登壇者:清原果耶、藤井道人監督
興行収入30億円超のヒットを記録した『余命10年』の藤井道人監督最新作にして初の国際プロジェクト、日台合作映画『青春18×2 君へと続く道』が絶賛公開中。台湾で話題を呼んだジミー・ライの紀行エッセイ「青春18×2 日本慢車流浪記」を原作とし、日本映画界が今最も注目する藤井道人が脚本・監督を務める。
台湾の超人気スター俳優 シュー・グァンハン演じるジミーと、日本の若手実力派女優、清原果耶演じるアミが【日本×台湾】【18年前×現在】を舞台に紡ぐ、切なくも美しいラブ・ストーリー。シュー・グァンハンと清原果耶のダブル主演に加え、ジョセフ・チャン、道枝駿佑、黒木 華、松重 豊、黒木 瞳といった日台の豪華キャスト陣が勢ぞろい。世代を超えて愛され続ける唯一無二のバンドMr.Childrenが奏でる主題歌「記憶の旅人」が、ジミーとアミの青春と呼ぶにはあまりに切なく儚い恋模様を彩っている。
初日から興行収入第1位でスタートした3月の台湾公開を皮切りに、香港、マカオ、シンガポール、マレーシア、ブルネイ、ヴェトナム、カンボジア、韓国、タイとアジア各地でも続々公開、ヴェトナムでは邦画映画実写歴代1位を記録を樹立、5月19日に公開した中国大陸でも、邦画実写映画で歴代7位を記録するなど(※本作は台湾との合作)各地で大ヒットを飛ばし、現在、アジア全域で280万人以上を動員、興行収入26億円突破という好成績をあげている。
日本では5月3日に公開後2ヵ月以上も上映が続き、公開9週目となった今でも、「宝物のような映画になった」「胸がギュッと締め付けられる」「映画館でこんなに泣いたのは久しぶり」など鑑賞後の満足度・評価が依然として高く、上半期のベスト映画に選ぶ人が続出中。
ジミーとアミの初恋の記憶をたどりたくなる伏線回収にリピーターも増え続け、48万人動員・興行収入6億8,000万を越えるロングラン・ヒットとなった。
今回、御礼舞台挨拶の開催が告知されるとSNS上では喜びの声であふれ、約450席の座席が発売後わずか2分で完売するなど、いまだに話題と注目を集めている。
上映終了後、TOHO シネマズ日比谷の劇場に清原果耶と藤井道人監督が、鑑賞後の余韻に浸って感動冷めやらぬ観客の前に登場。涙を拭っている観客に向けて清原は「楽しんでいただけましたか?」と問いかけ、盛大な拍手で観客が応えた。続けて「公開から2ヵ月たって舞台挨拶をさせていただくことがないので、ドキドキしています。こんなにも長く長く、愛される映画に出演させていただけて幸せです。役者にとって励みになります。女優という仕事を、今までやってきてよかったな。この映画を通して皆さんから愛をもらいました」と感謝を伝えた。
藤井監督も「2ヵ月ぶりの東京での舞台挨拶なので、緊張してます」と挨拶。映画公開から9週目、2ヵ月以上がたったタイミングでの“異例”の舞台挨拶にそれぞれ喜びと緊張を滲ませた。監督は「自分の監督人生の第二章として、海を越えて(台湾でも)映画を撮って、それがこれだけの人に愛されるなんて。論理的に考えて、分析できることじゃない気がするんですよね。皆さんが見てくださった人生と、たまたま映画がいいタイミングで出合えたんだと思います」と語った。
リピーターが多い本作にちなみ、清原と藤井監督が「青春18×(かける)??」と呼びかけ、観客に同映画を観た回数を答えてもらう“コール&レスポンス”に挑戦。客席からは「3回」、「10回」、「18回!」と声があがり、二人が目を丸くする場面も。
