札幌市手稲区では、区のシンボル“手稲山”のさらなる魅力発信などを目的に『ていね山映画祭』を2023年11月に開催した。本映画祭の《パイロットフィルム》として製作し上映した短編映画『7月の約束』は、現在国内外の映画祭への応募を進めており、そのひとつとして2月7日にインドで行われた「2 11 17国際映画祭」において、最優秀国際短編映画賞を受賞した。また、「韓国国際短編映画祭」において、受賞は逃したものの1月度優秀作品賞及び優秀俳優賞[主演:長谷川響輝(はせがわ・ひびき)・小島佳大(こじま・けいた)]のファイナリストにも選出された。
■短編映画『7月の約束』
手稲区出身のミュージシャン・タレント田村次郎(たむら・じろう)氏(HAMBURGER BOYS)が作詞作曲した楽曲の世界観をベースにオリジナル・ストーリーを考案し、2023年夏、手稲山をはじめとするオール手稲区ロケで撮影。監督は2020年「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭」において日中韓合作『湖底の空』でグランプリを獲得した佐藤智也(さとう・ともや)氏が務め、主要キャストはオーディションで選ばれた現役の高校生たちが演じている。
■2 11 17国際映画祭
インド南部チェンナイのSA芸術科学大学で、2020年より開催されている短編を中心とする映画祭。世界トップレベルの映画監督の作品を特集するとともに、世界中の新しい才能を紹介している。2月7日に行われた上映会には、佐藤智也監督がリモートで参加し、映像業界を志す学生や各国の映画監督らと交流を行った。受賞について佐藤監督は「日本の高校生の青春、手稲区の風景がインドの皆さんに伝わって嬉しく思います」とコメントしている。
■ていね山映画祭 原案コンペティション
次年度の「ていね山映画祭」では、区民をはじめ、広く皆様から手稲区及び手稲山が舞台となる短編映画の「原案」を募集し、グランプリ作品を短編映画化し上映を予定している。
「原案コンペティション」の募集期間は、2024年2月9日(金)より5月27日(月)まで、ていね山映画祭ホームページ(https://teineyama.net/gennan/、外部サイト)から応募することができる。また、広報の一環として2月15日(木)から2月21日(水)の期間、JR手稲駅自由通路「あいくる」にてパネル展を開催する。
(オフィシャル素材提供)