今年2月にシネマ太陽帯広から北海道先行上映され北海道全土に拡大公開された映画『おしゃべりな写真館』。
公開初日から連日満席が続き、3週間平日でも満席動員を記録し1万人の動員につなげた。
『おしゃべりな写真館』は、2022年から7月から2023年の5月の約1年にわたり四季折々の十勝・鹿追の風景の中で撮影された。物語は山村留学をテーマに目を患った主人公が偶然出会う少女との交流がきっかけで生きる希望を見出していく。藤 嘉行監督が鹿追に移住して新聞配達を手伝いロケハンを重ね奇跡のような瞬間を映画の中に納めることができた。また映画の顔である『三國寫眞館』はTOKYOVICEの美術監督でも知られる太田喜久男が手がけ地元の方々と協力してオープンセットを建てた。8月23日より、北海道国際映画祭が道内7会場で開催され、『おしゃべりな写真館』が招待作品として、全7会場でオープニング上映またはクロージング上映される。上映後はすべての会場で監督の舞台挨拶があり、10月20日大樹町でのクロージング上映には主演の中原丈雄も駆けつける。
劇場公開スケジュール
10月11日(金)~
新宿ピカデリー他
ミッドランドスクエアシネマ/なんばパークスシネマ/MOVIX京都/ kino cinéma神戸国際 他順次公開
北海道国際映画祭公開スケジュール
北海道国際映画祭での招待上映(全7市町村)
主催:北海道国際映画祭実行委員会 ※ https://hokkaido-movie.com(外部サイト)
8/23(金)~8/25(日):江差町
25日 クロージング上映(※監督の舞台挨拶)
8/30(金)~9/1(日):森町
30日 オープニング上映(※監督の舞台挨拶)
9/6(金)~9/8(日):倶知安町
6日 オープニング上映(※監督の舞台挨拶)
9/21(土)~9/23(月・祝):名寄市
21日 オープニング上映(※監督の舞台挨拶)
9/27(金)~9/29(日):別海町
29日 クロージング上映(※監督の舞台挨拶)
10/12(土)~10/14(月・祝):紋別市
14日 クロージング上映 (※監督の舞台挨拶)
10/18(金)~10/20(日):大樹町
20日 クロージング上映(※中原丈雄・監督の舞台挨拶)
コメント
藤 嘉行監督
十勝平野を舞台に映画を撮ると決めてから4年、2月23日から全国に先駆けての帯広上映も終え、全道6市での上映が始まります。映画を観た方から「心が温かくなった」「涙が出て困ったよ」「自分と重なるところがあって、感無量です」と声をかけていただきました。帯広の感動を全道へ、全道から全国へと広げていきたいです。
中原丈雄
帯広での公開が大変好評で満員御礼の札が立つ……と言う嬉しい報告を藤監督から頂きました。とても嬉しく思っています。
私の思う映画は、公開された初日が小学校に初めて登校する子どものように思えます。私等スタッフ、キャストは家から送り出す両親の心境です。但し映画の場合、育てるのは私等両親ではなく映画館に来ていただく観客の皆さまです。子ども《映画》は多くの観客さんの眼で育ちます。それが多い程大きく育つのです。
北海道各地での公開が帯広同様に満員御礼の札の立つことを心から願っています。そうなれば全道に広がり、東京を始めとする全国津々浦々の皆様の眼に触れより大きく大きく育っていくことでしょう。
鹿追町瓜幕自然体験留学制度推進連絡協議会(留連協)会長:高橋俊樹
「山村留学」。馴染みがない言葉かもしれませんが全国でおよそ60ヵ所の地域が海や山の自然の恵みを活かして他地域(主に都会)からの子どもたちを受け入れ、子どもたちは親元を離れその地域の学校に通うことで自立心や優しさを身につけていきます。
言葉も人の心を動かしますが大自然に繋がった場所での体験は人に感動を与え、人の一生を通して「帰って行ける拠り所」になります。この映画の優しさに触れ、映画の登場人物たちと家族になれたような気分を味わいにどうぞ映画館に足を運んでください。そしていつか鹿追にいらしてください。お待ちしています。
来場者
「日常見ている景色が、こんなにも素敵で美しかったのか」40才女性
「北海道で生まれ育って73年になる私にとっても未知の世界」70代男性
「近くに住んでいながら山村留学があることを知りませんでした」30代女性
「親と離れて暮らす少女の成長に涙が出ました」50代女性
「ご当地映画って、やたら特異な自然とか風景が強調されている印象が強いが、この映画は等身大の鹿追という感じがした」70代男性
「大きな事件は起きないけど、静かに進む生活の中にいつの間にか引きこまれました」40代女性
「こんなに泣いた映画はほかにないです。ありがとうございました」60代女性
公開表記
配給:シネメディア
10月11日から新宿ピカデリー他にて全国公開決定!
(オフィシャル素材提供)