イントロダクション
海外の映画祭で37冠を獲得し、2023年カンヌ国際映画祭ではコンペティション部門のノミネーション最終審査まで残った増田有美監督の初長編映画がついに公開。
監督は前作『コロナになりました。』(2022)が海外映画祭にて45の賞を受賞。その評価もあり、本作は大ヒット映画『キングダム』シリーズや『沈黙の艦隊』を手がける株式会社クレデウスと、増田有美監督が所属するクリエイティブ集団=TEAMカミナリによる共同制作作品。
本作で増田監督が選んだテーマは現代社会を象徴する病気のひとつ、適応障害。コロナ禍による環境の変化やストレスフルな社会で、誰がかかってもおかしくないこの病気に焦点を当て、それをありふれた日常のストーリーにのせて音楽とともに軽快なタッチで描く。
ストーリー
東京の企業で働く真面目な性格のみか(小澤真利奈)は、ある日突然、産業医から適応障害と診断され、叔母のいる福岡県うきは市で療養することに。早く復職したいと焦るみかのもとに、突然、大学を転々としながら仕送りをパチンコに使い込んで遊び暮らす弟、まさゆき(武田航平)が転がり込んでくる。数年ぶりに会った奔放な弟に翻弄されながらも、ふたりでいろいろな場所へ行き、会話を重ねるなかで、みかは自分の感覚を少しずつ取り戻していく。
医療だけでなく、美しい街並みと自然のなか、家族や街の人たちとの触れ合いを通じて、気づかないうちに、みかの身体や心が変化していく。
(2022年、日本、上映時間:102分)
キャスト&スタッフ
出演:武田航平、小澤真利奈
神楽坂恵、菅原修子、大嶋恵子、住吉美紀
脚本・監督:増田有美
エグゼクティブ・プロデューサー:松橋真三
プロデューサー:伊藤大輔、三峰哲秀、浦部宣滋
撮影監督:ほりたよしか
編集:渡會恒太
音楽:たむらぱん
製作:クレデウス
制作プロダクション:TEAMカミナリ
ギャラリー
予告編
オフィシャル・サイト(外部サイト)
公開表記
配給:ニチホランド
2月16日(金)より公開中
(オフィシャル素材提供)