イベント・舞台挨拶

『ブルーピリオド』試写会 舞台挨拶in大阪イベント

©山口つばさ/講談社 ©2024映画「ブルーピリオド」製作委員会

 登壇者:眞栄田郷敦、萩原健太郎監督

 ついに公開まで1週間に迫った8月2日(金)に、映画『ブルーピリオド』の試写会舞台挨拶を大阪の地にて開催!
 主人公の矢口八虎を演じた眞栄田郷敦と、本作を熱く美しく作り上げた萩原健太郎監督が登壇し、舞台挨拶では、<情熱>が大きなテーマとなる本作にちなみ、映画、そして役作りにかけた情熱や、情熱をかけて創り上げたシーン、キャストとの裏話など、夏にふさわしい熱いトークを繰り広げた。萩原監督と2回目のタッグとなった本作に眞栄田は、4年越しのリベンジを懸けて挑んだと語り、秘められた熱い想いを明かした。さらに、お二人の関西での夏の思い出など、ここでしか聞けないエピソードや思い出をざっくばらんに語り尽くした!

 「ようこそ大阪にお越しいただきました!」というMCの声と共にイベントはスタート。公開を1週間後に控え、今の気持ちを聞かれた眞栄田は「すごいワクワクしていますけど、公開まではドキドキもありますね」と、心なしかソワソワしている様子。萩原監督は、「撮影がちょうど1年前だったので、ようやくという感じです。宣伝部も俳優部も宣伝に情熱を注いで熱くやっていますので、公開されることが本当に楽しみです!」と公開に向けての意気込みを述べた。

 関西での撮影も実施された本作だが、そこでの撮影について聞かれた眞栄田は「藝大の合格発表のシーンで、合格がどうなるかという重要なシーンを京都精華大学で撮影しました」と、京都で撮影したことを告白。石田ひかり演じる母親に合否発表を告げる電話のシーンでは、「お母さんとはぶつかったこともあったので、そういうこともあった後の電話は、かなりグッとくるものがありました」と印象的なエピソードも。さらに、受験発表は冬のシーンだが、実際に撮影したのは真夏だったと監督が告白。撮影カメラマンも「空が夏だ!」と現場で汗だくになりながら撮影していたという。中学・高校と京都の学校に通っていたという眞栄田だが、「京都は帰る場所というか、ホームみたいな場所」と話し、特にオススメの場所は近所の公園だと京都での思い出を語った。

 また、本作が2回目のタッグとなる眞栄田と萩原監督。4年前のドラマ以来に組んだ2人となるが、今回オファーを受けた時の心情を聞かれた眞栄田は「めちゃくちゃ嬉しかった。(最初にご一緒した時は)全然芝居ができなくて悔しい思いをしたので、いつか絶対リベンジしてやろうと思っていました」と、かなり悔しい思いをした様子。その時に、監督から芝居の本を貸してもらったというが、眞栄田は「すごいなるほどと思うことがたくさんあって、その時は返さなかったんですが、次ご一緒した時にリベンジ出来たら返そうと思っていて。この作品でリベンジできたので、クランクアップの時に本を返しました。エモいですよね」と、自分の中での約束を果たせすがすがしい表情を見せた。それに対し監督も、「(そのエピソードを)雑誌で見て、そういう思いを持ってくれているということがすごい嬉しかったんですよね。どんどん芝居のレベルがあがっていっているのを見ていたので、一緒にやりたいなと思っていた」と、今回の起用に繋がるエピソードも。眞栄田を起用した決め手を聞かれた萩原監督は「自分の中に明確な芝居論が強くできていたんですよね。だから今回は、対等に話して撮影を進めることができました」と話し、それに対し眞栄田も「1回目(にご一緒した時)は対等にモノづくりができなかったので、今回は同じ目線で意見を出し合って、時にはぶつかることもあったんですけど、そういう現場が楽しかった」と監督と対等にモノづくりをできたことの嬉しさを滲ませた。

 撮影の半年前から絵の練習に励んでいたという眞栄田。絵の勉強について聞かれた眞栄田は、「八虎と同じく0から始めたので、成長している過程が自分でも分かるから、それを芝居に取り入れていきました」と、自身も八虎と同じ道を歩むことで、八虎の思いがより鮮明に受け取れたと話す。映画の中では眞栄田本人が描いた「鷹の絵」も登場するが、眞栄田は「練習では何かを見て描くということが多かったんですが、本作では、“自分の中にあるものを絵として表現する大切さ、自分らしい絵”というのがポイントになってくるので、勝利をテーマに自由に書いてといわれてあれを描きました」と、眞栄田が自分の表現で描いた鷹の絵をぜひスクリーンでご覧いただきたい。

 さらに、本作で印象的なシーンとして「絵を描いているシーンはすごく躍動的で、美術という“静”のものを、“動的”に表現している部分が見どころ」と話し、加えて、「八虎の心情とマッチしたテンポ感で進んでいくので、その辺りもぜひ注目してほしい」と見どころを語った。監督は「特に渋谷のシーンは、できるだけアナログな表現にしたかったのでCGを使わずリアルな渋谷で撮影したんです。かなり難しいことではあったのですが制作部が頑張ってくれて実現したので、(画面に)映っているところだけでなく、その裏にも情熱を注いでいるスタッフがいることを感じてもらえたら」とスタッフの情熱が伺えるエピソードを語った。

 最後に主演の眞栄田が「観ていただいて皆さんが感じたことが全てだと思いますので、まっさらな気持ちでこの作品を観て欲しいです。この作品は素晴らしい方々が情熱をもって創り上げた作品なので、大ヒットを願っております!」と観客に呼び掛けイベントは終了した。

公開表記

 配給:ワーナー・ブラザース映画
 8月9日(金) 全国ロードショー

(オフィシャル素材提供)

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