登壇者:高畑淳子、剛力彩芽、松下由樹、水野 勝、凰稀かなめ、長塚京三、橋爪 功、大村 昆、香月秀之監督
サプライズゲスト:三浦友和
映画『お終活 熟春!人生、百年時代の過ごし方』(2021年公開)の待望の続編となる映画『お終活 再春!人生ラプソディ』の特別イベント付き試写会 presented by 洋服の青山60周年記念舞台挨拶が都内で行われ、主演の高畑淳子、共演の剛力彩芽、松下由樹、水野 勝、凰稀かなめ、長塚京三、橋爪 功、大村 昆、そしてメガホンを取った香月秀之監督が出席した。サプライズゲストに洋服の青山のCMキャラクターを37年間務めている三浦友和が登壇して観客を沸かせた。
本作は、笑って、泣けて、役に立つ、ヒューマン・コメディ第二弾。前作の映画『お終活 熟春!人生、百年時代の過ごし方』よりパワーアップ。「人生百年時代」を迎えて、仕事や子育てに一段落した今こそ、自分の人生を楽しく豊かに過ごすために再チャレンジしょう!と新たな終活の形を提案して、多くのシニア世代の人々に笑顔と勇気を与える。
主人公・大原千賀子役を務めた高畑は、まずは宝塚出身の凰稀かなめのスーツ姿を「カッコイイ!」と褒めまくる。ちなみにこの日、凰稀のほか、男性陣が着用しているスーツは青山のオーダーメイドで高畑をうらやましがらせた。
この作品をきっかけに今後してみたいことを聞かれると、千賀子の夫・大原原真一役を務めた橋爪は「何にもしたくないですね」と一言。会場に笑いが起きた。
千賀子と真一の一人娘・大原亜矢役を務めた剛力は「心の健康、からだの健康」を目指したい」。
松下は「若いころにやっていたゴルフをまたはじめたい」。
凰稀は、両親のために介護師などの資格を取ったことを報告。
長塚は「パソコンやスマがニガテなので挑戦したい」。
剛力の恋人・菅野涼太役を務めた水野は「自炊ですね。30代になって健康第一だと考えるようになって、毎日なめこのおみそ汁を作っています。おいしいですよ」と満足げな笑顔を見せた。
劇中にシャンソンの歌唱シーンのある高畑は見事な歌唱を披露しているが、「若い頃の夢に挑戦するということでやりました。バンドの人とやったときは気持ちが良かった」とにっこり。
92歳、元気いっぱいの大村は「6年もジムに通っています。元気はつらつオロナミンCです!」と自身がキャラクターを務めたCMの決めポーズを再現して客席を沸かせた。
大村は撮影の合間に共演者やスタッフに正しいスクワットのやり方を教えていたといい、ステージ上で再現して見せた。大村のあまりの元気っぷりに橋爪は「怪物だよ」と感心仕切り。
また、大村は、昨年それまで住んでいたマンションから高級老人ホームに引っ越したことを報告。住人たちから「昆ちゃん、昆ちゃん」と呼ばれて人気者であることも話していた。
ウクレレに挑戦中の香月監督は、前作では熟した青春を描いたが、今回は再び青春をやったらどうなるかという意味の“再春”を描いている。
終盤、フォトセッションの直前にゲストの三浦友和がサプライズで登場するとすると会場には驚きの声と大きな歓声と拍手が起こった。三浦は母の日にちなみ高畑にカーネションの花束を手渡した。三浦は本人役で特別出演している。
作品について三浦は「終活って言葉は好きじゃなかったけれど、終活の意味がポジティブに捉えられていて、『人生これから楽しく過ごしていくんだ』という考え方なんだと思いました」とコメント。三浦の大ファンだという高畑はずっと三浦を見つめており、「そんなに見ないでくださいよ」と三浦を照れさせた。
花束を受け取った高畑は「もう思い残すことはない」と大きな笑顔を見せ、高校生のころに三浦の運転免許証の写真を手に入れ、ずっと持っていたことも明かして三浦を驚かせた。
最後に高畑が「やっと公開になります。優しい気持ちになって、殺伐とした世の中の空気をなごませます」と公開の喜びを伝えた。
(取材・文・写真:福住佐知子)
公開表記
配給:イオンエンターテイメント
5月31日(金) 全国公開!