作品紹介

『コール・ジェーン -女性たちの秘密の電話-』

© 2022 Vintage Park, Inc. All rights reserved.

イントロダクション

 『コール・ジェーン』は、女性の選択の権利としての人工妊娠中絶を描いた実話を基にした映画だ。本作に登場する「ジェーン」は実在した団体で、人工妊娠中絶が違法だった1960年代後半から70年代初頭にかけて、推定12,000人を救ったと言われている。しかし、1973年アメリカ連邦最高裁が合法判決を下した「ロー対ウェイド事件(※)」から50年、今、米国では、再び違法とする動きが活発化し、論争が激化している。女性たちが自ら権利を勝ち取った実話を映画化した本作は、映画祭で注目を集め大きな話題となった、今、観るべき社会派エンタテインメント作品である。
 (※)1973年アメリカ連邦最高裁が女性の人工妊娠中絶の権利を合法とした歴史的判決

 本作のテーマを、シリアスな問題でありながらエンターテインメントに昇華させたのは、ハリウッドを代表するキャスト・制作陣。監督をつとめるのは、『キャロル』(15)で第88回アカデミー賞®脚色賞にノミネートされたフィリス・ナジー。プロデューサーは、『ダラス・バイヤーズクラブ』(15)や本年度賞レースで大注目を集める『バービー』(23)など、多くの世界的ヒット作品を生み出し続けているロビー・ブレナー。

 多くの話題作を手掛ける制作陣とともに本作をつくりあげたのは、こちらもハリウッドで多くの活躍をする俳優陣だ。裕福な主婦から、権利を求め自ら立ち上がる主人公のジョイを演じるのは、『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』(02)や『ピッチ・パーフェクト』シリーズに出演、さらに『チャーリーズ・エンジェル』(19)では製作・監督・脚本もつとめマルチな才能を発揮するエリザベス・バンクス。「ジェーン」を率いるリーダー・バージニアを演じるのは、『アニー・ホール』(77)、『エイリアン』シリーズ、『ゴースト・バスターズ』シリーズなど、数多くのハリウッド大作に出演する名優シガニ―・ウィーバー。名実ともに世界トップの製作・キャスト陣が集結し、女性たちを強く、そして美しく描いた新たな傑作が誕生した。

© 2022 Vintage Park, Inc. All rights reserved.

ストーリー

 1968年、アメリカのシカゴ。裕福な家の主婦として生きるジョイは何不自由ない暮らしを送っていたが、2人目の子どもの妊娠によって心臓の病気が悪化してしまう。唯一の治療は、妊娠をやめることだと担当医に言われ中絶を申し出るが、中絶が法律的に許されていない時代、地元の病院の責任者である男性全員から「中絶は反対だ」と、あっさり拒否されてしまう。
 そんな中、街で偶然「妊娠? 助けが必要? ジェーンに電話を」という張り紙を見つけ、違法だが安全な中絶手術を提供するアンダーグラウンドな団体「ジェーン」にたどり着く。その後、ジョイは「ジェーン」の一員となり、自分と同じ立場で中絶が必要な女性たちを救うために立ち上がる!

 (原題:Call Jane、2022年、アメリカ、上映時間:121分、PG12)

キャスト&スタッフ

 監督・脚本:フィリス・ナジー
 プロデューサー:ロビー・ブレナー
 出演:エリザベス・バンクス、シガニー・ウィーバー

ギャラリー

予告編

オフィシャル・サイト(外部サイト)

映画『コール・ジェーン -女性たちの秘密の電話-』公式サイト|2024年3月22日(金)全国公開
人工妊娠中絶が違法だった1970年代米国、女性たちが立ち上がり権利を勝ち得た、実話をもとにしたパワフルな物語!3月22日(金)全国公開!

 公式X:https://twitter.com/CallJane_jp(外部サイト)

公開表記

 配給:プレシディオ
 3月22日(金) 全国公開

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