イベント・舞台挨拶

『言えない秘密』公開記念舞台挨拶

© 2024「言えない秘密」製作委員会

 登壇者:京本大我、古川琴音、西田尚美、尾美としのり、河合勇人監督
 MC:奥浜レイラ

 映画『言えない秘密』公開記念舞台挨拶が29日、東京・TOHOシネマズ新宿で行われ、主演の京本大我(SixTONES)、共演の古川琴音、西田尚美、尾美としのり、メガホンをとった河合勇人監督が登壇した。

 本作を観終えたばかりの満員の観客から盛大な拍手で迎え入れられると、過去の出来事からトラウマを抱えた音大生・樋口湊人役を演じ、本作が映画初単独主演となった京本は「みなさんしっとりとされていますが、作品の全貌が分かったばかりということで、いろいろ感じてくださっているのかなと思うんですけど、ようやく昨日、公開されたということでホッとしています」と胸をなで下ろしつつ、反響が気になり“エゴサ”を行ったことを明かし「皆さんどう感じてくださっているのかなと思って調べたんですけど、皆さんネタバレ回避が上手いですね。どれを見ても核心的なことは言わずに、でも作品の魅力を伝えてくださっていたので、僕も嬉しかったですし、この作品の魅力がしっかり届いているんだなと思ったので、この作品をまだ知らない方のところまで届いて、観たいと思ってくれたら嬉しいですね」と期待を寄せた。

 どこか謎めいた雰囲気のある音大生・内藤雪乃役を演じる古川は「やっとこの日が来たという感じです。1ヵ月前に完成披露会をやってから、京本くんといろんな場所でプロモーションをしたので、すでに世に出ているような気持ちでいたんですけど(笑)、昨日公開されて、いろんな方に観ていただけると思うとホッとしました」と無事に公開されたことを喜び、反響については「完成披露会に両親が来ていて、『たくさん泣いたよ』とか、『京本くんはピアノが似合うね』ということを言ってもらいました(笑)」と嬉しそうに話した。

 雪乃の母・内藤敦子役を演じる西田は、思い出に残っているシーンを聞かれると「撮影したのが1年前くらいですごく暑い時期で、2人(京本と古川)が自転車に乗っているのを私が(家の中から)見ているシーンがあるんですけど、冬の設定だったので2人はめちゃくちゃ着込んでいて、私は(家の中から)覗きながら“ごめんね”って思いながら見ていました。でも2人は外でニコニコしながら雑談していて、暑いけど楽しそうだなと思いながらそっと見ていました」と回顧し、京本は「(暑さは)開き直りですよね。メイクさんとか周りのスタッフさんも大変で、終わるたびに汗を拭きに来てくださったりしたので、皆さんの力でなんとか冬に見せられたなと思います」と感謝した。

 湊人の父・樋口透役を演じる尾美は、自身の役を演じる上で意識した点を尋ねられると「脚本通りに。あとは現場で河合監督が見ていてくれるので、渋い顔をしたら嫌だなとかビクビクしながら撮影していました」とコメント。息子役を演じた京本については「いつもピアノを触っていたので、現場でセリフのやり取りはしますけど、セッティングの合間とかは常に鍵盤を触っていましたね。なので、他愛もない会話とかは全然できませんでした」と残念がると、京本は「ピアノに追われすぎていて……。見つけると触りに行っちゃうんですよね。(他愛もない会話は)これからですね」と笑顔を見せた。

 そして、親子役はどのようにキャスティングしたか質問された河合監督は「似ている人がいいなと思いました。映画には出てこないですが、湊人のお母さんもいるし、雪乃のお父さんもいて、それぞれのお父さん、お母さんが、互いのお父さん、お母さんに似ているんじゃないかなと思いました。湊人のお母さんは西田さんみたいな感じで、雪乃のお父さんはきっと尾美さんみたいな感じということを考えました」と告白し、キャスト陣を驚かせた。

 また、ラブ・ストーリーを演じる上で意識した点を聞かれた京本は「この作品はピュアな恋愛模様で、一緒に海に入ってパシャパシャとか、(肩)トントンして(頬を)ツンみたいな、現実では恥ずかしいレベルのキュン要素が盛り込まれていて、人生経験としてもなかなかないことなので、新鮮な気持ちで取り組めたかなと思います」と吐露し、恋愛映画初ヒロインとなった古川は「ラブ・ストーリーってなると、お客さんにどういう反応をしてもらいたいかということがハッキリあるので、お話が来たときはプレッシャーで、撮影前は京本くんとどうやってそういうシーンを作っていこうかなって不安な点があったんですけど、結果としてピアノの練習だったり、ダンス・シーンなど2人で乗り越えないといけない壁がたくさんあったので、それを2人で頑張っているうちに戦友みたいな関係性が築けたのがよかったなと思います」とにっこり。京本は「これです。こっちのコメントで(笑)」と茶目っ気たっぷりに笑った。

 さらに、感動作である本作にちなみ、最近流した涙エピソードを尋ねられると、マーベル作品が大好きだという京本は「20数作品あるんですけど、僕は人生で4〜5周していて、最近また新しい周が始まりまして、頭の『アイアンマン』から順番に見ているんですけど、展開が分かっていても新鮮な気持ちで泣けちゃうんですよね。最近も夜な夜な泣いております」と打ち明け、古川は「朝、起きたときに、両足が同時に攣ったことがあって(笑)、それは痛すぎてどう動いても両足が攣ったままなので涙が滲みましたね」と告白して会場の笑いを誘った。

 そして、先日行われた上海国際映画祭に参加したという京本は「1泊2日の弾丸で、着いた日にレッドカーペットを歩くという重大なミッションがあったので緊張感もありましたが、歩く直前に監督が『手を繋ごう』って提案してくださいまして、ある意味バタバタしている中で生まれた仲のよさみたいなものが心強かったですね」と語り、手を繋ごうと提案したことについて、河合監督は「チームワークのいいところを見せておこうと思って(笑)」と説明。
 一方、古川は「熱気がすごくて、上映後の舞台挨拶に3人で登壇させていただいたんですけど、ライブ会場かと思うくらいお客さんのレスポンスがきて、温かく歓迎してくださった印象があります」と声を弾ませ、加えて「空港に京本さんのファンがたくさん待っていて、空港に着いてゲートを抜けたときに、目の前にいた京本さんが一瞬でいなくなるくらいでびっくりしました(笑)。“スターってこういうことか”って思ったので、SixTONESの皆さんはすぐ上海に行ったほうがいいです」と提案。
 これに、京本は「あれだけ待ってくれている方がいるのは嬉しいですね。本格的な一眼レフカメラでファンの方々が待ち構えてくださっていたんですけど、僕もそんなことになるなんて思っていなかったので、次に行くときは僕もカメラ・バトルをしたいと。カメラを向けちゃおうかなと思っています」とニヤリと微笑んだ。

 最後に、メッセージを求められた京本は「昨日(公開初日)は雨男の僕のせいで雨が降りましたけど、梅雨の時期で出かけるのは億劫かもしれませんが、観ていただいた際には絶対に後悔しないすてきな世界観と感動の物語が待っていますので、ちょっと悩んでいる方は、その一歩を踏み出していただきたいですし、この作品の魅力を少しでも感じていただけたら、ぜひ身近な人に広めていただけたら幸いです。この作品を作ってきた僕たちも大好きな作品なので、皆さんにも愛し続けていただけたら嬉しいです」と呼びかけた。

公開表記

 配給:ギャガ
 大ヒット上映中!

 (オフィシャル素材提供)

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