登壇者:山田裕貴、小日向文世、早見あかり、シャノン・ティンドル監督、ジョン・アオシマ共同監督
株式会社 円谷プロダクション(以下「円谷プロ」)とNetflixが、共同で製作を進めたCGアニメーション長編映画『Ultraman: Rising』が、6月14日(金)より世界独占配信中。
Netflix映画『ULTRAMAN: RISING』は、1966年の放送開始以来、57年にわたり全世界で愛され続けている不滅のヒーロー「ウルトラマン」を、『KUBOクボ 二本の弦の秘密』(2016・原案/キャラクターデザイン)などで知られるクリエイター、シャノン・ティンドルが監督・脚本を担当し、CGアニメーション制作を、『スター・ウォーズ』『ジュラシックパーク』など、数々の名作、ヒット作を送りだしてきた「インダストリアル・ライト&マジック(ILM)」が手掛け、「親子」「家族」をテーマに、すべての世代で楽しめる新たなウルトラマンストーリーとして創造している。
この度、ついに配信開始を迎えた本作を記念して豪華日本語吹替え版キャスト、そして、アメリカから2名の監督が来日登壇し<配信開始記念 特別上映会>を実施した!
ついに世界配信がスタートしたことを記念し行われたこの日のイベントには、本作の主人公サトウ・ケン役の山田裕貴、ケンの父親・サトウ教授役の小日向文世、ケンとの交流を深めるジャーナリスト、ワキタ・アミ役の早見あかりという豪華日本語吹替え版キャストに加え、シャノン・ティンドル監督とジョン・アオシマ共同監督もこの日のために来日登壇した。
イベント会場となったユナイテッド・シネマ アクアシティお台場では、作品ビジュアルの大きな垂れ幕やウルトラマンの立像と記念写真が撮れるフォトスポット、さらに主人公・サトウ ケンがプロ野球選手であることから、バッティング体験ゲームができるブースがロビースペースに設置されるなど、まさに劇場全体が『Ultraman: Rising』一色の盛り上がりを見せたこの日。赤ちゃん怪獣”エミ”も記念撮影に参加した。本編を観終えたばかりで温かな感動の空気感に包まれた観客たちの大きな拍手に迎えられ、まずは3人のキャストが登壇。鑑賞後の興奮冷めやらぬ客席のファンへ向け、早速山田が「作品はいかがでしたか?」と問いかけると客席からは再び大きな拍手がわき起こり、「配信作品なので、皆さんの温度をこうして生で感じることができて本当に嬉しいです」と笑顔で挨拶した。続く、小日向と早見も、「大きなスクリーンで観られたのが本当に羨ましいです!」と、この日だけの特別な上映会を実施できた喜びを口にした。
トークセッションのはじめ、改めて主人公・サトウ ケン、そしてウルトラマンを演じたことに対して山田は「自分の父親がプロ野球選手だったのもあって、野球選手がどのような生活をしているのかを自宅で見ていて、当時の父の姿とリンクする部分も感じながら演じました。父も自分もシャイで口数が少ないタイプなので、この作品から父親と子どもとの距離感を学ばせていただきました。すごく、自分の心とリンクしながら演じることができたと思います」と、自身の境遇とも強く重なる部分があるキャラクターへの思い入れを滲ませた。
続いて、ケンの父親であるサトウ教授を演じた小日向は、まさにそんな親子の印象的なシーンについて「ケンがまだ小さいときに、緊急事態に飛び出していった父親がウルトラマンの姿になって窓の外に立ち上がるシーンがすごく格好良くて、観ていて『うぉー!』となりました」と、作品冒頭のウルトラマンの変身シーンに興奮したことを明かし、さらに、「後半にケンと教授が親子で共に戦うシーンは胸が熱くなりました」と、イチオシのシーンに熱量高くコメントした。
そして、自身と同じく子育てと仕事を両立させるジャーナリストのワキタ・アミについて、早見は「今3歳半の娘がいて、保育園に行かせたり、祖父母に頼りながら、自分も仕事をさせていただいていて、自分の見ていないところでも知らず知らずに育っていくことを実感している」と、自身に重なる部分も大きいと語り、作中でケンがアミに子育てについて相談する場面を振り返りながら、「子どものおかげでいろいろなことに気づかされるのは私たち大人のほうなんだ、というアミの考えや働き方には本当に共感する部分がありました」と、母親ならではの目線で自身の演じたキャラクターについて語った。
