イントロダクション
今年2月にシネマ太陽帯広から北海道先行上映され北海道全土に拡大公開された映画『おしゃべりな写真館』。
公開初日から連日満席が続き、3週間平日でも満席動員を記録し1万人の動員につなげた。
『おしゃべりな写真館』は、2022年から7月から2023年の5月の約1年にわたり四季折々の十勝・鹿追の風景の中で撮影された。物語は山村留学をテーマに目を患った主人公が偶然出会う少女との交流がきっかけで生きる希望を見出していく。藤 嘉行監督が鹿追に移住して新聞配達を手伝いロケハンを重ね奇跡のような瞬間を映画の中に納めることができた。また映画の顔である『三國寫眞館』はTOKYOVICEの美術監督でも知られる太田喜久男が手がけ地元の方々と協力してオープンセットを建てた。
ストーリー
北海道の十勝平野の北部、鹿追町に100年近い歴史のある写真館が建っている。三代目・三國勘太郎(橋爪 功)が亡くなり住む人のいない写真館に、2年前に亡くなった娘・敬子(賀来千香子)の夫、フォトグラファーの松原雄二(中原丈雄)がやってくる。緑内障となり失意の雄二の元へ、「写真館を譲る」と勘太郎の遺書が届いたからだった。写真館を処分するつもりでやって来たのだが、鹿追町の大自然に触れ、離れづらくなっていく。
冬のある日、雪の中で動けなくなっている少女・吉本麻衣(14)を助ける。麻衣は、京都から山村留学でこの地へ来ていた中学生だった。心に傷を持つ麻衣と目が見えなくなる失意の雄二。雄二は、麻衣の里親となり写真館での二人暮らしが始まる。そこへ、幽霊の勘太郎と敬子が現れる。驚く麻衣。麻衣には、幽霊と話せる能力があったのだ。
勘太郎は、死ぬまでに町の人々の写真集を作るという計画を持っていた。カメラを持たなくなった雄二を、麻衣に協力させ写真を撮らせようとする勘太郎。敬子は、愛する夫を残し先立ったことを雄二に謝りたいが、どうすることもできない。
果たして、雄二は、目が見えなくなる中、カメラを持つことができるのか? 麻衣の心の傷は、癒えるのか? 勘太郎の写真集は完成し、成仏できるのか? 敬子は、雄二を励まし愛していると伝えられるのか? 大自然の四季を通して、4人(2人は幽霊)の思いが描かれる心温まるドラマ。
(2024年、日本、上映時間:120分)
キャスト&スタッフ
出演:中原丈雄
山木雪羽那
小宮孝泰、中川和恵、なすび、橋爪渓
水町レイコ、上地 慶、勝部演之、谷川清美
賀来千香子
橋爪 功
監督・脚本:藤 嘉行
原案:福島三郎
脚本:森ゆかり
音楽:遠藤浩二
美術:太田喜久男
プロデューサー:須永裕之、篠尾幸孝
撮影:瀬川 龍
後援:鹿追町・鹿追町議会・鹿追町教育委員会・ 鹿追町商工会・JA鹿追町・帯広市・帯広教育委員会・北海道・北海道教育委員会・北海道新聞帯広支社・十勝毎日新聞社
製作・制作プロダクション:和ら美
ギャラリー
予告編
ショート・ドキュメンタリー「おしゃべりな写真館 〜完成までの道のりを支えた人々〜」
オフィシャル・サイト(外部サイト)
公式X: @syashinkan_film
公式Instagram:https://www.instagram.com/syashinkan_film/(外部サイト)
公開表記
配給:シネメディア
10月11日から新宿ピカデリー他にて全国公開決定!
(オフィシャル素材提供)