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『おいしい給食 Road to イカメシ』大ヒット御礼舞台挨拶

©2024「おいしい給食」製作委員会

 登壇者:市原隼人、大原優乃、田澤泰粋、小堺一機、佐藤大志、綾部真弥監督
 サプライズ登場生徒:藤戸野絵、石澤柊斗、高松咲希、田口ハンター

 映画『おいしい給食 Road to イカメシ』の大ヒット記念舞台挨拶が6月8日(土)、新宿ピカデリーにて開催され、主演の市原隼人をはじめ、大原優乃、田澤泰粋、佐藤大志、小堺一機、綾部真弥監督が登壇。さらに劇中で忍川中学の生徒を演じた藤戸野絵、高松咲希、田口ハンター、石澤柊斗がサプライズで登壇し、市原に感謝状を手渡した。

 市原らが劇場の扉から登場し、客席通路を通ってステージに上がると、会場は大歓声に包まれる。本作の公開館数は全国154館にもおよぶが、市原は「本当にすごく嬉しいです。2019年に原作もなく、小さなところから始まって最初は50館で、いまは154館になり、この(劇場版)第3弾が生まれたのは、ひとえにこの作品を好いてくださるお客様のお気持ちの賜物です。本当に感謝してもしきれません」と感慨深げに語る。

 大原は「私はシーズン3から参加した身なので、改めて主演の市原さん、綾部監督をはじめとする『おいしい給食』チームの皆さんに出会えたこと、シーズン3に参加させていただいたことに心から感謝の気持ちでいっぱいです」と感謝を口にする。

 田澤は周囲の反響について「友達の妹とか弟とか、おばあちゃんとか、幅広い年代の方々に『観たよ』、『面白かったよ』と言っていただけて嬉しいです。先生もたくさん観ていて、昨日も保健の先生に『観たよ』と言っていただきました」と嬉しそうに明かす。

 小堺は、本作の魅力について「やっぱり市原さんのパフォーマンス!」と語り「生で見たらすごいですよ」と称賛。さらに周囲からの反響として「どぶろっくが、あんな下ネタをやってるのに、実はこういう映画が好きで(笑)、『小堺さん、あの映画に出てすごいですね』と言ってて『出たい』と言ってたので『キミたちは無理だと思う』と言っときました(笑)」と語り、劇場は笑いに包まれた。

 綾部監督は「続編が見たい」というファンからの声に「嬉しいですね。シーズン1からずっと『これで終わりです』と閉店セールを続けてきて(笑)、本当に嘘じゃなく今回の『Road to イカメシ』は『おいしい給食』の集大成だからと佐藤大志くんにも出てもらって、ファンの方ために最高の1本を作って『これで終わりだ』と思っていたんですけど、市原くんも『(続編を)腹に決めた』って言ってたし(笑)、皆さんの声援がある限りは『おいしい給食』と向き合って、いまの時代に何ができるか、エンタテインメントのど真ん中を歩く作品をどうやって皆さんにご提供できるのか、しっかり真剣に企画から考えていきたいと思います」と語り、客席からは期待を込めた熱い拍手が。

 そして、本作で「おいしい給食」に“復帰”した佐藤が「覚えていますか?」と問いかけると、客席は熱い拍手と歓声で応える。久々の市原との共演について佐藤は「シーズ1とシーズン2で市原さんと共演させていただいたんですけど、何回会っても『うわっ、市原さんだ!』ってなりますし(笑)、今回もまた共演させていただいて、休憩時間に泰粋くんと市原さんとキャッチボールをやらせてもらって、楽しかったし嬉しかったです」とふり返った。

 市原はこのキャッチボールについて「『ROOKIES』の時のグローブを2人に渡してキャッチボールしました」と明かし、田澤も「楽しかったです。ちょうど桜が咲いていて、そこでキャッチボールができて最高でした」と笑顔で述懐する。

 市原は改めて、佐藤との再会について「言葉にならないです。(佐藤さんが演じた)神野ゴウがいるだけで、意図せずして涙があふれてきてしまいます。(久々に)見るとデカくなってやがる(笑)。本当にいろんな思いや日々を重ねてきて、大志の成長を見て、『おいしい給食』って本当に幸せな日々を重ねてきたんだとしみじみと感じます」と嬉しそうに語った。

