イントロダクション
第67回ロカルノ国際映画祭新鋭監督コンペティション部門正式出品作 『息を殺して』や、第74回ヴェネチア国際映画祭オリゾンティ部門に正式出品されたダミアン・マニヴェルとの共同監督作『泳ぎすぎた夜』など、世界が注目する五十嵐耕平監督による待望の長編最新作『SUPER HAPPY FOREVER』。昨年、第71回サン・セバスチャン国際映画祭でプレミア上映された短編映画『水魚之交』を基に製作した本作にはダミアン・マニヴェルも共同プロデューサーとして参加し、ポストプロダクションをフランスで行うなど、日仏合作での製作が進められた。短編に引き続き佐野役を『TOCKA [タスカー]』や『愛にイナズマ』、『浜の朝日の嘘つきどもと』での好演も光った佐野弘樹が、宮田役を『サボテンと海底』や「TOKYO VICE Season2」、濱口竜介監督『悪は存在しない』で強烈な印象を残した宮田佳典が務める。そして、今泉力哉監督『猫は逃げた』で注目を集め、近年では『走れない人の走り方』など話題作への出演が続く山本奈衣瑠が凪役を演じた。
思いがけない出会いがもたらす幸せも、別離がもたらす悲しみも、月日とともに過ぎていく。しかし、“人生のかけがえのない瞬間”は、そんな時の流れにこそ隠れている。本作では5年前と現在という2つの時間の中で、「青春期の終わり」を迎えた人々の奇跡のようなひとときを、さりげなくも鮮やかに記録した。
ストーリー
2023年8月19日。伊豆のとあるリゾートホテルへやってきた、幼馴染の佐野と宮田。2人は海辺のさまざまな場所を巡りながら、かつて失くした赤い帽子を探し始める。ここは5年前、佐野が亡き妻・凪と初めて出会い、恋に落ちた場所だった――。
(2024年、日本=フランス、上映時間:94分)
キャスト&スタッフ
出演:佐野弘樹、宮田佳典、山本奈衣瑠、ホアン・ヌ・クイン
笠島 智、海沼未羽、足立智充、影山祐子、矢嶋俊作
監督:五十嵐耕平
脚本:五十嵐耕平、久保寺晃一
音楽:櫻木大悟 (D.A.N.)
企画協力:宮田佳典 佐野弘樹
プロデューサー:大木真琴、江本優作
共同プロデューサー:マルタン・ベルティエ、ダミアン・マニヴェル
ラインプロデューサー:上田真之
撮影:髙橋 航
製作:NOBO MLD Films、Incline LLP High Endz
制作プロダクション:NOBO MLD FIlms
助成:文化庁文化芸術振興費補助金(映画創造活動支援事業)、独立行政法人日本芸術文化振興会、l’Aide aux cinémas du monde、Centre national du cinéma et de l’image animée、Institut Français
ギャラリー
特報
オフィシャル・サイト(外部サイト)
公式X:@SHF2024_movie
公開表記
配給:コピアポア・フィルム
9/27(金)より、新宿武蔵野館ほか全国順次ロードショー
(オフィシャル素材提供)