イベント・舞台挨拶

『ライド・オン』来日舞台挨拶

©2023 BEIJING ALIBABA PICTURES CULTURE CO., LTD.,BEIJING HAIRUN PICRURES CO.,LTD.

 登壇者:ジャッキー・チェン、ラリー・ヤン監督、ジャッキーちゃん
 特別ゲスト:宣伝アドバイザー・山田くん

 大ヒット公開中の映画『ライド・オン』で主演のジャッキー・チェンが、13年ぶりに来日。ファンとの交流を楽しんだ。主題歌となる「青春故事(せいしゅんこじ)」が流れる中、歌を口ずさみながら登壇したジャッキーは、満員の客席から飛び交う『ジャッキー!!』という熱い声援に応えながら大きく手を振り、「皆さんこんばんは! お久しぶりです! 映画観た!? 好き? (皆さんに会えて)本当に嬉しいです!」と日本語で挨拶。

 日々多忙を極める中、日本にだけ来日を決めたジャッキーは、会場からの大声援にご機嫌。当日は、メガホンを取ったラリー・ヤン監督、宣伝アドバイザー・山田くんやジャッキーとは7年ぶりの再会となったというものまねタレントのジャッキーちゃんがゲストとし登壇して会場を盛り上げた。

 本作は、元香港映画界でスタントマンとして活躍したルオ・ジーロン(ジャッキー)が、息子同然である相棒の愛馬が競売にかけられる危機に直面する。疎遠になっていた法学部の学生である娘の協力を得て、愛馬を救おうと奔走。再起をかけて再び危険なスタントに挑む姿が描かれる。感動の50周年記念アクション大作。

 スタントマン役なので終盤には『プロジェクトA』(83)、『ポリス・ストーリー/香港国際警察』(85)など数々の名シーンもちりばめられた集大成的作品で、ラリー・ヤン監督のジャッキーへの愛とリスペクトが溢れているファン垂涎の作品となっている。

 ジャッキーは「6日前までカナダにいました。4日前にはロサンゼルス。それから香港へ戻って、翌日一日だけ撮影をしてから今日、日本に来ました」と来日するまでのスケジュールを報告。今作で「どうしても日本に行きたい」と日本だけのプロモーションを決めたジャッキー。「長年、日本のファンの皆さんはずっと僕を応援してくれてサポートしてくれました。ついこの間も、僕は出席していないのに、誕生日(4/7)パーティーまで開いてくれたからです」と日本に来た理由を説明した。

 日本で食べたいものを聞かれると、即座に好物の「カニ、九州ラーメン、わさび」を上げたジャッキー。さて、食べる暇はあったのだろうか? 親日家のジャッキーだがコロナ禍もあって、来日から遠のいていた。ジャッキーは「ここ3年の間に5本の作品に出演しました。大変です!」と大きな笑顔を見せる。「これから次の作品の準備をしています。今年の10月にマカオでクランクインする予定です」と現状報告。来日の直前までカナダで撮影していという『ベスト・キッド2』はクランク・アップ。中国に帰国後はすぐに広州で撮影予定。パンダの話を撮るという。

 50周年記念のアクション大作となる本作には、ラリー・ヤン監督の情熱に突き動かされて出演したというジャッキー。「本作は僕にとってもチャレンジでした。これまで、いろいろな役どころを演じようと思ってきました。今後も数年のうちにいろいろな映画に出演をして、いろいろな役をやります」と話した。

 ラリー・ヤン監督は「ジャッキーの大ファン。いつかジャッキーと映画を撮りたいという夢を抱いていました。撮影が始まっての最初の1週間は、ずっとジャッキーを見つめてしまいました」と話す。「ジャッキーと馬のシーンも、力を入れて撮りました」と話す。
 「馬の演技をどううまく撮るかを考えました。馬とジャッキーは親子のようであり、師匠と弟子のようでもある」と言及する。とにもかくも大熱演の愛すべき馬なのだが、撮影現場ではジャッキーが世話をして、ジャッキーだけが声を掛けてジャッキーの声を覚えるようにさせたという。世話をするのは大変だったようだ。両方の足を踏まれて腫れ上がったこともあったが、別れるときは涙、涙……だったそうだ。

 当日のゲストとして「集まれ!小学生・中学生 はじめてのジャッキー・チェンキャンペーン」の発起人である山田くんは、新宿ピカデリー限定となる本作の小・中学生入場料100円キャンペーンを発案した。憧れのジャッキーとの生対面に山田くんは「めちゃくちゃかっこいいです。スタッフの人にも気を配って、本当にステキな人。これからもずっと応援します!」と大緊張だった。

 久しぶりに再会したジャッキーちゃんについて、ジャッキーは「ますます似て来ましたね(笑)。僕のスタントをしてください」とエールを送る。、ジャッキーちゃんが「スタント? OK。ワイヤーを着けてね」と返答すると、ラリー・ヤン監督が「ジャッキーはワイヤなんて着けないよ」と突っ込みをいれ、ジャッキーちゃんをタジダジさせる。

 ジャッキーは「酔拳を勉強しなさい」とジッャキーちゃんにアドバイス。突然壇上で酔拳を披露して見せて、ファンは大喜び。

 最後に、ジャッキーが「皆さんの長きにわたるサポートが、僕の頑張るパワーになっています。これからもいろいろな役をやると思うし、1年に1本は映画に出演して皆さんにまた会いに来ます」と約束。大きな歓声を浴びた。また、主題歌「青春故事」を生熱唱して美声をも披露した。会場からの盛大な拍手とジャッキー・コールの中、楽しいイベントは幕を閉じた。

 世界的アクション・スターとなったジャッキー・チェンが映画初主演を飾った『タイガー・プロジェクト/ドラゴンへの道序章』(74)から50年、『ドランクモンキー 酔拳』(79)の日本初上陸から45年、2024年は、ジャッキー生誕70年といういくつもの節目を迎えている。

 (取材・文・写真:福住佐知子)

公開表記

 配給:ツイン
 絶賛上映中!

(オフィシャル素材提供)

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