2024年5月10日(金)、ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館他で劇場公開の映画『またヴィンセントは襲われる』を鑑賞したチャンス大城のリアクション映像が解禁。映画評論家からの絶賛コメントも到着した。
「ただ目が合っただけ」で周囲の人々に襲われるようになった男が、生き残りの戦いの果てに辿り着く《終末》を描いたフランス発の不条理サバイバル・スリラー『またヴィンセントは襲われる』。
主人公ヴィンセントを『バック・ノール』のカリム・ルクルーが演じた本作は、第76回カンヌ国際映画祭の批評家週間に選出されゴールデンカメラ賞にノミネート。シッチェス・カタロニア国際映画祭では最優秀主演俳優賞を獲得するなど、世界各地の映画祭で高い評価を得た。さらにXYZ films配給によるハリウッドリメイクも決定されている。
このたび5/10公開の映画『またヴィンセントは襲われる』を一足早く鑑賞したチャンス大城のリアクション映像が解禁。
さらに真魚八重子、ナマニクら映画評論家からの絶賛コメントも到着した。
コメント一覧
真魚八重子(映画評論家)
電車や往来で些細なトラブルが起こることはままある。人間が持つ怒りの芽とでもいうような危うい衝動。だが本作はそれを全身全霊で信じる愛にまで昇華させる。思わず息を飲むような、深遠な美しさに到達する佳品だ。
ナマニク(映画評論家)
少し目が合った程度でぶつけられる意味のない憤りを見て思う。
世界は暴悪に満ちあふれているのではないか?
常に人々は理不尽な怒りを振りまいているではないか?
この世は地雷原。私も貴方も地雷なのだ。
SYO(物書き)
目が合うと襲われる――このワン・アイデアの強度。
優れた作品は実感を伴う「IF」を突きつけるもの。
故に恐ろしいほどに身近で、絶望的に面白悔しい。
現実と創意が完璧に融合した一作だ。これは来る。
人間食べ食べカエル(人喰いツイッタラー)
他人と目が合ったら襲われる。なんか昔の地元みたいな話だなと思ったけど、全然それどころじゃないカオスが待ち受けていた。シュールさを全面に出しながらも、きっちり暴力の恐ろしさと痛みを描くのが素晴らしい!!
川瀬陽太(俳優)
昨今、交通機関や公共の場で「目線を交わす」瞬間が激減している。皆スマホの中の他者にご執心。身体がぶつかってもお構いなしか一気に敵意の目で迎える。そんな我々の現在を一種のゾンビ映画でもあり、『ボディ・スナッチャー』的人格乗っ取られ型のスリラーとして落とし込んだ快作。やはり映画は思考実験の場だ。
奥津裕也(俳優)
今まさに起きてる現実かと思わせる空気感と描写。そしてカリム・ルクルーの強烈な存在感。悲劇、錯乱の中でも求め合う人間の矛盾と滑稽さが愛おしく思えた。
小川あん(俳優)
自我を失って、無差別に襲って来る人間たち。
敵意を向けられ、反撃する者たち。
この構図が社会的なメタファーであるかもしれないし、人間の本来の性質を暴き出しているのかもしれない。本意は分からないけれど、こんなにも突然に暴力を振るわれることが理不尽で、痛切だと感じる109分。
カメラ越しに見てくるアイツらに、観客も目線を合わせてしまうことになる! 回避するには、目を瞑って映画を見るしかない法則……。そしたら、戦闘モードだ! 勢い抜群のパニック映画。
もう一つ、ヴィンセントの朴訥とした姿がジャン・レノに似てた。(小声)
公開表記
配給:NAKACHIKA PICTURES
2024年5月10日(金) ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館他で全国公開!
(オフィシャル素材提供)