イベント・舞台挨拶

『100秒の拳王 -ケンカバトルロワイアル-』完成披露舞台挨拶

© 2024 映画「100秒の拳王 -ケンカバトルロワイアル-」製作委員会

 登壇者:関 哲汰、バン仲村、舞杞維沙耶、安藤裕也、林雄介、羽柴まゆみ、ELVA(有田 空、高月滉太、廣田昇平、水江琉斗、斗夢)、千村利光監督

 映画『100秒の拳王 -ケンカバトルロワイアル-』(9月6日公開)の完成披露舞台挨拶が8月8日(木)、東京・シネマート新宿で行われ、主演の関 哲汰(ONE N’ONLY)、共演のバン仲村、舞杞維沙耶、安藤裕也、林 雄介、羽柴まゆみ、ELVA (有田 空、高月滉太、廣田昇平、水江琉斗、斗夢)、メガホンをとった千村利光監督が登壇した。

 本作は、YouTubeを中心に前代未聞のブームを起こしている「ケンカバトルロワイアル」の全面協力のもと世界的な人気を誇るダンス&ボーカル・グループ『ONE N’ONLY』のボーカルとして活躍し、また今回単独映画初主演となる関 哲汰をはじめ、各界のバラエティ豊かな豪華キャストを迎えた新時代のアクション・ムービー。己の存在をかけた戦い、血沸き・肉躍る100秒間の決戦を描く。

 本作を制作したきっかけを聞かれた千村監督は「バン仲村と千村が出会ったことで生まれた映画で、いろんな人に見てもらうためにいろいろ考えて、昭和育ちのおっさんたちが若者に対するメッセージをぶち込みたいなと思って作り、完成して今日ここに立っています」と本作に込めた思いを語った。そして、千村監督から「関が思った以上に緊張していて面白いですね」と声をかけられた関は「メンバーがいるときははっちゃけてうるさいんですけど、いざ1人になってみるとドキドキがやばいです……。(心臓が)飛び出ちゃいそうです」と吐露して笑いを誘い、BISON牛山役を演じるバンは、そんな関を優しく見守っていた。

 改めて、主人公の鷲田隆役を演じる関は、本作で映画単独初主演を果たしたが、オファーが来た際の心境を尋ねられると「『ケンカバトルロワイアル』が好きで見ていたので、バン仲村さんと共演できることがめちゃくちゃ嬉しくて、早速メンバーと親に自慢して羨ましがられました。(オファーは)率直に嬉しかったですね」と声を弾ませた。

 また、アクション・シーンの連続である本作の撮影に参加した感想や、大変だったことを尋ねられると、関は「鷲田は普段の自分とまったく違うキャラクターだったので、役作りは大変だったんですけど、監督が親身に相談に乗ってくださったので、監督と話していく中で不安要素も少しずつ解消していった感じがありました。最初はすごく不安がありましたね」と回顧し、関から目線を送られた千村監督が「クランクインの何週間も前からジムに行って蹴り方ひとつから覚えて大変だったよね」と労うと、関は「初めてだったのでバンテージの巻き方からすべてを1から学びましたね」と努力を明かした。

 同じ質問に、バンは「千村さんが言った通りきっかけがあって、たまたまSTREET LABOさんが映画を進めるというところで、僕も役者をやりたいという話をしてうまく食い込んでいきました。行動が結果を生み出していく作業をしたんですけど、皆さんもこの映画を観るときに、できれば自分の人生と照らし合わせて観ていただきたいですね」と呼びかけ、「湘南乃風の歌(主題歌『風乃時代』)で『いくつになっても前へ』という詞があるんですけど、皆さん本当に前に進めているのか、進んでいる気分になっているだけじゃないか、そういうところも含めて、若くして夢を持たない方が多い中で、この映画は歳も関係なく、ヒーヒー言いながら、しょんべんから血がにじむ思いをしながら努力した先には、たった100秒でも人生を変えられるんだよということを証明できる作品になっていると思います」と熱くコメント。バトルのシーンについては「舞杞と俺はケンカばっかりしていますので、自然に、息をするようにやらせていただきました(笑)」と茶目っ気たっぷりに笑った。

