イントロダクション
日本のロック・ポップス黎明期から時代を先取りし、今なお世代を超えて多くの人々に影響を与える音楽家、加藤和彦の軌跡を追った音楽ドキュメンタリー映画 『トノバン 音楽家 加藤和彦とその時代』。
本作は、高橋幸宏が本作の相原裕美監督にかけた「トノバン(加藤和彦)って、もう少し評価されても良いのじゃないかな? 今だったら、僕も話すことができるけど」という何気ない言葉がきっかけとなり始動。日本初のミリオンヒットを生んだザ・フォーク・クルセダーズの結成秘話、サディスティック・ミカ・バンドの海外公演やレコーディング風景などを交えた映像、さらに日本のポップスの金字塔とも言える“ヨーロッパ三部作”に隠された逸話などを、関係者インタビューと貴重なアーカイブ映像で綴り、彼の音楽家としての功績を紐解き、日本の音楽史を変えた不世出の音楽家・加藤和彦にフォーカスした初めてのドキュメンタリー映画。書籍や作品集(CD)の発売、トリビュートコンサートの開催など、加藤和彦が手掛けた数々の楽曲や彼自身への再評価の機運が一気に高まる中で、その象徴ともいえる映画がついに公開となった。
加藤和彦 プロフィール
1947年、京都生まれ。
ザ・フォーク・クルセダーズの「帰って来たヨッパライ」でプロデビュー。
日本のロック・バンドで世界進出を果たしたサディスティック・ミカ・バンドを経て、ソロ、作曲家、プロデューサーとして活躍する他、映画『だいじょうぶマイ・フレンド』(1983)をはじめとした映画音楽、歌舞伎で初めてオーケストラを取り入れた「スーパー歌舞伎」、サディスティック・ミカ・バンドやザ・フォーク・クルセダーズの再結成、坂崎幸之助とのユニット「和幸」、「VITAMIN-Q」結成等、精力的に活動した。2009年11月死去。享年62歳。
キャスト&スタッフ
出演:加藤和彦
きたやまおさむ、松山猛、朝妻一郎、新田和長、つのだ☆ひろ、高橋幸宏、小原礼、今井裕、高中正義、クリス・トーマス
泉谷しげる、坂崎幸之助 他
企画・構成・監督・プロデュース:相原裕美
制作:株式会社コクーン
(2024年、日本、上映時間:118分)
ギャラリー
予告編
オフィシャル・サイト(外部サイト)
公開表記
配給:ナカチカピクチャーズ
2024年5月31日(金) 全国公開
(オフィシャル素材提供)