作品紹介

『ONE LIFE 奇跡が繋いだ6000の命』

© WILLOW ROAD FILMS LIMITED, BRITISH BROADCASTING CORPORATION 2023

イントロダクション

 スティーヴン・スピルバーグ監督の『シンドラーのリスト』で描かれたオスカー・シンドラーのように、ナチスの手から669人の子どもたちを救った人物が英国にもいた。彼の名はニコラス・ウィントン、結果的に6000の命に繋がった活動と子どもたちとの50年後の再会を、『英国王のスピーチ』のプロデューサーが映画化。
 ニコラスに扮するのは、『羊たちの沈黙』と『ファーザー』でアカデミー賞®を受賞した映画界の至宝アンソニー・ホプキンス。明るくてチャーミングなニコラスが、その胸の奥にいまだ多くの子どもたちを救えなかったことへの苦悩を抱え続ける姿を、自身の深く長い人生経験と重ねるようにリアルに演じている。
 さらに実際にニコラスに助けられたかつての子どもたちや、その親族が世界中から撮影に参加。数多のキャリアを誇るホプキンスも「心を大きく揺さぶられた」と打ち明けている。
 共演には、『ブルックリンの恋人たち』のジョニー・フリン、オスカーノミネート俳優のヘレナ・ボナム=カーター、「ザ・クラウン」シリーズのジョナサン・プライス。
 年始から公開がスタートしたヨーロッパでは小さい規模での公開ながらも「最高に美しい物語」「ずっと涙が止まらない感動作」「現代を生きる全員が観るべき作品」と絶賛の口コミが話題となり、アンソニー・ホプキンスがアカデミー賞®主演男優賞を獲得した『ファーザー』を超える興収をたたき出した。さらに北米でも『デューン 砂の惑星 PART2』など超大作の公開がひしめき合う中、好成績を記録している注目の一作。
 あってはならない戦争が再び始まり、現在も続いているこの時代だからこそ贈る、人間の温かな心と無償の愛が生
み出した希望の物語。

© WILLOW ROAD FILMS LIMITED, BRITISH BROADCASTING CORPORATION 2023

ストーリー

 時は1938年、第2次世界大戦直前。ナチスから逃れてきた大勢のユダヤ人難民が、プラハで住居も十分な食料もない悲惨な生活を送っているのを見たニコラス・ウィントンは、子どもたちをイギリスに避難させようと、同志たちと里親探しと資金集めに奔走する。ナチスの侵攻が迫るなか、ニコラスたちは次々と子どもたちを列車に乗せるが、ついに開戦の日が訪れてしまう。それから50年、ニコラスは救出できなかった子どもたちのことが忘れられず、自分を責め続けていた。そんな彼にBBCからTV番組「ザッツ・ライフ!」の収録に参加してほしいと連絡が入る。そこでニコラスを待っていたのは、胸を締め付ける再会と、思いもよらない未来だった。

 (原題:ONE LIFE、2023年、イギリス、上映時間:109分)

キャスト&スタッフ

 監督:ジェームズ・ホーズ
 脚本:ルシンダ・コクソン、ニック・ドレイク
 出演:アンソニー・ホプキンス、ジョニー・フリン、レナ・オリン、ロモーラ・ガライ、アレックス・シャープ
    マルト・ケラー with ジョナサン・プライス and ヘレナ・ボナム=カーター

 提供:木下グループ

ギャラリー

予告編

オフィシャル・サイト(外部サイト)

映画『ONE LIFE 奇跡が繋いだ6000の命』公式サイト
6月21日(金)全国ロードショー/アンソニー・ホプキンス 主演/チェコの子供たち669人をナチスから救った、英国版“シンドラー”ニコラス・ウィントンの愛と苦悩を描いた感動の実話

公開表記

 配給:キノフィルムズ
 6月21日(金) 新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町、Bunkamuraル・シネマ 渋谷宮下ほかにて全国ロードショー

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