『佐々木、イン、マイマイン』(2020年公開)で、若者から圧倒的な支持を得て、各界の著名人からも大絶賛され、新人賞を総なめした内山拓也監督の商業長編デビュー作となる『若き見知らぬ者たち』が、10月11日(金)より、新宿ピカデリー他にて劇場公開となる。
2020年代の幕開けを予感させた『佐々木、イン、マイマイン』に刻み込まれた、将来に希望も持てない閉塞感の中で煮詰まった自意識が爆発するパッションやマインドは本作『若き見知らぬ者たち』にも受け継がれ、一人の青年が、自分の中にある“最後の砦”と向き合う生き様がこれでもかと苛烈に描かれる。そして、大切な人を失った遺された者たちも、信じるべきものを信じるために闘っている。あらゆる理不尽にまみれても、自分の正義を守り懸命に生きようとする、“名もなき者たちの魂の叫び”――。内山拓也監督が身近な見聞にインスパイアされた自身のオリジナル脚本による、今を生きるすべての人たちに送る物語だ。
また本作はフランス・韓国・香港・日本の共同制作作品でもあり、企画の段階で海外3つの国と地域での配給が決定。ポストプロダクションの最後の工程、音仕上げ(サウンド・ミックス)はフランスで行われ、内山監督も現地に出向き、文字通り日仏チームの共同作業となっている。
キャラクタービジュアル5種解禁
磯村勇斗、岸井ゆきの【恋人】、福山翔大【弟】、染谷将太【親友】、霧島れいか【母】――主要キャスト5名のキャラクタービジュアルが解禁された。
亡くなった父の借金の返済に追われながら難病を患う母の介護を担う彩人(磯村勇斗)、彩人の恋人で風間家を支える日向(岸井ゆきの)、彩人の弟で、父の手ほどきで始めた総合格闘技に人生を懸ける壮平(福山翔大)、彩人の親友で一児の父親になったばかりの大和(染谷将太)、難病を患う彩人の母の麻美(霧島れいか)の5人の姿が映し出されている。
過酷な境遇のなかで虚ろな表情を見せる彩人、彩人を想い揺れ動く心の機微を滲ます日向、兄の想いも背負ってリングに立とうとする壮平、彩人の境遇が変わろうとも傍にいて応援し続ける大和、難病を患いながらそれでも彩人のことを忘れまいと懸命に生きる麻美。
本編で語られているセリフとそれぞれが直面している苦悩や葛藤、心の叫びが今にもあふれ出しそうな表情が目を引くビジュアルに仕上がっている。
公開表記
配給:クロックワークス
10月11日(金) 新宿ピカデリーほか全国公開
(オフィシャル素材提供)