イントロダクション
2022年公開『幻の蛍』でデビューを果たした富山県出身の映画監督・伊林侑香と、第33回フジテレビヤングシナリオ大賞で佳作を受賞した伊吹 一氏が再タッグを組む本作。普通に生きることが難しい世界で「生きる」という、人生の課題をオリジナル脚本にしたためた。
キャスティングは富山県在住の新人女優・中川聖菜を主演に抜擢。岩井堂聖子、芹澤興人、西村まさ彦ら、実力派の俳優陣が脇を固める。撮影には『幻の蛍』に参加した富山出身スタッフが多数集結し、全編オール富山ロケを敢行した。
生きることを諦めかけた少女の人生最期の一日に、数奇な人々との出会いで変わってゆく主人公をあたたかみのある映像で描く。
ストーリー
「弱いパパでごめんね」一言だけのメモを残し、優しかった父は死んだ。そして母は壊れて消えた。家族も友達も、いない。
14歳の奈良希穂は、中学に入ってからずっと孤独な一人暮らしをしていた。ある日、学校の屋上で自称「天使」と出会い「人生最期の1日」を共に過ごすことに。何気ない1日の中で次々と現れるへんてこな人々の心の機微に触れ、希穂の世界は静かに揺り動かされていく。
最期と決めた1日の終わりに彼女を待っていたものとは――。
(2023年、日本、上映時間:90分)
キャスト&スタッフ
監督:伊林侑香
脚本:伊吹 一
出演:中川聖菜、岩井堂聖子、芹澤興人、中島侑香、西村まさ彦
ギャラリー
予告編
オフィシャル・サイト(外部サイト)
公開表記
配給:ラビットハウス
全国順次公開中