登壇者:飯塚 唯(ギャル霊媒師)
『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』から『女神の継承』まで、今やホラー映画の一大ジャンルとしての地位を確立し、ホラー・ファンを魅了するPOVホラー。そんなPOVホラーの本年度最恐の1作! 炎上系配信者が“いわくつきの館”で体験する恐怖の一夜を描いた映画『デッドストリーム』がSDP配給にて2024年8月16日(金)より新宿シネマカリテ他全国で順次公開中。
公開初週となった今週は平日でも満員の劇場も続出するなど大ヒットを記録しており、2週目からは上映回も増える劇場もあるなど快進撃中!
また、 SNSでも絶賛の声多数でFilmarksによる8月5日~8月11日公開初日満足度ランキングでは並いる大作を抑え2位に輝くなど話題沸騰!
そして8月23日(金)開催の公開記念トークイベントが新宿シネマカリテにて実施された。
SXSW映画祭で観客の心を鷲掴みにし、観客賞を受賞! その後も各地の映画祭を席巻、米映画レビューサイトでも支持率91%を記録するなど、国内上陸前からホラー・ファンの熱視線を集めていた映画『デッドストリーム』の上映後に開催されたイベントでは、数多くの有名人を霊視し、その正確さから本物すぎる!と話題のギャル霊媒師・飯塚 唯が登壇。劇中で主人公ショーンが心霊スポットで行った霊を怒らせる数々のNG行為を指摘し、メイキング映像に映り込んだ衝撃の恐怖映像の霊視を行い、映像に子どもの霊や男性の霊など数多くの霊がいると霊視すると劇場からは悲鳴が! そのほかにも劇中で主人公ショーンが生配信をする心霊スポットに関連させ、危険な心霊スポットの見分け方や、実際に霊に遭遇したときの対処法など、ホラー好きにはたまらないイベントとなった。
飯塚:ギャル霊媒師の飯塚 唯です。よろしくお願いいたします!
MC:飯塚様、ありがとうございます。飯塚様は曾祖母、祖母と代々受け継いでいる霊媒家系に生まれ、高校時代に体験した強烈な霊体験を通して霊的能力が覚醒。高校卒業後は渋谷109でSHOP店員として働く傍ら、周囲の人々の霊視や鑑定を行っていたところ、当たると大評判に。先代が他界したことを機に、三代目の継承者となられました。
その後、本格的に霊能力を活かすことを決め、現在は渋谷占いの館のほか、個人でも対面鑑定やお祓い・ご祈祷などを行っておられます。その実力と人気により、予約は即満了となるほど大活躍されています。
本日はよろしくお願いいたします!
それでは早速お話を伺っていきたいと思います。最近はどんな祈祷・霊視をされましたか? 簡単にエピソードを教えていただければと思います。
飯塚:最近一番メインで行っているのが、出張お祓いとして飛行機や新幹線に乗って全国を飛び回っているんですけど、実際の曰くつきの建物、例えば戸建てなどもそうですが、不動産屋さんから直にマンションの案件などを依頼されています。(『デッドストリーム』について)自分が(普段お祓いで)出張に来ている時と同じ感覚で観させていただいていたのですが、観ていてこれは大丈夫なのかなって一瞬思った場面もあったり……(笑)。
(『デッドストリーム』の撮影地と同じような)場所に行くことがほとんどですね。
MC:今作品を観ていただいた際に、実際に御祈祷やお祓いをされている時と同じ感覚になったということですね。
それでは本作をご覧いただいた率直な感想をお聞かせください。
飯塚:相対的に面白く終わるようになっているなと思ったんですが、面白く終わらせないといけないような撮影だったり場所だったのかなというふうに解釈しました。
MC:なるほど……やはり撮影地である本当の心霊スポットというところが作用しているということなんでしょうか。
本作は心霊スポットで生配信中に起こる心霊現象を描いております。飯塚様は数多くの人や場所を霊視されてこられたと思いますが、デッドストリームで実際に登場した館のように、本当に恐ろしかった家やお部屋などの霊視やお祓いをされたご経験があれば、エピソードをお聞かせください。
飯塚:不動産屋さんからの案件の時は、遺品整理を含めたお祓いをするので遺品整理や遺品処理をするんですけれども、血の跡などがちょっと生々しく残っているんですよね。(家主が)葬っているつもりなのかその血が残っている周りに数珠を並べているんです。その状態で依頼されたので、「この一式お祓いでよろしいですか」と確認を取るんですね。その時に、「何のことでしょうか」ととぼけられたり、無かったことのようにされる時があって。呼ばれたにも関わらず、この案件には触れずに終わらせてほしいというような眼差しで訴えられた時は、すごく”ヒトコワ”というかいろんな怖さが詰まった思いはありましたね。
MC:本当に何かが起きたんじゃないかというようなところで、それを誤魔化そうとしている様子が感じられたと。
飯塚:そうですね。
MC:ちょっと本当に怖いですね……。人が怖いという怖さも混じったお話しでしたね。
ちなみに、本作の中で主人公のショーンが、いかにも破ってはいけないようなお札のような板を割ってしまったり、ヴィジャボード(こっくりさん)を心霊スポットの中でやってしまったりなど、呪いの館で数々の挑発行為を行なっていましたが、ああいう行為はやっぱり絶対にやってはいけないことでしょうか?
