8月17日(土)より新宿K’s cinemaほか全国順次公開になる映画『心平、』。このたび、ポスタービジュアルが解禁となった。
社会に馴染めない兄と、未来を諦めた父。
そして、家にしばられる妹。
そんな三人が踏み出す小さな一歩を描く。
本作は、2014年の福島を舞台に、立ち入りを制限された町に足を踏み入れた心平と、その家族の葛藤を描いた人間ドラマ。
福島のある小さな村に住む心平は、3年前に起きた原発事故によって仕事である農業を失い、今は無職だ。父・一平は、そんな心平に軽度の知的障害があることに向き合えずにいた。妹・いちごは、そんな父と働かない兄のために家事をする日々に、ウンザリしている。そして、近所の住民から心平が空き巣をしているらしい、と聞いたいちごと一平は、家を出たまま帰ってこない心平を追いかけてある場所へとたどり着く――。
主人公の心平には、奥野瑛太(最新出演作に『碁盤斬り』『湖の女たち』など)。また、いつも兄のことを気にかけている妹のいちご役には、芦原優愛(ドラマ「おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!」など)。
父の一平役には、下元史朗(『なん・なんだ』(主演)、『痛くない死に方』など)。他、川瀬陽太、影山祐子、河屋秀俊、小林リュージュらが出演。
監督は、山城達郎。2022年『ダラダラ』で長編映画を初監督し、本作が劇場公開映画二作目。山城監督の新たなステップとなる。
ポスタービジュアル解禁!
今回、解禁されたポスタービジュアルは、心平が町中を自転車で走る写真で構成されたビジュアルが採用された。山城達郎監督は、「真夏の福島で、免許のない心平が背筋をのばし一生懸命に自転車を走らせる姿がこの映画では何度も描かれます。時にはその自転車で誰かを追いかけたり、後ろに妹を乗せたり、家族の乗る軽トラと並走したりもします。このポスター写真はそんな心平の日常が切り取られていると思い選びました」とコメント。
「ここで、生きていく」というコピーが添えられ、さまざまな出来事が続く日常生活のなかでの小さな一歩を感じるポスターが完成した。
公開表記
配給:インターフィルム
8月17日(土)より 新宿K’s cinema 他全国順次ロードショー
(オフィシャル素材提供)