダギリジョー、黒木 華、渡辺美佐子、池脇千鶴、鶴見辰吾、伊佐山ひろ子、八千草薫、小林 薫、加藤 剛などの豪華演技派キャストが集結した。
2013年の本作劇場公開以後も確かな人気を博した本作。2016年にはTVアニメ化され、本年、池田エライザ、野田洋次郎を迎えて「舟を編む ~私、辞書つくります~」としてTVドラマ化も決定している。
この度、「公開10周年&TVドラマ化記念!映画『舟を編む』期間限定特別上映」と題したリバイバル上映の実施が決定! 上映期間は3月1日(金)から2週間を予定しており、一部劇場では、フィルムで撮影された本作において大きな意味を持つ35mmフィルムでの上映を予定している。
また3月1日(金)には主演の松田龍平と石井裕也監督登壇のイベントも決定した。
くわえて、映画『舟を編む』のすべてを網羅し、規格外の内容、つくりで語り継がれる『舟を編む』劇場用パンフレットを数量完全限定にて復刻販売する。パンフレットでは映画劇中で言及される辞書用紙を一部用い、まさに「映画」そのものを体感するつくりになっている。
期間限定特別上映にあたってのコメント
松田龍平(主演)
10年ぶりに『舟を編む』がまた上映されるということで、なかなか感慨深いものがあります。TVドラマ化ということですが、馬締役を野田洋次郎が演じるということにも嬉しい縁を感じています。石井監督とトークショーやりますので、ぜひいらして下さい。
石井裕也(監督)
この映画を撮影していた当時、僕も松田龍平さんも28歳か29歳でした。「15年かけて辞書を作るとはどういうことだろう」と、必死に想像しながら作った映画です。あれから随分時間が経ちましたが、それでもまだ15年は経っていません。辞書作りとは、本当に途方もなく時間のかかる作業です。手作業で辞書を作る登場人物たちと同じように、僕たち映画スタッフもアナログの手法にこだわりました。その成果は全て35㎜フィルムに焼きつけられています。公開当時もなかなかできなかった35㎜フィルムでの上映をぜひお楽しみください。
公開表記
配給:松竹 アスミック・エース
3月1日(金) より2週間期間限定上映!
(オフィシャル素材提供)