イベント・舞台挨拶

平泉 成 初主演『明日を綴る写真館』大ヒット御礼舞台挨拶

©2024「明日を綴る写真館」製作委員会 ©あるた梨沙/KADOKAWA

 登壇者:平泉 成、佐野晶哉(Aぇ! group)、秋山 純監督

 あるた梨沙氏による同名漫画を原作とした映画『明日を綴る写真館』が現在、絶賛上映中。
 6月22日(土)には都内映画館で大ヒット御礼舞台挨拶が実施され、主演の平泉 成、共演の佐野晶哉(Aぇ! group)、そして秋山 純監督が参加した。

 映画公開後から約2週間経過したこの日、満員の観客で迎えた大ヒット御礼舞台挨拶に立った平泉は「いやあ、夢のようですね」とキャリア60年にして自身初の主演映画の大好評ぶりに感慨無量の様子。周囲の反応・反響については「温かく優しい映画が久しぶりに見られて嬉しいという反応ばかりです。娘や息子に見せたい、両親にこの映画をプレゼントしたい、などと言ってくれる方もいました」と述べて、顔をほころばせた。

 一方、平泉から「うちの孫」と紹介された佐野は「成さんは大先輩だけれど、もう地元の学校の先輩みたい。いや、うちのじいちゃんです!」とすっかり仲良し。映画公開後の周囲の反響を聞かれると「中学時代の先生から友達経由で連絡がありました。映画を観て成長を感じて嬉しいと。同世代の友達は、そろそろ実家に帰らなければと思ってくれたり、友達の心を動かせたのが嬉しくて、全国的にそんな人たちが少しでもいたらいいなと思います」とさらなるヒットを祈願していた。

 この日の平泉のネクタイは、佐野が映画公開初日に誕生日プレゼントとして贈ったもの。「今日もメンカラ(メンバー・カラー)のネクタイをしてきました」と平泉が言うと「僕がいないところでもつけてくださっているようで本当に嬉しい」とニッコリ。また平泉が「どういうわけか私が持っている上着のどれにも合う」と太鼓判を押すと「成さんの過去60年のいろいろなスーツをネットで調べて、これや!と思って決めたから」と明かして平泉を驚かせていた。

 一方、自身を“エゴサの鬼”という秋山監督は「ほとんどの感想に“いいね!”を押して、DMにもすべて返信しています。親に会いたくなった、親の写真を撮りたくなったなどと家族について書いてくれるのが嬉しい」と高評価に大喜び。すると平泉は「さっきから会話についていけないのだけれど……エゴサって何?」と首をかしげて、佐野からエゴサについての説明を受けていた。

 そんな中、サプライズで平泉の愛妻・里香さんから想いのたっぷり籠った手紙が届き、司会が代読した。

【手紙の内容全文(原文ママ)】
 成さんへ

 「大輪の花 咲かずとも 充つる日々」
 色紙に成さんがずっと書いて来た言葉です
 脇役としてたくさんのお仕事をしながら
 必死に自分を奮い立たせて来た言葉です
 けれど サインを書く横顔は何処か寂しげで……
 「幸せは家族の総合点だよ」と声をかけ
 何とか「充つる日々」をと心掛けて来ました
 今回、主人に大輪の花をプレゼントして下さった
 秋山監督や出演者、スタッフの皆様に
 心から感謝申し上げます
 ありがとうございました
 そして……成さん おめでとう! 大輪の花 咲かせたね!
 晴れやかな面持ちで 明日からどんなサインを綴りましょうか……
 幼い孫たちが おじいちゃんの代表作
 『明日を綴る写真館』を胸に刻める日を楽しみに……

 2024.6.22
  里香

 これに平泉は「泣かせにきたね!」と笑いつつも「大輪の花を今まで咲かせられなかった。横でいつも主役を見ながら悔しかったね」と語りだすと、「ダメだ!」とハンカチで目頭を押さえて感涙。「自分に悔しくてそんなサインばかりを書いていたけれど、今回主演をやらせてもらって……ありがとうございました」と感謝していた。

 さらに、平泉の家族からも続々メッセージが届いた。

 19歳で役者を志し、ホテルを辞めた頃に想い描いた夢はいつしか「家族のため」として、少し形を変えてきたと思います。そんなお父さんを誇りに思い感謝してきました。夢が叶ったこと。60年間で関わった多くの人が喜んでくれると思います。本当におめでとう!
 ――長男・陽太さん

 コツコツと努力を続けていれば、いくつになっても夢は叶うんだと、勇気と感動をもらえました。
 お父さんは私たちの誇りです。
 本当におめでとうございます。
 ――陽太さんの妻・愛(めぐみ)さん

 映画の主演、おめでとう!
 僕も頑張るから、成さんも頑張ってね!
 自慢のおじいちゃんだよ。また、会える日を楽しみにしてるね!
 ――陽太さんの長男・凛人(りひと)さん

 すごいです。おめでとう!!! お母さんをはじめ芸歴60年支えてくれた人たちのお陰……そして何よりお父さんの人柄、努力の賜物だと思います。家族のために……ありがとう!!! この映画がたくさんの人の心に響きますように!
 ――長女・季里子(きりこ)さん

 「ひとつのことを60年続ける」……簡単なことではないと思います。家族のために走り続ける姿、多くの人に夢や希望を与えるお父さんの生きざまが映画を通して伝わることを願っています。本当におめでとうございます。
 ――季里子さんの夫・裕介さん

 せいさん えいがこうかい おめでとう
 ――季里子さんの娘と息子・あかりさん&あおとさん

 妻のみならず、親族からも届いたサプライズ! しかも客席には妻をはじめ家族の姿が。平泉は「本当に嬉しい。我慢したけれど涙が……。この場に立たせていただくのに60年の月日が経ってもう80歳。長いことかかったなと思うけれど、本当にありがとうございます。家族として、今ひとつかっこよくない僕をずっと支え続けてくれた。かみさんにも、家族にも感謝です。ありがとう」としみじみ。

 その横で佐野も「成さんからご家族の話を聞くことが多かったので、こうして直接お会いできて、ご家族からの激励の言葉を聞かせてもらえて……うちのじいちゃんカッコいいです」とウルウルして「このタイミングに成さんと出会えて、僕は出会いの運が良いなと感じました」と平泉との出会いに感謝していた。

 最後に佐野は「成さんに出会って人生が何十倍も豊かになりました。58歳年下の僕と仲良くしてくださる成さんには頭が上がりません。観客の皆さんがこの映画に出合い、皆さんの日常の中でのちょっとした心の変化があったら幸せです」と挨拶。平泉も「こんなに晴れがましいところに立たせてもらえるのは生涯で一度きりかもしれないけれど、まだ元気なのでやれるところまで頑張ってやっていきたいです。その際はぜひ応援してください」と呼び掛けていた。

公開表記

 配給:アスミック・エース
 絶賛上映中!

(オフィシャル素材提供)

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