イベント・舞台挨拶

『不死身ラヴァーズ』公開記念舞台挨拶

Ⓒ2024「不死身ラヴァーズ」製作委員会 ©️高木ユーナ/講談社

 登壇者:見上 愛、佐藤寛太、青木 柚、澤部 渡、松居大悟監督

 『進撃の巨人』の諫山創のアシスタントを経て漫画家デビューした高木ユーナによるコミックを原作にした映画『不死身ラヴァーズ』がついに公開。公開翌日の5月11日(土)に公開記念舞台挨拶がテアトル新宿にて実施され、主演の見上 愛、共演の佐藤寛太、青木 柚、今作の劇伴と主題歌を担当したスカート・澤部 渡、そして松居大悟監督が参加した。

 主人公・長谷部りの役の見上にとって、本作は単独初主演映画。満席の客席を前に「感慨深いものがあります。公開初日に観た方から『元気になりました!』などの感想を頂いて、作品が本当に届いているんだという自覚が生まれました」と念願の公開に感慨無量だった。

 りのの運命の相手・甲野じゅんを演じた佐藤と松居監督は、公開前日にインスタライブを行い、昨日の公開初日はテアトル新宿に足を運んだという。佐藤は「僕らが来ることを知らずに観てくださった方々が、映画を観終わった後にこんな顔をするんだということを知れて、嬉しかったです」としみじみ。松居監督は「この作品は10年以上やりたいと思って作ってきたので、言葉が思い浮かびません。とにかく伝われ!という思いでソワソワしながらエゴサーチばかりしています」と笑わせた。

 また佐藤は役どころについて「設定上、人と接するのは怖いと思うこともあった。日によってその不安定さがスクリーンに出ている気がした」と回想。これに見上は「手紙を渡す日や、じゅんの家へ迎えに行く時とか、確かに警戒されていると思う日があった。動物みたいに怯えている時もあって結構落ち込みました」と佐藤の熱演に影響を受けたようだった。

 りの幼馴染・田中役の青木は「ミステリー要素があるので、それを僕が意味深な顔で見る時に、変に重くしてゲーム・マスターみたいにすべてを知っている人の感じになったらまずいなと思ったけれど、そこは松居監督が上手く調整してくださいました」と繊細な演出に感謝していた。

 そんな青木と見上は今回で5度目の共演。見上が「もはや腐れ縁」と笑い飛ばすと、青木は「役柄の関係性とまったく同じ。普段も相談に乗ってあげたりしているから」とジョークを飛ばし、見上から「ないです! そんなこと!」とピシャリと否定されていた。

 今作の主題歌&劇伴を担したスカートの澤部は、主題歌について「映画のエンディングに流れる曲というと、壮大なバラードが良いのかもしれない。でもこの映画の場合はそれが通用しないと思った。それくらい不思議な映画ということ。いろいろと考えた結果、弾むようなビートながらもメロディーは切ないという曲に辿り着きました」と制作秘話を明かした。

 そしてキャスト&監督陣、観客を前に主題歌『君はきっとずっと知らない』を澤部がギターの弾き語りで生歌唱。名曲に酔いしれた松居監督は「この時代のこの国に生まれて良かった!」と大感動で、見上も「1年前に行われた撮影の時の気持ちを思い出しました」と感激。佐藤は「この日の映画館に足を運ぶことが出来て幸せ」とガッツポーズして、青木も「マジで最高!」と喜んだ。当の澤部は「映画ともども愛してもらえたら」と願っていた。

 さらに主演の見上へ、松居監督からサプライズ・レターも。「何それ!」と驚く見上に、松居監督は「見上さんがいなかったらこの作品は出来ていないし、今日この場所に立てていない。今ここにいるお客さんにも会えていなかったはず。見上さんには改めてお礼を伝えたいです。ありがとう!」と読み上げると、見上の目から大粒の涙が! 涙を拭いながら「もういやだ、今日はメイクをバチバチに決めてきたのに~」と泣き笑いになると、佐藤は「男性陣の誰もハンカチを持っていなくてゴメン!」と謝って場内は温かい笑いに包まれた。

 最後に主演の見上は「この組でこの作品を作れたのが幸せです。映画は観ていただいた人の解釈が生まれることで完成すると思うので、観てくださった一人ひとりの心の中でやっと映画が完成したなと思います。いろいろな人に届いて、この映画がみんなのパワーになったら嬉しいです」とヒットを祈願していた。

公開表記

 配給:ポニーキャニオン
 5月10日(金)よりテアトル新宿ほか全国ロードショー

(オフィシャル素材提供)

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