インタビュー

『あんのこと』河合優実 インタビュー&メイキング映像”初”解禁

© 2023『あんのこと』製作委員会

 「少女の壮絶な人生を綴った新聞記事」をベースに描く、衝撃の人間ドラマ『あんのこと』が全国公開中。この度、本作の主演を務めた河合優実が脚本を読んだ感想や意気込み、そして佐藤二朗と稲垣吾郎との共演について語るインタビューに加え、メイキング映像が解禁された。

 本作は2020年6月に新聞に掲載された「少女の壮絶な人生を綴った記事」に着想を得て描く、実話をもとにした衝撃の人間ドラマ。『ビジランテ』や『ギャングース』の入江 悠監督が、社会の中で「見えない存在」にされてしまった人々を、鎮魂と後悔の思いを込めて、まっすぐに見つめる渾身の一作。主演を務めるのは、ドラマ「不適切にもほどがある!」で話題となり、先日、カンヌ国際映画祭への初参加でも話題の若手俳優・河合優実。また杏を救おうとする型破りな刑事・多々羅を佐藤二朗が、更生施設を取材するジャーナリスト・桐野を稲垣吾郎が演じている。

 まず脚本を読んだ感想について「重いという言葉で片付けたくはないですけど、いつも以上に真剣になる題材だなと思った」「はじめて読んだ時から自分の中にずっと離さない部分というか、そういうものを一個ずっと持っていれば大丈夫だなと思ってました」と本作への強い思いを話す河合は、その言葉通りの圧倒的リアリティーで杏の苦しみと喜びを完璧に演じ切った。

© 2023『あんのこと』製作委員会
© 2023『あんのこと』製作委員会

 今回初共演となる佐藤のことを聞かれると、「特にこういうお話なので佐藤二朗さんが多々羅を演じてくれて一個軽やかにしてくれたと思う」「本当にご本人が素敵な方で一緒になる日も多かったですけど、どんな人にも対人(たいひと)として接してそれが自然にできる方だなと思って役としても本人としてもパワーをもらってました」と劇中で特別な関係を演じ、近い距離にいたからこそ感じた佐藤の魅力を明かした。

 そして稲垣については、「独特な方ですごい大事な役」「稲垣さんの持っている他の人にはない柔らかさとどこにも寄らない感じというか、それが週刊誌の記者という役で中和してくれてる感じがあってすごく良かったです」と、稲垣が放つ唯一無二の存在感を肌で感じたことが窺える。インタビュー映像に加え、河合が佐藤や稲垣と話し合うシーンや屋外ロケなどを捉えたメイキングも公開。キャストとスタッフが団結し作品を創り上げていく様子が感じとれる映像となっている。

© 2023『あんのこと』製作委員会

 実力派俳優らが織りなす渾身の演技は観る者にいつしか映画であることを忘れさせ、現代社会の歪みや不均衡といった実相を容赦なく突きつける。同時に、単なる社会派ドラマという枠を超え、生きようとする杏の意志、そして彼女が見た美しい瞬間をも映し出し、我々の知らなかった現実を教えてくれる見応えたっぷりの一作となっている。

 映画『あんのこと』は全国公開中!

公開表記

 配給:キノフィルムズ
 全国公開中

(オフィシャル素材提供)

関連作品

スポンサーリンク
シェアする
サイト 管理者をフォローする
Translate »
タイトルとURLをコピーしました