飯塚:絶対にやっちゃいけないですね。実際に海外の方の案件だと、インフルエンサーの方やYouTuberの方が企画としてやらざるを得なくてやってしまうことが多数あるんですね。その後に、これ放送できないよねっていうような心霊現象とかに見舞われて、その状況をどうにかするためにお祓いしてほしいと依頼されることがあります。よくあることといえばよくあることなので、(心霊スポットで挑発行為をすると)すぐに何か皆さんに起こっているなっていうふうに体感しています。
MC:業界ではあるあるなんですね。
飯塚:あるあるですね。
MC:では、ショーンが最後ああいうことになってしまったのは、なるべくしてなってしまった結末だったということですね。皆さんもショーンのように、安易に心霊スポットを訪れて挑発行為などをされないように気をつけてください。
MC:この映画は本国でも有名な心霊スポットで撮影された作品となっております。ここで、ロケ地となった実在の館で現地の製作スタッフが遭遇した心霊現象を語る特別映像を今からこちらのスクリーンで皆様にご覧いただきます。
今日この会場のみ限定の映像となっておりますので、皆様5分間ほどお楽しみください。
飯塚様には、この曰くつきの館で撮影された映像を霊視いただき、「何かよからぬもの」が映っていないかご覧いただきたいと思います。
飯塚:分かりました!よろしくお願いします。
~~特別映像上映~~
MC:恐ろしい映像でしたね。飯塚様、いかがでしたか……?
飯塚:字幕の説明を見る前からずっと20代後半の女性が家の中をぐるぐる歩いているのを切り替わる場面ごとに必ずちゃんと映っていたのを見ていたので、そもそも動いている霊がこの家にはいるんだなと思っていたら、(映像で)女の人の霊の影が鏡の前にって言ってましたけど、あそこには滞在していないです。家の中をずっと歩いて、誰がこの家にいるのか人数とどんな人がいるのかっていうのを監視している霊ですね。(映像の中に出てくる)黒い小さい霊は男の子です。
MC:男の子なんですね!
飯塚:はい。オーメンの666って書いていた数字のところがあったじゃないですか、あそこの扉を開けたすぐ右下、部屋の中でずっと見てたので。何人もいるんだなっていうのが分かりました。あと亡くなられたちょっと小太りな男性だと思うんですけど、黄色い椅子にずっと座っていました。悲しそうな顔で。
MC:ちなみに「監視する霊」というワードが出てきたと思うのですが、「監視する霊」というのはよくいるものなのでしょうか?
飯塚:私はそういう現場の依頼がある仕事なので、よく行くことは多いですけど、その割には見る数は少ないです。遭遇することはまれかなと思うんですけど、大体悪霊というか強力な霊のことが多いので、茶化すとまずいですね。
MC:ちなみに映像の中ではいろいろな霊が映っていたということですが、それぞれの霊は関係性はあるのでしょうか?
飯塚:いえ、全然関係性はなくて、本当に心霊スポット特有の関係ない霊が集まってくるくらい、そのお家自体が霊の住処になっている状態です。恐ろしいのが亡くなられたお家の男性が主ではなくて、監視している女性が主になっていますね。
MC:なるほど……。では現地で知られている有名な話より、何か恐ろしい女性の霊に関することがこの家で起こったのかもしれませんね。
飯塚:そうですね……。ちょっと事件性のあるものかもしれないです。
MC:ちなみに屋敷の中の霊の話がありましたが、室内にいる呪縛霊と外にいる霊の違いはありますか?
