イントロダクション
松下奈緒主演映画『風の奏の君へ』(かぜのかなでのきみへ)は、お茶の名産地である岡山県美作(みまさか)地域を舞台に、この地を訪れたピアニスト・青江里香(あおえ・さとか)と、茶葉屋を営む兄弟をめぐる物語。監督・脚本を務めるのは映画の舞台となった岡山県美作市で育った大谷健太郎。同氏の「美作の小説と映画を全国に!」という構想から、あさのあつこ原作「透き通った風が吹いて」 を原案に製作された。ふるさとへの限りない郷愁と慈しみが、岡山の情緒あふれるロケーションに重ね合わせて綴られている。
ヒロインの里香には、松下奈緒。ピアニストでもある自身のキャリアを投じて、演奏シーンではもちろん吹き替えなしでピアノの腕を披露している。里香と運命的な出逢いを果たす弟・真中渓哉(まなか・けいや)を、『キセキ ―あの日のソビト―』『東京リベンジャーズ』、大河ドラマ「どうする家康」や主演ドラマ「ばらかもん」など、今勢いのある若手俳優・杉野遥亮、その兄で、里香のかつての恋人、真中淳也(まなか・じゅんや)を演じるのは、NHK紅白歌合戦に3回出場、国内アリーナ公演や海外でも単独公演を行うなど精力的に活動を行っている4人組ロックバンド・flumpoolのボーカルで、俳優としても活躍し本作がスクリーン・デビューとなる山村隆太が演じる。
ストーリー
岡山県・美作。お茶処でもあるこの地で、浪人生の渓哉(杉野遥亮)は無気力な日々を過ごしていた。一方、家業の茶葉屋「まなか屋」を継いだ兄の淳也(山村隆太)は、町を盛り上げようと尽力していた。
ある日、ピアニストの里香(松下奈緒)がコンサート・ツアーで美作にやって来る。しかし里香は演奏中に倒れてしまい、療養を兼ねてしばらく滞在することに。そんな里香に対し、冷たい態度の淳也。実は里香は、かつて大学時代に淳也が東京で交際していた元恋人だった。
清らかに流れる川を吹き抜ける風、燃えるような緑の美しい茶畑。自然の優しさに囲まれて曲作りに励む里香に、ほのかな恋心を募らせる渓哉。しかし里香にはどうしてもこの場所に来なければならない理由があった……。
(2024年、日本)
キャスト&スタッフ
出演:松下奈緒、杉野遥亮、山村隆太(flumpool)
西山 潤、泉川実穂、たける(東京ホテイソン)/池上季実子
監督:脚本:大谷健太郎
原案:あさのあつこ「透き通った風が吹いて」(文春文庫)
エグゼクティブプロデューサー:大和田廣樹、亀山暢央
プロデューサー:松井和彦
音楽:上田 禎
撮影:藤本秀雄
主題歌:「いきづく feat. Nao Matsushita」アーティスト名:flumpool
オープニングテーマ:「小さな奇跡 ~Un petit miracle~」作曲:松下奈緒
エンディングテーマ:「風の奏」作曲:松下奈緒
制作担当:木村利明
脚本協力:市川榮里
制作プロダクション:TBSスパークル
ギャラリー
予告編
オフィシャル・サイト(外部サイト)
公式X:https://twitter.com/kazeno_kanade(外部サイト)
公開表記
配給:イオンエンターテイメント
初夏、新宿ピカデリーほか全国ロードショー
(オフィシャル素材提供)