作中では、ウルトラマンであり、同時にプロ野球選手であり、さらに怪獣の子どもを育てる父親でもある主人公ケンの苦悩と決断が描かれるが、続いてのトークでは何かを守るために決断したことがテーマに。小日向は「やっぱり自分の子どもができた時に『この子たちのために頑張らなきゃ』と強く決断したのを覚えています」と、まさに、作中で演じた父親としての姿勢のように、自身も我が子を守るたるために強い気持ちが芽生えたことを明かす。また、早見は高い理想を持っていた過去の自分を顧みて「自分の理想に向かって走りすぎることをやめる決断をしました。どんなに適当でも毎日を楽しく生きている人はそれだけでみんな偉いなと気づいて」と、自身の心持ちや人生観も踏まえてコメント。そして、作品のテーマでもある、自身が大切にしている調和については、それぞれ仕事とプライベートの調和についてなどを語る中、山田は「過去には作中のケンのように、グワーッと、ただひたすらに仕事に向かっていたこともありましたが、他人のことを大切にしながら自分のことも大切にしなければという調和は、自分も家族を持って強く感じています」と、たくさんを仕事をこなす中で、自分自身や家族を大切に思う気持ちとの調和を大切にしていると温かい面持ちで語った。
それぞれの誠実な回答にトークセッションも盛り上がりを見せる中、最後に改めて本作への思いを聞かれ、山田は「作品を観た方の感想を見ると『日本が舞台だったんだ!』という感想も多くて、ウルトラマンは日本で生まれたキャラクターですが、海外のクリエイターさんたちが本当に細やかに、愛情を持って作ってくれたことをすごく感じて嬉しかったです」と、全編を通して作り手の日本への愛が溢れる部分が見どころと語り、加えて「ケンが自分の子どもとして育てるエミが攻撃される場面は、アフレコをしながら本当に腹が立ったのを覚えていて、『あ、これが“父性”か!』となりました。そういう、自分の中で気づかされた部分もあって、本当にこの作品をやれて本当に感謝しています」と、主人公の感情に寄り添って感慨深い様子。
小日向は「ついに自分がウルトラマンの世界に参加することができたのは、俳優としてとても誇りに思っています。そして、ケンと教授が二人で力を合わせて戦う場面を観ながら、自分自身もこれから息子と力を合わせて何ができるかなと考えて、いつかその答えがでたらいいなと、この作品を観ながら思いました」と、自身の息子との関係を思い浮かべながら愛情溢れる様子で語った。
そして、早見は「『シン・ウルトラマン』に続いて、ウルトラマン作品に携わらせていただいて本当に嬉しいです。この作品は小さなお子さんから大人まで楽しめる作品だと思いますが、自分の娘も最近、私が出ているドラマを見ていて『なんでテレビにママがいるの?』と違和感を感じているよう、ウルトラマン作品に出ることはすごく自慢できることなので、娘がそれをちゃんと理解できるようなった時に、『ウルトラマンに出ていたんだよ!』と伝えてプレゼントしてあげたいです」と、自身の娘にも将来作品を楽しんでもらうことに期待を寄せた。
そして、イベントが行われたこの日は「父の日」ということで、作品にとっての「父親」であるシャノン・ティンドル監督とジョン・アオシマ共同監督も温かい拍手に迎えられ登壇。実は観客席に座ってこの日の上映も鑑賞した両監督。ティンドル監督は「正直に言うと、日本語吹き替え版を観るのは今日が初めてではなくて、我慢できなくて数週間前に観てしまったんですが、今日ももう一度観て、改めてとても圧倒されました。キャストの皆さんの声のおかげでこの作品を一つ上のレベルに引き上げてくれたと思っています」と、日本語版の吹替キャストを大絶賛。
