イントロダクション
監督の野心に共鳴し合うキャスト&スタッフによる異色の青春幻想譚
中学生の性の違和感と自己理解の揺らぎを描いた『蝸牛』でMOOSIC LAB 2019短編部門グランプリほか四冠を達成した新鋭・都楳勝監督最新作。想像をかき立てる幻想的な映像と構成、キャストの真に迫るかけ合いから、この世界と、人と向き合うことの一つの意味を浮かびあがらせる。
主演は、2015年の活動開始から真摯に演技を重ね、「隣の男はよく食べる」(23/テレビ東京)、『輝け星くず』(主演・24公開予定)ほか近年出演作が続き評価を高める山﨑果倫。共演は、連続テレビ小説「ちむどんどん」(22/NHK)などドラマ・映画を中心に出演、監督作『君に幸あれよ』(23)ほか映像作家としても注目を集める櫻井圭佑。そして、大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(22/NHK)や、連続テレビ小説「らんまん」(23/NHK)など近年活躍の場を広げる山谷花純、大河ドラマ「光る君へ」(24/NHK) など話題作に出演している玉置玲央たちが集結した。
ストーリー
<現実と夢>が溶け合う時間——
いま自分が信じるものを見つめなおす、逃避と目醒めの物語
「俺のこと、ここで匿ってくれない?」血まみれで息を切らす男・ショウに声をかけられたタエコ。生気がなく虚ろな瞳の彼女は、部屋に入る彼に「私の最期、綺麗に撮ってください」とお願いする――。何から逃れてきたのか。その願いは本当に望んでいるものなのか。二人は時間を共有するうちに、夢とも現実ともつかない、お互いの感情と記憶が交ざり合う奇異な世界に引き込まれていく。タエコが、ショウが、目を背けてきたものを前に、表情を変えていく。何が本当で嘘なのか、当たり前と思っていたあの安らぎも、この苦しみも
(2024年、日本、上映時間:119分)
キャスト&スタッフ
出演:山﨑果倫、櫻井圭佑、アベラヒデノブ、金海用龍、森崎みのり、玉置玲央、山谷花純
脚本・監督:都楳 勝
音楽:若狭真司
撮影:上野陸生
ギャラリー
予告編
オフィシャル・サイト(外部サイト)
公開表記
企画・製作・制作プロダクション・配給:レプロエンタテインメント
2024年5月10日(金)よりアップリンク吉祥寺ほか全国順次公開