 そして、「試合のリングに立つより緊張します」と打ち明けて共演者を笑わせた聖直也役を演じる舞杞は「今回、関くんの演技がすごくて、普段いい子なのに演技になったら入り込んでいたので(自分も役に入り込んで)リアルに蹴っ飛ばしちゃいました。そんなところも見てもらえたらと思います」と裏話を披露し、「この映画は、人生を変えるために何かに挑戦することって大事だなと感じさせられる映画になっています」とアピールした。

 成田ヒロ役を演じる安藤は「初めての挑戦だったんですけど、これだけの方々と一緒にできたので、ついていくので精一杯でしたね。楽しかったです」と笑顔を見せ、ミツヤ役を演じる林は「僕はプライベートでケンカをしないので、殴り方とか分からなかったんですけど、横でぶつぶつ言っていたら舞杞さんが『1回本気で殴っていいよ』って言ってくださって、1回本気で殴ったら舞杞さんは全然効いてなかったんですけど(笑)、そのおかげでアクション・シーンもうまいことできたかなと思います」と舞杞に感謝した。

 女帝役を演じる羽柴は「私はもともと総合格闘技をやっていたので、本当は戦う側に出たかったんですけど、今回は男性の方が戦う映画なので、女性版が出ないかなと思っております」と千村監督にアピールしつつ、「今回は上から目線というか、ちょっと怖い役で自分には合わないなと思ったんですけど、(千村監督が)教えてくださって、役ができたと思います」と自信を覗かせた。

 さらに、ライブ・シーンでELVAとして出演しているELVAは、出演した感想を求められると、斗夢は「僕たちは別撮りだったので、今日はじめましての方も多いんですけど、そのときのライブ・パフォーマンスは血を吐くほど全力で踊らせていただきました」と胸を張り、「なんと3分も出させていただいて、舞台挨拶にも出させていただいているので、本当にありがたいですね」と喜びを口にした。

 そして、映画のキャッチ・コピーにちなみ、“人生を変える”ならどういう人生を生きたいか質問されると、関は「猫になりたいです」と答えて会場をざわつかせ、「猫ってまったりしていて落ち着きもあって、ソファーの片隅とかでスンと座っている感じじゃないですか。僕は普段、落ち着きがなくていろんなところを歩き回っちゃうので、落ち着きがある猫ちゃんになりたいです」と理由を説明した。

 続けて、バンは「僕はいいおじさんなのでかっこつけて言いたいんですけど、失うものがない人が1番強い。俺の“バン仲村”というのは、いつ垢バンされてもいいという覚悟でこの業界をやっていますという意味でつけているんですけど、いつでも去ってやるよという気持ちでやってるやつが1番人生を変えると思っています」と力強く語り、舞杞は「自分は特に欲もないので自由気ままに好きなことばっかりやって生きていければいいかなと思っています」と語った。

 安藤は「生まれ変わったら関くんみたいなイケメンになりたいです。隣で見て、顔もちっちゃくてびっくりしちゃった」と目を輝かせ、林は「僕は舞杞さんみたいなでかい男になりたいです」とアクション・シーンを共にして友情が芽生えた様子。羽柴は「私は男っぽく生きてきてしまったので、次に生まれ変わったら女性として魅力的な人になりたいと思います」と答え、千村監督から「魅力的な人ですよ」と声をかけられると、「そう言ってくださる方はなかなかいないので、ありがとうございます(笑)」と照れ笑いを浮かべた。

 ELVAの高月は「今回(出演シーンが)3分ということなんですけど、5分出られるように頑張りたいと思います」と言葉に力を込め、「生まれ変わった目標がそれ(笑)?」と突っ込みを入れた千村監督は「生まれ変わる前にバンさんとスパーリングをして死んでみたいなと思いますね。やるだけやって死んでみたい」と願望を明かした。

 最後に、締めのコメントを求められた関は「撮影から1年くらい経っているんですけど、公開が待ち遠しくてずっと楽しみにしていて、やっと皆さんにお届けできる日が来たんだなと今、実感しています」と感慨深げに語り、「みんなで魂を削りながら作った作品で思い入れもありますし、一人ひとりのキャストが主人公って言っていいほど分かりやすく描かれているので、そういった部分にも注目していただけたら嬉しいです」と笑顔で語った。

公開表記

 配給:S・D・P
 2024年9月6日(金) シネマート新宿ほか全国公開

(オフィシャル素材提供)

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