 一方、本作で甘利田先生のライバルである粒来ケンを演じている田澤は、“先代”のライバルの登場にどのような思いを抱いていたのか? 田澤は「シーズン1、2を見て神野ゴウが大好きだったんですけど、粒来ケンは神野ゴウと甘利田の戦いを知らないので、そこはけじめをつけて役を全うしました」とプロ意識の高さを感じさせるコメントで会場を沸かせる。

 綾部監督は神野ゴウを再び登場させることについて「正直、葛藤もありました。初稿から神野ゴウの存在は書かれていたんですが、途中で一度、削除してるんです。僕らは粒来ケンというキャラクターを作り上げなくちゃいけないので、先代に頼っている場合ではない。粒来ケンのドラマを作り上げなきゃいけないと思ったんです。最終的にはプロデューサーに『さまざまなことを考えて、神野ゴウが出たほうがいいんじゃないか』と言われ、集大成ということでファンの方が喜ぶのが一番なんじゃないかということで、最後の決定稿で復活したんです。なので、皆様に神野ゴウを喜んでいただけるのは嬉しいですし、初代と二代目が並び立つというのは、僕も嬉しくて涙がこみ上げてきます」としみじみと語った。

 この日は、Xに寄せられたファンからの質問に登壇陣が回答。「箸で上手にイカメシを持ち上げるコツ」と尋ねられた市原は「愛がなすワザですね(笑)。いろいろ試して、向きも『こうかな?』とか『こっちを向いて』とイカメシに語りかけたりしながら、最終的には、箸に申し訳ないと思いながら、思い切り握るしかなかったです(笑)。折れるくらい思い切り強く握るしかないです」と明かし、「そのために週6でトレーニングしてます」と笑いを誘う。

 続いての、甘利田が会話時に顔を思い切り近づけてくることについて、共演陣はどう思っているのか?という質問に大原は「(市原が)近くに来て、ちょっとビックリして下がると、また近づいてきてくださるので必死に立ってます(笑)」と告白。市原は「1980年代という時代の象徴で、いまはSNSで何でも伝えますが、(当時の)Face to Faceでひざを突き合わせながら見えてくる人間のチャーミングな人間臭さを表現したくて、気づいたら寄っていました」と明かす。

 綾部監督は「もともと台本にも演出プランにもなく、市原さんが勝手にやってるだけなのでお任せしてるんですが、すごいのは、勢いがある時もぴたりと1~2センチのところで止められるんですね。あの筋力、フィジカルはこのためにあるのかと。ちょっとでもつまづいたら、キスしてしまうんですけど、ギリギリで止められるって普通じゃできない芸当です」と称賛し、ここでも市原さんは「そのために週6日、トレーニングしてます!」と語り、再び会場は笑いに包まれていた。

 市原は舞台挨拶の終了を前に「本当にこの『おいしい給食』という作品を好いてくださり、ありがとうございます。これからどんなに月日が経っても、あの日、あの時、あの場所に戻りたいという時間が、『おいしい給食』をご覧になっている時間であることを切に願いながら、人と人との心の懸け橋となれることを心から願っております。今作でも最後のほうで、ある土地のある名物の名前が出てくるんです。本当に先は分かりません……。何かの伏線なのか……(笑)? 甘利田に戻るのって結構、大変なんですけど(苦笑)、お客様のために作品はあり、役者として目には見えないかけがえのないものを学ばせていただいているので、お客様からのお気持ちがある限り、いつどんな時でも甘利田先生に戻ってこれる準備をこれからずっとしていこうと思うので、これからも末永く『おいしい給食』をかわいがっていただけたら幸いです」と挨拶し、温かい拍手がわき起こった。

 そして、ここでサプライズで忍川中の生徒を演じた藤戸野絵、高松咲希、田口ハンター、石澤柊斗が登場し、市原へ感謝状を授与! 感謝状には「市原には役者人生において大切なことをたくさん教えていただきました 本当に楽しかったです 大好きな市原隼人さんに感謝状を贈ります」とあり、これには市原さんも大感激! 市原さんは、撮影前に子どもたちと一緒に函館山にのぼった楽しい思い出などを語りつつ「子どもと共演することは財産です。貴重な青春、思春期の2ヵ月をご一緒させていただいたのは財産です。この感謝状は僕の宝物です」と語っていた。

 『おいしい給食 Road to イカメシ』は全国公開中。

公開表記

 配給:AMGエンタテインメント
 全国公開中

(オフィシャル素材提供)

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