また、本作のプロモーションや映画祭で、香港・台湾・韓国へ訪れた感想を聞かれた清原は「熱量がすごかったです。本当に映画を楽しみに待っていてくださったのが伝わってきました」とコメント。監督も「歓声や拍手など、大きなパッションで迎えてもらいました。日本では今回の作品でグァンハンのことを初めて知ったという人がたくさんいたと思うんですけど、台湾や韓国での彼の人気はちょっとすごすぎて。本当に大スターなんだなというのを現地に行って知りました」と、笑顔で答えた。
その後は、観客からの質問に二人が答えるQ&Aを実施。「台湾から来ました!」という熱烈なファンからの質問など、多数の質問に時間が許す限り熱心に回答、和やかなイベントとなった。
劇中のお気に入りの衣装を聞かれた清原は「わたし、一つあるんです! ワイドパンツのデニムと花柄のTシャツです! ランタンのシーンで着てます。アミはバックパッカーなので衣装の数が多くない中で、コーデとしてすごく好きでした」と回答。続けて、思い出に残っている風景として、清原は「ジミーとアミが二人で展望台から眺めた景色です。本当に開けてキレイでした」と回答。映画公開後、その展望台に“ジミー&アミの展望台”という名前がつき、“聖地化”しているエピソードも披露した。
劇中の名場面の一つ、電車の中で「ミスチル聞く?」とジミーとアミがイヤホンを分け合ってMr.Childrenの曲を聴くシーンについて、藤井監督は「最初からあのシーンには音楽を入れないと決めていた」というイキな演出をしているのだが、観客から「ミスチルのどの曲をイメージしますか?」という質問が。清原は「私は主題歌の『記憶の旅人』」、藤井監督は「めちゃくちゃ、ミスチル世代なので『くるみ』」と答えた。質問をした観客は「抱きしめたい」であることを伝えると、藤井監督は「みんなそれぞれにあのシーンで思い浮かべる曲が違うって、すごいなと思いました」とコメント。
台湾から来たファンから、台湾撮影時のエピソードを聞かれると、監督は「面白いことが起こりそうなタイミングで、仕事で日本に帰ってしまったからな……」と残念がり、清原は「藤井監督抜きで、みんなで夜市に遊びにいきました。臭豆腐も食べました」とお茶目に答えた。修学旅行で台湾へ行ったというファンからお気に入りの台湾フードについて聞かれた清原は「1日に2~3杯、タピオカを飲んでました。台湾はお茶がおいしいので、お水かわりに、カラオケ神戸の部屋で毎日飲んでました。ダンピンという台湾の朝ごはんを10回以上は食べました!」と答え、監督は「ランタンをあげる場所、十分というエリアの駅前にパクチーが入ったアイスがあって、美味しすぎておなか弱いけど我慢しながら1日2回食べてました」と振り返った。
最後に満席の観客に向けて清原は「俳優をやっていて、こんなに嬉しい瞬間の数々に出合わせてもらって本当に幸せだなと思っています。公開から2ヵ月たって藤井監督と舞台挨拶ができて、皆さんに出会えたことすごくうれしく思います。これからも藤井監督とご一緒させていただけるように役者として日々努力します。まだまだこの作品が多くの方に届くことを願ってます。皆さんの心の中でこの作品を温め続けてくださると嬉しいです」と言葉を噛みしめるように思いを込めたメッセージを送り、監督は「映画が旅をはじめて、その旅が終わりに近づいているタイミングでこういう機会をもらえて幸せでした。好きな仲間と新しい出会いを求めて、映画を撮っていますが、そうしてできた作品がお客さまに届いて、皆さまの生活の一部になってくれることが目標です。皆様の生活の一部に映画があることを祈って、これからも頑張ります。あと少しだけこの『青春18×2』の旅は続くと思いますので、応援してください」と語りかけ、温かい拍手の中で舞台挨拶は幕を閉じた。
公開表記
配給:ハピネットファントム・スタジオ
大ヒット上映中
(オフィシャル素材提供)