登壇者:スカーレット・ヨハンソン、チャニング・テイタム、グレッグ・バーランティ監督ら
7月8日(現地時間)、映画『フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン』のワールドプレミアがニューヨークで実施され、主演・プロデュースを務めたスカーレット・ヨハンソン、チャニング・テイタム、グレッグ・バーランティ監督らが登場した。
会場には宇宙を思わせる黒のカーペットが敷かれ、作品のパネルで装飾が施された。1960年代のNASAを舞台に繰り広げられる痛快作『フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン』の初お披露目とあって、会場には多くのファンが駆けつけ、キャストたちに大きな声援を送る。
本作の主演・プロデュースも務めたスカーレット・ヨハンソンはスパンコールがあしらわれた洗練されたセットアップを身に纏い、夫のコリン・ジョストと共に登場。颯爽と車から降りたヨハンソンは、沿道で待つファンの声に笑顔で応え、サインや写真にも丁寧に応じた。
本作で共演が実現したチャニング・テイタムについて尋ねられると「チャニングは素晴らしい共演者です。真のプロフェッショナルであり、ゴージャスで、とても好感が持てる人です。彼のようなプロと仕事ができるのはありがたいことですね。毎日ちゃんと現場に来て、仕事に喜びを感じ、優しくて。スタッフも彼のことが大好きです」とテイタムの現場での振る舞いを絶賛した。
続くテイタムはシックな黒のスーツを身に纏い登場。フォトセッションに応じる中、ヨハンソンが到着し抱擁を交わした。NASAの実直な発射責任者コールを演じたテイタムは作品について「もうあまり作られていないような映画です。ロマンティックでユーモラスなシーンもありながら、大きな出来事が舞台となっています。我々の歴史において、とても大きな出来事です。アメリカだけではなく、世界にとってです。月に行くこと、そしてその中で二人が恋に落ちるというのは、なかなか見ることのできない美しいストーリーだと思います」と紹介。
さらには、アメリカ政府の関係者モーを演じたウディ・ハレルソンについて「ウディとは2度目の共演となりますが、まだ彼がシーンでどのように振舞うか分かりません……! 本当に、誰にも分からないでしょうね。とても面白い人です」と共演について思いを語った。
更に、夏らしいオフホワイトのスーツで登場したグレッグ・バーランティ監督は作品について「NASAに関する作品がずっと好きでしたし、スカーレット・ヨハンソンのような大スターがすでに製作と主演を務めていて、チャニングが興味を示しているような脚本を自分が担当するなんて思ってもみませんでした。私はただ、その時代のハートとソウルを持った映画のトーンにしただけです。観客全員が楽しめますし、ストーリーもオリジナルです。一生に一度のチャンスだと思いました。天才的な才能に恵まれていましたから、私の仕事は楽なものでした。正直なところ、彼らが優秀すぎて、選択肢や可能性が多すぎたほどです」とコメントした。
“もし全世界が目撃した月面着陸の映像が偽物だったら――?”そのアイデアから着想を得て生まれた本作。完全オリジナル脚本に惚れ込み主演、プロデュースを務めたスカーレット・ヨハンソンは最後に「この映画が、今まで見たことのない何かを探している人々にとって、この夏の気分を晴らすような作品になることを願っています」とコメントした。
7月12日の全米公開ではアポロ11号を思わせるロケット・スタートに期待したい。
公開表記
配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
7月19日(金)より全国の映画館にて公開
(オフィシャル素材提供)