登壇者:仲里依紗(ゲスト声優)、津田健次郎(ゲスト声優)、三瓶由布子、齋藤彩夏
トロル氏原作の大ヒット児童書シリーズ『おしりたんてい』の劇場版長編第2弾『映画おしりたんてい さらば愛しき相棒(おしり)よ』の初日舞台挨拶が都内で行われ、ヴォイスキャストの仲里依紗、津田健次郎、三瓶由布子(おしりたんてい役)、齋藤彩夏(相棒・ブラウン役)が舞台挨拶に出席してクロストークを繰り広げた。
本作は、『映画おしりたんてい シリアーティ』(2022年)に続く劇場版長編第2弾。全国259館で封切られる。おしりたんていのかつての相棒・スイセンが登場し、巨大な陰謀に巻き込まれ、絶体絶命の危機に陥るおしりたんていと相棒・ブラウンの姿が描かれる。2018年12月からテレビアニメ放送がレギュラー化。個性豊かなキャラクターや、謎解き、「しつれいこかせていただきます」の決め台詞と共に犯人を追い詰める必殺技などが人気を博している。
スイセン役を演じた仲は、光るアクセサリーに派手な衣装で登場して、客席の目を奪った。「『おしりたんてい』の絵本は息子が、寝る前の読み聞かせ用に持ってくることが多いですね。内容に推理とか迷路があったりして、覚醒しちゃう絵本なので、結構お休み前には向いていないような(笑)。でも大人も楽しめますね。今回声優参加が決って(息子は)喜んでくれました」と話した。
スイセンの師で、秘密結社にとらわれたキンモク先生役を演じた津田は「TVシリーズを楽しみに見ています。フォルムも内容もセリフもバッグン。内容もセリフもパンチ力バッグンの作品です」と紹介した。
おしりたんてい役の三瓶は「今回は大人も楽しめる内容になっています」とアピール。「映画版では“絆”がたくさん、深く描かれています」とコメント。
相棒・ブラウン役の齋藤が、スイセン役の仲と一緒にアフレコの収録があったことを明かすと、仲は「ありがたかったです。ご本人にお会いして『本物だぁって(笑)』。ブラウンからタイミングなど、いろいろなアドバイスをいただきました」と感謝だった。
齋藤は仲について「マイクに真摯に立ちあわれていました。スイセンを演じているときの“仲節”みたいなのが好きです」と感想を述べた。
三瓶は「若かりし頃のシーンは微笑ましい。絆が感じられる仲さんのお芝居に感謝しかありません」と話した。相棒役のブラウンについても「心強い相棒です」ときっぱり。
おしりたんていの「新旧相棒」のスイセン(仲)とブラウン(齋藤)がそろって登壇することにちなんで、「あなたにとって相棒と呼べる人は誰ですか?」 という質問が振られると、仲は「小学生になる息子が相棒ですね」とにっこり。「最近は、大人の話にも参加できるようになって、旦那(俳優の中尾明慶)の情報を、いろいろ告げ口してくれます(笑)」と話す。「何かが起きて旦那が騒ぎ出すと、息子が来て、『いまは逃げたほうがいい』とか『(旦那の)機嫌が悪いかもしれない』とか、詳しく教えてくれるんです(笑)。(夫婦の)間を取り持ってくれていますね」と頼りにしている様子を話した。
津田は「「マネージャーです。マネージャーは本当に一緒にやっていく相棒で、すごく情熱持ってやってくれています。愛があります」と話す。また自身の役柄にいて、「キンモクは怖いところもあって、どう受け取ってもらえるのか。お子さん、大丈夫だったかな?」と子どもたちに問いかける場面も。
三瓶は「あやかちゃん(ブラウン)&いっけいさん(ナレーター、社長)」と回答。齋藤「三瓶由布子さん」と回答した。
新しい“門出”にちなんだメッセージを求められた仲は、「私の俳優という仕事は短期間でいろいろな門出や出会いがいっぱいあります。小さいときはクラス替えを嫌だなったと思っていたけれど、大人になるための練習をしてたんだなってことが分かります。友達と離れることも出会うこともポジティブにとらえられると思います。いい出会いが広がるし、いい機会だと思って新しい門出を楽しんで欲しいと思います」と気持ちを伝えた。
最後に、「大人も子どもも一緒にワクワクして楽しめる映画になっているので、ぜひ劇場に足を運んでみてください」とメッセージを送った。
フォトセッションでは各キャラクターをイメージした色の花束を持って登壇。
短編「映画おしりたんていんでもかいけつ倶楽部対かいとうU」が同時上映されている。ブラウン、コアラちゃん、さるばとおる、かめのこうじみどりの4人が結成した「なんでもかいけつ倶楽部」が、かいとうUを捕まえようと奮闘する姿が描かれる。
(取材・文・写真:福住佐知子)
公開表記
配給:東映
3月20日(水・祝)より 全国ロードショー
※ 短編『映画おしりたんてい なんでもかいけつ倶楽部 対 かいとうU』も同時上映
(オフィシャル素材提供)