飯塚:そうですね、呪縛霊はその土地で思いを残している霊が多いんですけど、浮遊霊というのはたくさん霊がいるところのセンサーに気づいて、「仲間がたくさんいる。じゃあ居心地がいいのかな? 覗いてみよう」で来た霊が多いので、割合で言えば私が見た中では呪縛霊が7割、浮遊霊は3割でした。
MC:ちなみに事故物件などいわくつきの場所は私たちの身近にありますが、霊が見えない人がその場所に霊がいるかどうか判別する方法はありますか?
飯塚:いろんな方法があるんですけど、これは安全な方法だなというのだけお伝えしようと思います。まずお家の扉を開ける前にその扉の前に立って、一度目をつぶって深呼吸をしてほしいんですね。深呼吸をした状態で、扉を開けて入った一歩目から目をあけてください。目をあけた状態からゾクゾクしたり、怖いという感覚があればいます。大体います。もう一つ方法がありまして、気のせいかな?はっきりと分かりませんでしたと言う場合は、脱衣所とお風呂に行っていただきたいんですね。大体どこの物件も戸建てもマンションも湿気の匂いがすると思うんですけど、湿気の匂いを嗅いだ後に違う匂いがしてきたり、湿気の匂いに混ざって生臭いなあとか、生ごみっぽいとか、動物っぽい匂いがする時は9割います。
MC:やっぱり水場に集まるんでしょうか……。映像にも扉が勝手に閉まるポルターガイストが映っていましたが、なぜ水場に霊は集まること多いんでしょうか?
飯塚:やっぱり霊は水に流れて動くと言われているので、配管に関わるお仕事だったり、内装でお家が建っているので、水との関係性が強い場所だと思うんですね。なので心霊スポットになるのには霊にとっては最適な場所で、強力な霊が集まりやすい場所ではあるのかなと思います。
MC:もし霊や怪奇現象に遭遇してしまった際に、危険な目に遭わないように何か対処方法などはありますか?
飯塚:誰でも瞬時にできることなのでぜひやっていただきたいなと思うんですけど、何か怖いものを感じたら、何だったんだと答え合わせに走ると思うんですね。今の何だったんだろう、誰がいたのかな?って答え合わせに走るということは、波長を合わせにいくということなので、余計に相手が自分に気づいてくれたと(霊が)近づいてくることに繋がっちゃうんですね。なので、一瞬で違うことに気をそらしていただきたいので、頭だけ気をそらすことは難しいと思うんですよ。なので携帯を取り出してカレンダーを見るとか、時間を見るとか、アプリを開くとか。気の流れを変えることをしていただくのが瞬時にどこにいても皆さんができることだと思います。
MC:ありがとうございます。皆さんも怖いことがあった際は気をそらしてください! ちなみに先ほどのお話にあった恐ろしいものが本編のほうにも何か映り込んでいたりはしたのでしょうか……?
飯塚:はっきりと拡大してちゃんと確認はしましたが、イベント的にいいのか悪いのか、映ってはなかったです。
MC:そうなんですね……! 本編には映ってなかったということで
飯塚:ということは逆に言うと、誰が観ても安全な映画になっているなと思います。
MC:なるほど! ちなみになぜ特別上映した映像には怪奇現象が報告されているのに、本編には映り込んでいなかったのでしょうか?
飯塚:単純に編集して映像を変えているのかなと思ったんですけど、それはなかったんですね。だから私の見解で言うと、映っているところを全部切り取ってカットしていますね。
MC:そうなんですね! 映り込んでいるところはカットしているということで、皆さん安心して2回目もご鑑賞いただけるかなと思います! ご来場の皆様に一言メッセージをお願いいたします。
飯塚:迫力というか臨場感のある映画だなと思いましたし、なおかつ臨場感があるのに、安全性がちゃんと確保されている映画というところでは、何度観ても安全に観られて楽しめる、怖いもの好きの方にも紹介できるのかなと思います。今お盆の時期なので水場には気をつけてお過ごしください。
公開表記
配給:S・D・P
2024年8月16日(金) 新宿シネマカリテ他全国順次公開
(オフィシャル素材提供)