世界的ファッション・デザイナー、ジョン・ガリアーノのドキュメンタリー映画『ジョン・ガリアーノ 世界一愚かな天才デザイナー』がいよいよ本日より全国公開。
一足先に本作を体感した観客からは「美麗なガリアーノの世界に見惚れつつ、人間としての在り方を考えさせられる、圧倒的な映画!」「なぜ、21世紀のファッションが輝きを失っていったのか――? 現在のファッションが抱える問題を考える上で重要なヒントが詰まった映画だと思います」「彼のいつも太陽のように華やかで明るいコレクションの影には、こんなにデリケートな世界があったのかと初めて知り、涙なしには観られませんでした」などの評価が寄せられ、見惚れるような煌びやかなコレクションはもちろん、天才・ガリアーノの転落劇を通して、キャンセル・カルチャー、赦しと再生、そしてファッション業界の闇に深く切り込む本作。
そんな本作の公開を記念しシャーリーズ・セロン、ペネロペ・クルス、ミラ・ジョヴォヴィッチ、レニー・クラヴィッツ、スティーブン・タイラーなど錚々たるスターの面々がガリアーノの魅力を存分に語り尽くす本編映像が解禁!
映像では、90年代、ファッション界が最も煌びやかでお祭り騒ぎのようだった当時のガリアーノのサクセス・ストーリーが、超有名セレブリティらへのインタビューによって紡がれていく。興奮気味にガリアーノの魅力を語るスターたちが次々に映し出され、ガリアーノがいかに愛されているのか、その熱量が画面越しにも伝わる内容となっている。
シャーリーズ・セロンは「他のデザイナーとは違った。どこか変わっていて個性的だしこだわり派」と唯一無二の存在であることを話し、ペネロペ・クルスは夫である俳優ハビエル・バルデムとの結婚をガリアーノに報告した時のことを「ジョンと(ガリアーノのパートナーである)アレクシスは即座に“ドレスは任せて”と。私からお願いする暇もなかった。愛が詰まったドレスだった。時間をかけ細部まで丁寧に見事に仕立ててくれた」と振り返った。そして、レニー・クラヴィッツは「デザイナーというより芸術家」と大絶賛。スティーブン・タイラーに至っては「彼が大好きだ」とガリアーノ愛を炸裂させている。
強烈な個性と圧倒的な存在感を放ち、一世を風靡していたガリアーノだが、自身のヘイト・クライム発言によって状況は一転し転落の道を辿ってファッション業界から姿を消すことに。それから2014年、メゾン・マルタン・マルジェラのクリエイティブ・ディレクターとして電撃復帰を果たし、世間を驚かせた。このガリアーノを巡るストーリーは、一部の人々にとっては未だに物議を醸しており、その論争に巻き込まれたくないと考える人も少なからずいたようだ。その一方で彼を本当に愛し、当時起きたことは何か異常なことで彼の本当の姿ではないと考え、本作に参加した人たちが大勢いたのも事実。彼らはガリアーノへの熱い想いを持ちながら出演を快諾して非常にオープンに話をしてくれたことが映像からも見てとれるだろう。
独創的なデザインと類まれなるセンスで、ファッション界、映画界、そしてセレブリティ界とたくさんの人々に影響を与えてきたガリアーノの美しくもスキャンダラスなヒューマン・ドキュメンタリーは、見応えたっぷりの作品となっている!
公開表記
配給:キノフィルムズ
9月20日(金) 新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町ほかロードショー