作品紹介

カルト的傑作がいま、衝撃の復活!『柔らかい殻 デジタルリマスター版』予告編解禁&悪夢の場面写真解禁

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 10/4(金)よりシネマート新宿、シネマート心斎橋ほか全国順次公開される、フィリップ・リドリー監督作品『柔らかい殻』。この度、圧巻の映像美を確認できる予告編と場面写真が解禁になった。

 1990年の公開時、ロカルノ映画祭では銀豹賞を含む5つの賞を受賞、シッチェス国際ファンタスティック映画祭で最優秀女優賞、最優秀撮影賞を受賞ほか各国の映画祭でセンセーションを巻き起こした映画『柔らかい殻』。本作は絵画、小説、舞台、児童文学とジャンルを超えて才能を発揮、その独特な幻想的世界で人々を魅了し続けているイギリスの鬼才、フィリップ・リドリーが自ら脚本と監督を手掛け、その強烈なイマジネーションを余すことなくスクリーンで解き放った初の長編監督作品だ。1992年の日本の公開時にも熱狂的なファンを生んだ、まさにヤン・シュヴァンクマイエルやデヴィッド・リンチに次ぐ二十世紀最後の鬼才が放つカルト映画である『柔らかい殻』が10/4(金)よりシネマート新宿ほか順次公開決定! ファン待望、奇跡の復活となる。

 物語の舞台は1950年代のアイダホ州。一面に小麦畑が広がる田舎町に育った8歳のセスは表面的には平和な生活を送っている普通の少年だ。しかし、ある日友達が何者かに殺されたことをきっかけに、次から次へと恐ろしいことが起こり始める。物語に加え、本作の魅力のひとつはアンドリュー・ワイエスの絵画を彷彿とさせる圧巻の映像美だ。この度、リドリー監督の指揮のもとリマスタリングされ、驚異的な鮮やかさで蘇った映像を確認できる予告編が到着した。
 予告は、鳥の鳴き真似をする黒装束の双子という奇妙な登場人物からスタート。ニック・ビキャットによる壮大な音楽にのせて映し出される黄金色の麦畑と青空のコントラスト、畑の中を走る少年、道の向こうに佇む一軒の家。児童書の挿絵のようにノスタルジックな風景ながら、どこか不穏で閉塞感もただよう。主人公の少年、セスに「私は200歳よ」と告げる未亡人、ドルフィンを演じるのはローレンス・オリヴィエ賞受賞者である名優、リンジー・ダンカン。老いているようにも若々しくも思える彼女はミステリアスそのもの。ガソリンをかぶる男や燃え広がる家、セスに「お前の頭をかち割ってやる」「罪とお言い」とただならぬ様子で詰め寄る大人たち、顔面いっぱいに血を浴びたドルフィンなど異様なシーンが次々と挿入され、最後はセスの絶叫で締めくくられる、<子ども英画>とは思えないほど異常な空気に満ちた本作の魅力を煮詰めた映像となっている。

 また、セスの兄を演じる『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズ以前、キャリア初期のヴィゴ・モーテンセンの姿も確認できる。金色の光に包まれて微笑むモーテンセンは、まさに神々しいばかりの格好よさ。あわせて、場面写真も解禁。赤ん坊のミイラと思しきものと寝転ぶセスや、骨や小瓶がならぶ不気味な部屋に座るドルフィンなど、セスの見ている風景を切り取った幻想的で美しくも禍々しいシーンを確認できる。

 「悪夢の思い出」カード二種が特典の全国共通特別鑑賞券(¥1,500)も発売開始。

 人生で最も恐ろしい、少年時代という季節。ひとりの少年の眼差しを通し、子ども時代に抱えていた疑問を、理解し難い恐ろしいことを、世界の不思議を、そして、ありとあらゆる様々な恐怖を鮮烈なビジュアルイメージとともに体験させる『柔らかい殻』。誰もが経験する恐怖そのものと、世界そのものと対峙するための異常なおとぎ話をぜひ、お楽しみに。

公開表記

 配給:コピアポア・フィルム
 10/4(金)よりシネマート新宿ほか全国順次ロードショー

(オフィシャル素材提供)

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