アオシマ共同監督も「皆さんの演技によって、キャラクターに本当の命が吹き込まれました。また、作中で子どもに対して話すときに声音が変わっていたのがとても素敵で印象的でした」と、声の演技の使い分けに驚かされた様子で同じく絶賛のコメントを寄せた。そして、長い構想期間を経てついに世界へ向けて配信がスタートしたことについて、ティンドル監督は「作品は子どもなので、親心としては守りたいという気持ちが強いですが、その子どもたちが世界中の方に届くことが本当に素晴らしいですし、私たちの子どもを皆さんが愛してくれたら嬉しいです」と作品への愛情を滲ませ、続くアオシマ共同監督は「配信を迎えるまでの道のりは本当に長く、携わった全員が頑張って作りました。ウルトラマンという歴史あるコンテンツがまた次の世代へと届けられることを本当に嬉しく思います」と、自身も愛するウルトラマン・シリーズへの愛情たっぷりにコメントした。その後、キャストから監督へ、ウルトラマンのフィギュアもあしらわれたウルトラマン・カラーの花束が贈り、「父の日」そして作品の配信開始を華やかにお祝い! 会場からもこの日一番の温かな拍手が沸き起こった。
フォトセッションでも揃いのポーズを決めて盛り上がる中、イベントの最後に山田は「たくさんのスタッフやクリエイターの方々が関わって作ってくださった作品で、それが、日本を舞台とした、何より自分自身、戦隊ヒーローものの出身で、そんな自分が今度はウルトラマンに変身できるんだということがものすごく嬉しいです。“親と子”というのがテーマの作品ですが、どのような関係であっても、相手を理解しようとする気持ちの大切さを改めて思いながらこの作品を観ていただきたいです。どんなヒーローも人間なので悩むこともあって、それは僕たちと一緒なので、たくさん共感できる部分があると思います。皆さんの『面白かった!』という声でぜひこのヒーロー、ウルトラマンを助けてあげてください」と、力強くも優しい言葉でイベントを締めくくった。
Netflix映画『Ultraman: Rising』
配信情報:Netflixにて独占配信中
イントロダクション
Netflix映画『Ultraman: Rising』は、『KUBOクボ 二本の弦の秘密』(2016・原案/キャラクターデザイン)などで知られるクリエイター、シャノン・ティンドルが監督・脚本を手掛け、ジョン・アオシマが共同監督を務める。CGアニメーション制作は、『スター・ウォーズ』『ジュラシックパーク』など、数々の名作、ヒット作を送りだしてきた「インダストリアル・ライト&マジック(ILM)」が手掛けてがけている。1966年の放送開始以来、半世紀以上にわたり世界で愛され続けている不滅のヒーロー「ウルトラマン」を、すべての世代で楽しめる、「親子」「家族」をテーマにした新たなストーリーを創造している。
ストーリー
野球界のスター選手、サトウ・ケンのもう一つの姿、それは地球を守るスーパー・ヒーロー「ウルトラマン」。その役割を担うべく、ケンは帰国して日本球界の一員として、試合に臨む。しかし、突如出現した強大な怪獣ジャイガントロンによって平和な日常は破られるのだった。
ケンはウルトラマンとなって戦いに挑むが、迫りくる怪獣の攻撃は激化する。そんな中、ケンは、「宿敵」の子である“赤ちゃん怪獣”の世話を任せられるという、思いもよらない事態に陥る。そして、エミと名付けられた“赤ちゃん怪獣”の新米パパとして奮闘しながら、疎遠になっていた父親との関係や「ウルトラマン」であることの本当の意味と向き合うことになるのだった……。
スタッフ&キャスト
監督:シャノン・ティンドル
共同監督:ジョン・アオシマ
脚本:シャノン・ティンドル、マーク・ヘイムズ
プロデューサー:トム・ノット、リサ・プール
オリジナルソング:Diplo、オリバー・ツリー、アリシア・クレティ
制作会社:円谷プロダクション、インダストリアル・ライト&マジック(ILM)
日本語吹替え版キャスト:
サトウ・ケン 山田裕貴
サトウ教授 小日向文世
ワキタ・アミ 早見あかり
オンダ博士 立木文彦
ミナ 恒松あゆみ
アミの母親 桜井浩子
アオシマ隊員 青柳尊哉
ギャラリー
Netflix(ネットフリックス)について
Netflixは、190以上の国や地域で2億2,300万人の有料メンバーが利用するエンターテインメントに特化した世界最大級の動画配信サービスです。各種受賞作を含む幅広いジャンルのシリーズやドキュメンタリー、長編映画、モバイル・ゲームなどを多くの言語で配信しています。好きな時に、好きな場所から、好きなだけ映画やシリーズを楽しんでいただくことができ、いつでも料金プランを変更いただけます。
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