ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社は、ディズニー公式動画配信サービス「Disney+(ディズニープラス)」の「スター」にて、スター オリジナルシリーズ『七夕の国』を2024年7月4日(木)より独占配信中。
壮絶な結末を迎えた『七夕の国』!
豪華キャスト陣が映像化困難といわれた壮大な作品をメイキングと共に振り返る、特別映像解禁!
ついに8月8日(木)に最終話が配信され、完結を迎えた本作。この度、『七夕の国』の完結を記念し、キャスト&監督陣がメイキングと共に『七夕の国』を振り返りその思いを語る特別映像が解禁となった。
原作が連載されたのは1996年から99年。監督やプロデューサーはリアルタイムでその衝撃に触れたというが、主演の細田をはじめ、藤野涼子や上杉柊平といった若手俳優陣は、連載が終了してから作品に触れた。「あまり時代感を感じなかったというか、現代風にアレンジするとなっても違和感はないと思った」と細田が話すように、時代を超えても普遍的な魅力を放つ漫画『七夕の国』。藤野は作品を読み終わるとその衝撃に脱力をしてしまったという。また、学校の図書室で原作と出会ったという上杉は、当時の作品への印象と、大人になってから読み返したときの印象が大きく違ったようで、作品のもつ複数の魅力に触れたそうだ。
一方、連載当初から原作のファンであった監督とプロデューサーの実写化への思いは相当に強かった。「脚本自体も原作からそのまま本に起こしたよう」と細田が感じたように、丁寧に作りあげられた脚本は、配信が開始されると、原作ファンからの評価を多く集めた。特に瀧が意識したのが、≪原作のトーン≫。「ダークなトーンとナン丸のキャラクターのライト感。マイナーな空気感をなくさないように心掛けた」という。
連載当初からのファンである監督とプロデューサーが、丁寧に作り上げていったストーリーの上で活躍するのは個性的なキャラクターたち。その強い個性を実写として表現するうえで、役者陣はキャラクターのもつ要素を多面的に捉えていったという。
主人公であるナン丸は“役に立たない超能力”を持つ平凡な大学生。楽観的で他人に流されやすい性格は、細田の性格とはすこし離れていたというが、共演シーンの多かった藤野が話すように「人を包み込むような優しさや、人の立場になり行動を起こしてくれる人という要素は似ている」という。他人へのやさしさという部分の繋がりが、愛される主人公という作品において非常に重要なポイントを押さえることに成功した。
その藤野が演じる東丸幸子は、丸神の里に住み、悪夢に苦しむという役どころ。里に囚われた女性の苦悩の中に隠れる柔和な性格を、撮影現場で監督と引き出していった。さらに、幸子の兄・東丸高志を演じた上杉柊平は、虚勢を張る奥で常に持つ弱さを意識して撮影に挑んだという。
そして、本作の登場人物を語るうえで外すことが出来ないのが、山田孝之演じる頼之である。●の力で日本中を恐怖に包む謎の男である頼之は、特殊メイクを施すことで山田の素顔が一切見えない風貌での芝居となった。顔の表情を演技に用いることが難しい中では演じきる山田の姿は、主演の細田をはじめ共演したキャスト陣にも大きな感銘を与えたという。監督は「全員が飲まれた瞬間がある。すごい奇跡を見た。化学反応が巻き起こっていく2~3週間だった」と当時のことを振り返るが、本編に登場する山田演じる頼之を見ると、その言葉が全く大袈裟ではないことに気づくだろう。個性的なキャラクターをキャスト陣が十二分に理解し解釈することで、説得力が増し、より魅力的なものになっていった。
刺激的なストーリーと、魅力的なキャラクターが揃った中で行われた撮影は、VFXの技術を最大限に活かした壮大なものだったという。三上は「『スター・ウォーズ』を見ていて大変だろうなと思っていたことが、自分に降りかかってきた」と語る。グリーンバックを使用しての撮影、触れたもの全てがエグられる●(謎の球体)が登場するシーンは、目に見えないものを撮り、その前で役者は演技をするという、難しさを孕んでいる。その中で監督と役者陣が言葉や模型などを通じてそのイメージを共有していく。本映像ではその一部が映されているが、例えば山田と上杉が監督と共に、●の大きさや進む速度などを詳細に話し合っていくようすは、役者陣とスタッフに生まれた厚い信頼関係が、作品の完成度を高めていくことを感じさせる。
それぞれが丁寧に作りあげていくことで完成した『七夕の国』は、配信開始とともに大きな話題を集めていった。物語が進むにつれて明かされる謎の数々と、すべての事件の首謀者である頼之の目的。そしてナン丸と頼之、同じ能力をもつ二人が選ぶ全く異なる選択が見る者の心を引き込んで離さないが、このナン丸と頼之を描くにあたり、監督は「二人の真ん中にいるのが日本人。ナン丸と頼之は日本人の両端にいるイメージ」で撮影したと明かした。このが、現実離れした作品ながら、感情移入させ、共感すら生むことができたのである。
原作を愛した監督とプロデューサー、そして役者陣による徹底したキャラクターの解釈、それらを具現化するための丁寧で壮大な撮影、そして見るものを共感させるキャラクター設定。随所に散りばめられたこだわりの数々が、『七夕の国』が大きな注目を集め、話題を呼ぶ由縁である。ついに最終話までが配信された本作。最終話まで鑑賞した方はこの映像を見て、まだ本作に触れていない方はぜひこの週末にイッキ見をして、『七夕の国』の沼にハマっていただきたい。
『七夕の国』
ディズニープラス「スター」で独占配信中
「寄生獣」岩明 均の怪作を、『ガンニバル』のディズニープラスが実写化。
ある日、ビルや人が、謎の“球体”にまるくエグられた――。
この怪事件の真相を追い、役に立たない“超能力”をもつ平凡な大学生ナン丸は閉鎖的なある町を訪れるが、そこで自分がこの町に先祖をもつ “球体を操る能力者”だと知る。町に隠された3つの謎〈季節はずれの七夕祭り 町民だけが見る悪夢 丸神一族の掟〉は何を意味するのか?
さらに、巨大な球体を操る男が、ナン丸の運命を大きく狂わせ、すべての謎は一つの衝撃的な答えに導かれていく……。
この夏、日常をエグる、不気味な超常ミステリーが始まる。
原作:岩明 均「七夕の国」(小学館刊)
監督:瀧 悠輔、佐野隆英、川井隼人
脚本:三好晶子、安里麻里、瀧 悠輔
脚本協力:大江崇允
出演:細田佳央太、藤野涼子、上杉柊平、木竜麻生、鳴海 唯、濱田龍臣、西畑澪花、深水元基、石田法嗣、金田 哲、篠原 篤、谷川昭一朗、足立智充、大西武志、政修二郎、奥貫 薫、忍成修吾、朝比奈彩、金山一彦、中村育二、朝加真由美、伊武雅刀、三上博史、山田孝之
プロデューサー:山本晃久、若林雄介/中野 剛、髙橋直也
◆ ディズニープラスについて
Disney+(ディズニープラス)は、ディズニーがグローバルで展開する定額制公式動画配信サービスです。ディズニー、ピクサー、マーベル、スター・ウォーズ、ナショナルジオグラフィックの名作・話題作に加え、スターブランドとして大人が楽しめるドラマや映画も充実しています。ここでしか見られないオリジナル作品も続々登場します。となります。
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