イントロダクション
「2013年11月8日、観測史上最強の熱帯低気圧がフィリピン東部に上陸し、私の故郷であるタクロバンの大部分が破壊された」と語るカルロ・フランシスコ・マナタッド監督。初長編となった『たとえ嵐が来ないとしても』(英題:WHETHER THE WEATHER IS FINE)は、第74回ロカルノ映画祭(2021年)のコンペ部門で世界初上映され、若い映画ファンの審査員による最優秀作品賞Junior Jury Awardを受賞。「野心的で奇妙なドラマ」(The Film Stage)、「シュールな災害ドラマに胸が熱くなる」(NME)、「フィリピン映画の最高傑作」(Smash Cut)など絶賛された。
主演は作品の舞台となったタクロバンにも住んでいたことのあるダニエル・パディリア。主演作がフィリピンの歴代興行収入トップ10に2本ランクイン、Xのフォロワーは929万人、数多くの賞も受賞しており名実ともにフィリピンNo.1俳優として知られている。主人公の恋人役は元MNL48のランス・リフォル。母役はラブ・ディアス監督のヴェネチア国際映画祭金獅子賞受賞作品『立ち去った女』の主演チャロ・サントス。
ストーリー
台風ハイエンが街を襲った影響で、宗教狂信者、自暴自棄者、犯罪者、逃げ惑う動物たちが街に野放しになった。ミゲルは無気力な青年であったが、恋人アンドレアと母ノーマという2人の女性を探し出すために廃墟を歩き回る。二人を見つけるとミゲルは、この街は危険だから去ろうと説得をする。嵐の到来という新たな噂が浮上し、脱出のための時間が徐々になくなっていく中、彼は愛する二人を説得するために留まるか、自分ひとりで町を出るかの決断を迫られる。
(原題:Kun Maupay Man It Panahon | 英題:WHETHER THE WEATHER IS FINE、2021年、フィリピン、上映時間:104分)
キャスト&スタッフ
監督・脚本:カルロ・フランシスコ・マナタッド
出演:ダニエル・パディリア、ランス・リフォル、チャロ・サントス
ギャラリー
予告編
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公開表記
配給:Foggy
9月14日(土)よりシアター・イメージフォーラムにて公開
(オフィシャル素材提供)