2008年に柾 賢志、毎熊克哉、佐藤考哲、林知亜季の4人で結成した「Engawa Films Project」の第1回長編作品、『東京ランドマーク』を2024年5月18日(土)より新宿K’sシネマにて劇場公開する。「Engawa Films Project」は4人で企画から制作までを行い、実験的な映像活動を続ける映像制作ユニット。監督・脚本は主に林知亜季が担当し、本作でもメガホンをとっている。
主演を務めるのは藤原季節。2018年に撮影された本作は、藤原にとって初主演映画となる。
舞台は現代の東京。コンビニでアルバイトをしながら生活を続ける稔。ある日、友人のタケがいつものように稔の家を訪れると、家出をした高校生・桜子がいた。稔と岳広が帰ろうとしない桜子をなんとか家に戻そうと奮闘するが、彼らは桜子を匿うことを決め、そこから3人の不思議な関係が始まるのだった……。
代り映えのしない生活、少し先の将来に対する不安、間を埋めるための何気ない会話、変わりゆくものと変わらないもの、大切な友人や親との距離感――。映画は、東京で暮らす若者たちの繊細な心情と彼らが今生きる日常を静謐で透明感のある映像で描き、ある出来事をきっかけに、それまで自分でも気づかずに抱えていた閉塞感や不全感から徐々に解放され、次第に自分達が今まで見ていた世界に新たな色が成していくさまがゆっくりと映し出されていく。
『東京ランドマーク』の場面写真6点が解禁!
この度、解禁された場面写真は物語の中心となる稔、タケ、桜子の3人。彼らのどこか物憂げな表情をたたえているものから、刹那的なきらめきを感じさせてくれる躍動感のある稔とタケのバックショット姿が映し出されている。これら全てのスチールは今回が初解禁となる。
また、この度、東京の他に大阪と名古屋での公開も決定した。大阪第七藝術劇場と名古屋シネマスコーレにて7月6日(土)より公開する。
ストーリー
コンビニのアルバイトで生活をする稔(藤原季節)の家にいつものように遊びにきたタケ(義山真司)は、家出をした少女を稔が匿っていたことを知る。少女の名前は桜子(鈴木セイナ)。未成年である桜子を早く家に帰そうとするタケだが、桜子は帰るそぶりを見せない。稔が桜子を匿う理由はなんなのか。なぜ桜子は家出をしてのか。3人の不思議な関係が始まる。
(2023年、日本、上映時間:79分)
キャスト&スタッフ
監督・脚本:林知亜季
出演:藤原季節、義山真司、鈴木セイナ
浅沼ファティ、石原滉也、巽よしこ、西尻幸嗣、柾 賢志、幸田尚子、佐藤考哲、大西信満
オフィシャル・サイト(外部サイト)
公開表記
配給:Engawa Films Project
2024年5月18日(土)より、新宿K’sシネマほか全国公開