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『金子差入店』第29回釜山国際映画祭<コンペティション部門>出品決定!場面写真解禁

© 2025「金子差入店」製作委員会

 主演:丸山隆平、共演に真木よう子、三浦綺羅、寺尾 聰を迎えた感涙のヒューマン・サスペンス『金子差入店』がこの度、韓国の釜山にて10月2日(水)~11日(金)で開催される第29回釜山国際映画祭のコンペティション部門<NEW CURRENTS(ニューカレンツ)>部門への出品が決定した。
 併せて、場面写真も解禁された。

 釜山国際映画祭は、世界中から300本ほどの作品が出品されるアジアを代表する最大規模の映画祭で、今回出品が決定したNEW CURRENTS(ニューカレンツ)部門は、釜山国際映画祭のメインコンペティション部門の一つで、アジア新鋭監督の初長編監督作または第二長編監督作が対象となり、今年は10本の映画が選出。昨年には『福田村事件』(23年/森 達也監督)が出品され、ニューカレンツ賞(最優秀作品賞)を受賞しており、日本映画の2年連続の受賞も期待される。

 知っていますか?「差入屋」という仕事があることを。刑務所や拘置所に収容された人への差入には、厳しい審査や検閲がある。差入と聞いて、私たちが頭に思い浮かべる物のほとんどは、許可されないだろう。そこで、登場するのがルールを熟知した差入屋だ。また、さまざまな事情から面会に行くことができない人たちに代わって、面会室へ出向くこともある。そんな差入店を営む家族の絆を描く映画が誕生した。

 差入店の店主を務める主人公の金子には、『泥棒役者』以来8年ぶりの主役を演じる丸山隆平。近年では、2022年にジョン・キャメロン・ミッチェル演出の伝説のブロードウェイミュージカル「ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ」や、三浦大輔(作・演出)「ハザカイキ」(24)で主演を果たし、高く評価された。人に言えない過去を抱え、息子のために生き直そうとする男を、これまでの丸山のイメージとは一線を画す迫真の演技で情感豊かに体現した。丸山は、「自分自身がこれまで歩んできた人生を見つめ直すという貴重な作品にもなりました。きっと何か大切なものを見つけてもらえるのではないかと思っています」と語っている。 金子の妻の美和子には、2013年の日本アカデミー賞で、『そして父になる』で助演女優賞、『さよなら渓谷』で主演女優賞をW受賞し、今泉力哉監督とタッグを組んだ『アンダーカレント』(23)の名演も記憶に新しい真木よう子。確かな演技力で、世の中の価値観に惑わされず自らの信念を静かに貫く美和子を芯に強さのある柔らかさで表現した。二人の息子の和真には、NHK大河ドラマ「光る君へ」に藤原道長の長男役で出演するなど、今最も注目される子役の一人、三浦綺羅。3人と一緒に暮らす金子の叔父の星田には、日本のエンターテインメント界の重鎮、寺尾 聰。2016年に主演を務めたドラマ「仰げば尊し」の現場で制作スタッフだった古川 豪の才能にふれ本作への出演を決めた。本作では要所要所で家族を支える星田を飄々とした優しさで演じている。


 監督は古川 豪。本作で長編初監督を務め、新たな才能でオリジナル脚本も自ら手掛けている。完成までに構想から11年の歳月をかけた本作について監督は、「どこか夢なのでは?と思うほどに、作品成立までの道のりがギフトをいただきっぱなしだったので、まだこんなに素晴らしいことが起こるのかと、どこか実感が湧かない側面も正直あります。改めて素晴らしい俳優陣と優秀なスタッフ陣に感謝です」コメントを寄せた。
 金子が罪を犯した人々やその家族と対峙する時、胸を締め付けるドラマがあり、不運な事件があり、未解決の謎がある。誰も観たことのない設定で、人間の可笑しさと切なさ、ダークサイドから希望に満ちた光までを追いかける感涙のヒューマン・サスペンス。

コメント

主演:丸山隆平
 この映画の登場人物たちは、家族の中の小さいけれど大事な出来事から、社会で起きた大きな事件まで、同時進行で向き合っています。それは今この瞬間も、世界中の人々が直面していることではないでしょうか。言葉や習慣の違う国で、どんなふうに受け止められるのか、とても楽しみにしています。国境を越えて、一人でも多くの方々に、この作品が届くことを願っています。

監督・脚本:古川 豪
 率直に嬉しいです。どこか夢なのでは?と思うほどに、作品成立までの道のりがギフトをいただきっぱなしだったので、まだこんなに素晴らしいことが起こるのかと、どこか実感が湧かない側面も正直あります。長編作品を世に送り出すことが初ですのでいろいろと不安だらけでしたが、ある一定数評価されたからこその結果だと思えば、喜びもひとしおです。改めて素晴らしい俳優陣と優秀なスタッフ陣に感謝です。引き続き、『金子差入店』をよろしくお願いいたします。

ストーリー

 刑務所や拘置所に収容された人への差入を代行する「差入屋」。 金子真司は一家で「差入店」を営んでいた。
 ある日、息子の幼馴染の女の子が殺害される凄惨な事件が発生。彼女の死にショックを受ける一家だったが、犯人の母親が差入をしたいと尋ねてくる。 差入屋として犯人と向き合いながらも、日に日に疑問と怒りが募る金子。
 そんな時、毎日のように拘置所を訪れる女子高生と出会う。彼女はなぜか自分の母親を殺した男との面会を求めていた。
 2つの事件の謎と向き合ううちに、金子の過去が周囲に露となり、 家族の絆を揺るがしていく――。

 (2025年、日本)

キャスト&スタッフ

 出演:丸山隆平
    真木よう子/三浦綺羅
    寺尾 聰
 監督・脚本:古川 豪

オフィシャル・サイト(外部サイト)

映画『金子差入店』公式サイト|2025年全国ロードショー
ある街で差入店を営む家族の絆を描く、感涙のヒューマンサスペンス

公開表記

 配給:ショウゲート
 2025年 全国ロードショー

(オフィシャル素材提供)

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